野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オンライン漬けの日

今朝も四股を1000回踏み、5月1ヶ月間四股を踏み続けた。来月に入っても、四股を1000回踏むオンラインの集いは続いていく。1000回踏んだ後のアフタートークがいつも面白く発見も多いので、来月からは四股ノートを始めることに。四股1000回を1000日踏んだ頃…

量よりも質?

ZOOMで、だじゃ研(だじゃれ音楽研究会)のメンバー20名強と音を出した。ZOOMはたくさんの人でコミュニケートすることを前提にしているので、音にしても画質にしても、全て劣化してしまう。だから、音質は落ちるし、動画は見にくくなるし、音楽の一番の旨味…

ハイドンレクチャー、天安門事件

今朝も四股を1000回踏む。 5月21日に予定されていた野村のレクチャーは、6月に延期になり、本日正式に6月7日にオンラインレクチャーとして行うことが決定した。 6/7(日)14:00~16:00 オンラインハイドン大學 出演:野村 誠(講師/作曲家、楽団コミュニテ…

香港との遠隔セッション

本日も、四股1000回踏む。1ヶ月前のJACSHAでのオンライン飲み会の時に、一緒に四股を踏んでみようかと発案があって、まさか毎日1ヶ月も続くとは思っていなかった。四股の感染は一気には拡散しなかったが、それでも、十人以上の人々を巻き込み、四股熱は収…

問題行動マガジン開設、念じるピアノ演奏

ついに、《問題行動マガジン》というウェブマガジンを開設(今のところ言語は日本語のみ)。発起人は、昨年結成されたピュアなおっさん3人組「問題行動トリオ」=佐久間新(ダンサー)+砂連尾理(ダンサー)+野村誠(ミュージシャン)、そして、問題行動…

「第4回だじゃれ音楽研究大会」オンライン開催

5月31日に、「第4回だじゃれ音楽研究大会」をオンライン開催することが、情報公開になった。本番の数日前に情報が公開になるなんて、ある意味、夢のような世界だ。今までは、何ヶ月も前に公開になっていたし、何ヶ月も前から準備していた。今は、来週や再来…

The '70s Bi-weekly

城崎国際アートセンターの吉田さん、橋本さんと、JACSHA制作の里村さんとオンライン打ち合わせ。JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)で9月28日ー10月12日のアーティスト・イン・レジデンスをする。「オペラ双葉山 竹野の段」を制作することになっていて、…

変えてもいい

よく、「今こそ新しい生き方に変わるべき」とか、「ライフスタイルを変えるきっかけ」とか、そんな表現を聞くような気がするし、ぼくもそんなこと言いそうな気もするけれども、なんだか、新型コロナウイルス で突然、様々な予定がキャンセルされて、ぼくが受…

「千住の1010人 in 2020年」延期記念イベントをやりたい

本日も四股を1000回踏んで、1日の活動が始まる。 2011年に始めた野村誠「千住だじゃれ音楽祭」は10年目で、10年目を祝して5月31日に「千住の1010人 in 2020年」を開催することになっていた。2014年に、「千住の1010人」を開催した際は、あまりにも準備期間が…

遠隔しょうぎ作曲 勝手のハーモニー

体調が戻り、今日も充実の四股1000回。1000回カウントするのを連日続けているうちに、歌でカウントしたり、お経でカウントしたり、ポーランド語でカウントしたり、沖縄民謡でカウントしたり、現代詩でカウントしたり、猫の鳴き声でカウントしたり、朗読でカ…

佐久間徹さんのインタビュー(再び)

体調が回復してきた。本日は四股1000回に完全復帰。1000回を踏むことができ、庭仕事などもできて、体を動かすのが楽しい。庭で野菜を育てて、古典音楽の盆栽化を楽しむ暮らし。作曲も演劇も似ている。「盆栽シリーズ」のコンセプトは、大編成で何十分もある…

オンラインワークショップ黎明期に生きる

昨日は、くたばっていたが、やや復活して、今日は四股にも少し参加。徐々に復調の兆し。 昨年、ピアニストの中川賢一さんのお誘いで、夏休みこどもアートサーカス | 公益財団法人としま未来文化財団という催しに参加した。打楽器奏者の野尻小矢佳さん、ソプ…

「地域アートはどこにある?」 時間芸術としての美術プロジェクト

実は、一昨日あたりから体調を崩していて、無理をせずに、ゴロゴロしている。元気だと起き上がって本を読むのだが、ゴロゴロしていたいので、YouTubeで動画を見てのんびり過ごす。 この世界中から公募で集まった80人の作曲の5秒の曲をつなぎ合わせた曲は、…

ハイドンのボケ、遠隔しょうぎ作曲

2014年以前には、クラシック音楽やオーケストラには、あまり詳しくなく、活動の接点が少なかったのだが、2014年から、日本センチュリー交響楽団という大阪のプロの楽団と仕事をしていて、クラシック音楽を勉強する機会にもなっている。ハイドンの音楽には、…

ハイドン盆栽 第8番はバルトーク風味

千住だじゃれ音楽祭のホームページが更新されて、だじゃれ音楽研究会のメンバーのインタビュー、過去の音源や動画など盛り沢山になっている。こちらです。「千住だじゃれ音楽祭」というネーミングにしてしまって10年間も活動を続けているけれども、一過性の…

ホルストガーデンとハイドン盆栽

朝から四股1000回を踏む。 昨日、完成した「ホルスト盆栽」のタイトルを改め、「ホルストガーデン」 とすることに。ホルストの「シャコンヌ」と「ホルストガーデン」をピアノで練習。近々開催されるかもしれない「ハイドン大學」で発表の予定。 ホルストの「…

十和田のミーティング

作曲した「ホルスト盆栽」をピアノで弾いている。これは、近々開催される予定の「ハイドン大學」のレクチャーの中で演奏する予定。しかし、盆栽というほどの小品でもないので、タイトルは違うなぁと思い始めた。 今日も四股を1000回踏んだ。2週間以上も四股…

季刊ケンハモを読み返す

本日も朝から四股1000回。今月は、ずっと四股を踏んでいる。自分がカウントする時は、インドネシア語で1−100をカウントしている。 サトゥ、ドゥワ、ティガ、ウンパッ、リマ、ウナム、トゥジュ、ドゥラパン、スンビラン、スプルー、、、、、 インドネシア語で…

マレーシアの自転車音楽とノルウェーの氷音楽

本日も朝から四股1000回を踏む。本日は、一ノ矢さん(元力士/高砂部屋マネージャー)の四股の動画を見ながら、そのテンポに合わせて四股を踏んだ。 先週、マレーシアの作曲家チョーグワンから、コラボレーションの依頼があった。国際交流基金の企画で、チョ…

多層構造の「地域アートはどこにある?」

昨夜、坂本公成くんが2009年にパンデミックをテーマに作ったダンス作品「レミング」の動画が公開されているので見た。今、この時期に、この作品を観れてよかった。公成、ありがとう! vimeo.com 今朝も、朝から四股を1000回踏む。毎日続けたら飽きるどころか…

ちゃんと滅茶苦茶な音楽したい

ネトウヨ、ネトウヨ、と耳にするが、実は、ネトウヨの人々のことをよく知らない。正義感に溢れ、かなり緻密に文章を書き、分析し、短い文字数で効果的に拡散することが得意で、情報処理能力にかなり長けている人々なのだと想像してみた。それに比べると、ぼ…

片岡祐介 plays 野村誠「日本民謡集」

片岡祐介 plays 野村誠「日本民謡集」が オンライン配信された。 www.youtube.com 自宅からの配信ではなく、わざわざピアノのよい会場からの無観客コンサート。 野村誠「日本民謡集」(2011-2018) 1 かわさき 2 はるこま 3 昭和音頭 4 かわさき2 5 伊勢…

だじゃれ音楽研究会の遠隔セッション、平田オリザと演劇

平田オリザさんというアーティストがいる。高校時代に自転車で世界1周の旅をし、劇団経営と小劇場経営という儲からなさそうなことを何十年も続けて、色々なところで打たれても、なんだかんだで活動を続けてきている。人見知りで挨拶も声が小さかったかと思…

ポーランドのちイギリス

昨年12月ワルシャワで佐久間新さんの紹介で、音楽学者のマルサナと出会った。今日は、彼女からインタビューを受け、2時間ほど話をした。インタビューの内容は、パンデミックによって、野村の創作活動にどのような変化があったか、というテーマ。彼女は、他…

古文と漢文を読んで平安時代の相撲の儀式の音楽を妄想

相変わらず、Adrian Thomas著「Polish Music since Szymanowski」(Cambridge University Press)を読んでいる。ポーランドの作曲家たちは、戦争でナチスに国家を壊滅的にされ、戦後になって、ポーランドの文化庁から規制され、作品が禁じられる。社会主義リア…

相撲節会の音楽の資料整理

引き籠りの日々が始まって1ヶ月が経った。近くにいる人に会えない環境になったことで、不思議なことが起きている。遠くにいる人から、連絡がきて、コラボレーションが始まっているのだ。 例えば、今日は、マレーシアの作曲家チョーグワンからコラボレーショ…

片岡祐介と語る「音楽の根っこ」、相撲のリサーチ進む

例によって、オンラインで集い、四股を1000回踏んでいる。 今日は、鈴木潤さんとの「音楽の根っこ」トーク第3回(柿塚琢真さん主催)。ゲストに片岡祐介さんを招いて。(以下のYouTubeで聞けます) www.youtube.com よくよく考えると、片岡さんは音大で学ん…

「地域アートはどこにある?」

「相撲と音楽」に関する本を執筆すべく、これまでの資料などを整理中。狂言における相撲の資料を整理。以前、狂言師の松本薫さんに教わった「唐相撲」の中のオノマトペの歌 ヒルトルマンギャン アユタラステンピー ジイリペンピン ウリハヤウリヤト ボカンビ…

ヒューのFifteen Monarch Butterfliesが公開に

ヒュー・ナンキヴェルの新曲 Fifteen Monarch Butterflies の音源が公開になった。これは、ヒューの友人たちが同じ譜面を自宅のピアノで演奏したものを録音し、それを同時に重ねたもの。15人の演奏が微妙にずれて、音楽が空間的になる。お互いに別々の家に籠…

パヌフニクの子守唄、佐久間徹さんインタビュー

「Polish Music since Szymanowski」という本も読んでいて、今日は、第2時世界大戦直後の章を読んだ。1947年だけでもパヌフニクは次々に傑作を作曲しているが、「Lullaby」は本当にシンプルなのに美しく不思議ななんとも言えない気持ちになる。悲惨な戦争を…