野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2012-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

大晦日も、大掃除、お洗濯に明け暮れました(途中で、ピアノのCD音源の編集しました→来年にはピアノソロCD出せると思います)。ベニーグッドマンが演奏するクラリネットとビッグバンドのための「エボニー協奏曲」(ストラヴィンスキー作曲)、ヒュー・ナンキ…

お掃除

今年も残りわずかなので、大掃除をしております。普段は雑巾がけをしないようなところに、雑巾をかける。奥の方に仕舞い込まれていたものに目を向けたり、忘れていた物の存在に気付くチャンスでもある。そんな中で、大掃除のBGMに、今日はバニュワンギ(東ジ…

畑のち大掃除

年末、畑に行ってきました。大根をまびいて、小松菜、ホウレンソウもまびいて、ジャガイモ収穫して、パクチーも収穫。キャベツの周りに、我が家の生ゴミを分解した肥料をあげて、米のとぎ汁をあげてきました。なかなか元気に育ってくれて嬉しいです。晩ご飯…

忘年会と第6感

年末で忘年会の季節なのですが、全然、年末な感じがしません。どういうことなのでしょう。今年一年が終わっていく感覚とか、回顧する感覚ではなく、なんだか新しい時代が始まった感覚しかないのです。こんな年末は初めてです。衆議院選挙の結果を受けて、多…

中年は楽しい

昨日、宴会の帰り道、自転車のない方に自転車をお貸しして、走って帰りました。3.5㎞の深夜のマラソンは、なかなか良い運動で、テンションあがりました。これからも明るく楽しいおじさんとして、生きていこうと思います!かれこれ35年以上、音楽を創作する…

理論のち実践

昼間、ダンサーの砂連尾理さんとの会合。2012年は、正月早々に砂連尾理さんが来て、「復興ダンゴ」の作品づくりで開幕しました。「復興ダンゴ」の後も、一年間、砂連尾さんと語り続けてきました。今年の最後のミーティングで、語り合いました。来年になった…

メリークリスマス&パフォーマンス能力

適当なこと言います。きちんとした調査に基づくことではなく、ぼくの感覚としての単なる印象を述べるだけで、非常に乱暴な物言いですが、何も言わないよりも、言ってみようと思いますので、あくまで一つの意見として読んでみて下さい。ぼくは、イギリスでも…

What we all need

イギリスの友人Hugh Nankivellが、ティーンエイジャー達と作ったクリスマスリリース・シングル「What we all need」。映像がこちらにあります。これが、素晴らしい。この子達の多くと、2年前に、ホエールトーン・オペラで関わったので、懐かしい顔もいっぱ…

野菜のち裁縫

実は、本日、結婚3周年です。 関西日仏学館前で開催中のル・マルシェに夫婦で出かけました。「フランク・菜っぱ」という八百屋さんは、ガレージセールの露天のような八百屋さんで、そこには無農薬の野菜が生産者さんから直で集まるだけでなく、色々な人が立…

根楽

今年、青森で発表したインスタレーション「根楽」の写真です。

鍵ハモトリオ 今年最後のリハーサル

鍵ハモトリオのリハーサル。田口雅英さんと諸橋玲子さんの新作譜面が届いたので、この2曲を音出ししてみました。田口さんの譜面は、途中で移動したり動いたりするので、簡単な指示でできていて、指定されている譜面のリズムを若干変えたり、装飾をつけたり…

千寿万歳

太棹三味線奏者でマルチタレントなパフォーマーで知的な研究者であられる田中悠美子さんと打ち合わせしました。 2013年3月16日の「千住だじゃれ音楽祭」(@東京芸大千住キャンパス)で、二人で「千寿万歳」というお芝居仕立てのおめでたい演目をやります…

選挙の結果を見て

選挙の結果を見て、思い出したこと。2001年、ぼくは「DVがなくなる日のためのインテルメッツォ(間奏曲)」という曲を作曲しました。これは、DV(ドメスティック・バイオレンス)に取り組むカウンセラーの草柳和之さんから、作曲委嘱を受けたためです。草柳…

モグラとヤギ

長崎に来ております。長崎大学の西田治先生との関係も深い自由の森保育園を訪れました。大変素晴らしい園で、また来ることができて感激です。保育園で1日だけのワークショップをやっても、それが、先にどう繋がっていくのか分からないので、単発のワークシ…

日本の未来は明るい〜佐世保にて

佐世保まで来ております。長崎大学教育学部が佐世保に主張して行った「書育・音育・植育」というイベントにて、ワークショップとファイナルコンサートをしました。長崎大学の西田治先生のお招きによるものです。着任して6年目の西田先生は、保育園、小中学…

期日前投票に行ってきました

期日前投票に行ってきました。左京区役所の期日前投票所は、結構な賑わいでした。 我が家の隣の4歳の子どもが、将来徴兵に行かなくて良いようにと、願います。 投票用紙を前にして、一人になった時、知り合いの子ども達の顔が、浮かびました。 放射能被曝の…

鍵ハモトリオのチラシ

鍵ハモトリオのちらしが我が家に到着。デザイン奥田扇久さん。素晴らしい味わいです。朝、電話で目を覚ます。選挙について、どうしたらいいか、という相談の電話。ぼくも悩みます。話していて思ったこと。小選挙区で、下馬評が4位や5位の人、大きな組織力…

今年の千住の千秋楽

「千住だじゃれ音楽祭」の準備で、本日まで千住に滞在。 それにしても、「だじゃれ」と「音楽」と言うのは、一見、無関係なようでいて、実は密接な関係。「だじゃれ」というのは、言葉の意味ではなく、言葉の音で無関係なものを結びつけるのです。つまり、「…

松原勝也さん

「千住だじゃれ音楽祭」に出演するヴァイオリニストの松原勝也さん(東京芸大教授)とのミーティング。松原さんとお仕事するのは、今回4度目で、約7年ぶりです。 1)御喜美江アコーディオンワークスにて、野村誠作曲「How Many Spinatch Amen!」(アコー…

だじゃれと人権問題

足立区80周年記念のイベントとして開催する「千住だじゃれ音楽祭」の準備のため、本日、千住に参りました。映像の三浦正宏さん(楽ファクトリー)、美術家の宮田篤さんと、だじゃレンジャー達と駄洒落を求めて、千住の町に繰り出し、ゲリラ的なロケを敢行…

山本聖子個展 円の手ざわりはつるつるかざらざらか

京都三条にあるGallery PARCに、山本聖子の個展を観に行った。ぼくは彼女の作品を一度だけ見たことがある。国際芸術センター青森で見た作品は、不動産広告の間取り図を切り抜いて貼り合わせた巨大なカーテン。しかし、細部を見ると、パーツは、微妙に違った…

鍵ハモトリオ 曾根崎心中、nasobema2

来年2月3日に芦屋の山村サロンで行われる「鍵ハモトリオ」コンサートに向けて、鈴木潤さん、片岡祐介さんとリハーサル。(鍵ハモ=鍵盤ハーモニカ=メロディオン/ピアニカ/ピアニー/メロディカ)続々と新曲の譜面が届いております。本日、木山光さんの…

京都造形芸大で特別講義

今年度4回目の特別講義。こども芸術学科にて。本日はイギリスの音楽教育やコミュニティ・ミュージックの話をしました。しかし、イギリスの音楽教育で行われている手法について、ぼくが批判的なのです。こんな風にワークショップの導入に「手拍子まわし」の…

選挙について語り合う

振付家/ダンサーの砂連尾理さんが、衆議院選挙を前に、ちゃんと語り合いたい、と連絡があり、3時間ほど語り合いました。昨夜も、我が隣人で木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一くんとも、衆議院選挙について語り合いました。色々、語り合ったんで、こちらも高揚…

寄り道教育

野村誠作曲「DVがなくなる日のためのインテルメッツォ」(2001)が、本日マレーシア(クアラルンプール)にてRoss Careyによって演奏されたはずです。ぼくは聴きに行けませんでしたが、、、。本日も出雲滞在中。出雲大社を再度参拝。しかし、歩いていると魅力…

出雲大社にて

昨日から、出雲を訪ねております。最近、隣人からの薦めで、「ぼおるぺん古事記」というマンガを読んでおりまして、現代語訳せずに、原文の書き下し文で進むこのマンガが大変素晴らしいのですが、気がついたら、古事記の世界、出雲に来ることになってしまい…

大土地神楽の稽古(→笛るマータ)

島根県のIターン推進事業の助成を受けて、今年の7月から出雲にて活動をしているダンサー/モデルの高須賀千江子さんを訪ねて、妻と出雲を訪ねました。高須賀さんは、国の無形重要文化財に指定されている大土地神楽の修行もされておられ、稽古場を見学させて…

畑と紅葉と月

久しぶりに畑に行って土を触りました。土の感触はやはり気持ちがいいです。小松菜、ホウレンソウ、春菊などは、ちょっとずつ成長中。大根が大量に育っていたので、間引きして、おつゆに入れて食べました。美味しかった。そして、こぼれ種から育っているコリ…

魑魅魍魎とクレイジーなアーティストの話

「アートという戦場」という本に、原稿を書いたことがあります。この原稿自体、力を入れて書いたものなので、愛着があるものなので、多くの方々に読んでいただきたいものなのですが、原稿の題材となった「だいんだいん」というガムラン作品のDVDを見直して、…

お食事会

震災で避難してきたアーティストの職さがしをしようと集まった仲間達と、久しぶりに集まり、語り合いました。