野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不知火美術館から飛び出すプロジェクト

宇城市不知火美術館・図書館へ。美術館の学芸員の里村真理さんとの打ち合わせ。依頼されている内容は、美術館の外に飛び出すアウトリーチ活動であり、何らかの形で町の人と交流を持つことで、それが冬のコレクション展と何らかのリンクを持てるといいとのこ…

瀬戸内国際芸術祭2022 高見島プロジェクト

瀬戸内国際芸術祭の高見島を見に行った。昨年、びわ湖・アーティスツ・みんぐるの『ガチャ・コン音楽祭』で、プロジェクトメンバーの「ぐるぐる」の講座の1回目のワークショップのゲストでお招きしたのが藤野裕美子さんで、ぼくは聞き手を務めたが、その時…

『切腹ピストルズ』さん《つかれた貝?》とやり、一緒に《だ切しょん》した

本日は、『隅田川道中』というイベントにゲスト出演をした。2014年にぼくが『千住の1010人』を開催した時に、音まちのディレクターとして運営の統括をしてくれた清宮陵一さんは、その後、ご自身のNPOトッピングイーストを始められて、様々な企画を行っている…

Our Attitudes展/だじゃ研の貝殻セッション

熊本市現代美術館のOur Attitudes展を見に行く。アーティスト・イン・レジデンスを運営する美術家の宮本華子さんが企画に関わっていて、宮本さんの紹介で。10月30日までなので、今朝、見に行った。熊本市現代美術館の開館20周年を受けて、開館当時に10代だっ…

野村誠 x 日本センチュリー交響楽団《ミワモキホアプポグンカマネ》

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)とKIAC(城崎国際アートセンター)のzoom会議。KIACコミュニティプログラムとして、今年度の活動を踏まえて次年度にどのような活動の可能性があるかを相談。 野村誠x日本センチュリー交響楽団《ミワモキホアプポグンカ…

パープルリボン作曲賞本選会/うまれるひと うまれるふと/丸太の輪切り

パープルリボン作曲賞の譜面審査の結果が公開になり、11月25日に行われる本選会のプログラムが確定した。14作品が本選会で演奏される。 www5e.biglobe.ne.jp ベトナムの少数民族のゴング音楽《Ma Chay》は葬礼の曲で、死せる魂を供養する音楽だった。能舞台…

世界のしょうない/Martin Milner/石牟礼道子

故障していた里村さんの自動車の修理が終わり、久々に車に乗った。買い物を色々した。不知火美術館とのプロジェクトのことなど、色々話をする。 今年度の「世界のしょうない音楽」ワークショップ参加申し込み受付中。今年度は、日本センチュリー交響楽団から…

ガチャ・コン音楽祭フィナーレの後のフィナーレの後のフィナーレ

昨日の『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』の余韻で過ごす。様々な仕事の着手は明日から。 柳沢英輔さんから竹田神社の本番の音源が届き、何度も聞き返してしまう。児童合唱、ボーカル、ヴァイオリン、ベトナムのゴング、そこに雅楽が入ってくるところが、絶妙にカ…

本当に『あかねさす』だったガチャ・コン音楽祭」Vol.2

ディレクターとして関わっている『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』が快晴で、無事終演。出演者、関係者、ご来場のみなさまに、本当にありがとう(東京、愛知、熊本など、遠方からのご参加も)。以下、長文だけど、本日のぼく視点でのレポート。 1)午前中のリハ…

ガチャ・コン音楽祭通しリハーサル

いよいよ明日が、ガチャ・コン音楽祭Vol.2 ツアーライブ『あかねさす ゴング(鐘)とバカ(場歌)の ひらく音』の本番で、本日はリハーサル。 朝は、八日市駅で財団の山元部長にピックアップしてもらい、東近江の梵鐘工場だった金壽堂へ。山本啓さんとのリハ…

お面作り/三番叟/ガイドブック完成/鐘の音の結ぶ世界/NABOWAライブ

いよいよ『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』で、出発前に荷づくりをするのだが、竹田神社は能舞台で演奏するので、足袋を持って行くかと思って、足袋を手に持ったら、能面をつけたくなり、お面作ろうかなぁと思い、フライヤーでお面を作ってみたら、なんだか変身で…

あかねさす

いよいよ、びわ湖・アーティスツ・みんぐる2022『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』『あかねさす ゴング(鐘)とバカ(場歌)の ひらく音』が今週末の23日。天気予報を見る限り、10月23日の東近江は晴れそう。天気とコロナが心配だったが、なんとか天気は乗り切れそ…

《春日の50の物語》全50曲収録&『野村誠のピアノ教室』全50回収録

昨日に続いて、『春日市ふれあい文化センター presents 野村誠のピアノ教室』全50回の収録と、《春日の50の物語》の全50曲の収録。『春日市ふれあい文化センター presents 野村誠のピアノ教室』は、昨日28回まで撮ったので、残りの22回の収録。これを午前中…

なんちゃってYouTuberとして《春日の50の物語》収録/ガチャ・コン音楽祭大詰め

福岡県春日市の春日市ふれあい文化センターでの収録。こちらの会館では、3年前には「フルーツバスケット・オーケストラ」のワークショップをして、昨年は、ワークショップの様子を撮影してもらい、動画の公開もした。大人と小学生と幼児では、それぞれ違った…

パープルリボン作曲賞/春日の50の物語

ガチャ・コン音楽祭プロジェクトコーディネーターの永尾美久さんから、10月23日に配布する冊子のデータが届く。とてもいい感じでデザインされていて、読み応えもあって、これから校正など色々大変だけど、実物ができるのが楽しみ。 パープルリボン作曲賞の譜…

《春日の50の物語》/作曲年鑑

明後日には、《春日の50の物語》の50曲をレコーディングするので、練習しながら手直ししたくなるところもあり、校正も進めている。例えば、《春日神社》で左手に書いた和音は、ぼくの手だと演奏できるのだけど、手の小さい人には届かないだろう。小学生の手…

たたら節/永遠に続くperpetual bookとしての中野裕介展@不知火美術館・図書館

《あかねさす ゴング(鐘)とバカ(場歌)の ひらく音》の第1鐘で《Tatara-bushi》を歌うのは、バカがミタカッタ世界のボーカルの谷口未知さん。谷口さんから、歌詞が届く。谷口さんの世界観が見え隠れする歌詞。もっと聴きたいと直感したので、ひょっとし…

あかねさすテキスト/ピアノのためのエテュード《春日の50の物語》

『ガチャ・コン音楽祭vol.2』のツアーライブ『あかねさす ゴングとバカの ひらく音』も来週末に迫っているが、本日は当日配布の冊子のための原稿執筆をした。書きたいことが山ほどあって、なかなか絞りきれず、一日中考えて、結局、以下の3つのテーマで書い…

パトリア音楽工房#2

パトリア日田に。パトリア日田の15周年記念事業に関わっていて、日田が林業の町なので、「木」にこだわってワークショップは全て木曜日に開催することにしている。1月29日に15周年記念の公演を行うので、その準備を進めているが、気がついたら残り3ヶ月半。 …

あやしいサーカス団/JACSHA/日田祇園囃子

あやしいサーカス団のミーティング。ソプラノの鵜木絵里さん、ピアノの中川賢一さん、打楽器の野尻小矢佳さん、ハープの福島青衣子さんという4人のクラシック音楽の名手たちと野村で毎年夏にとしま未来文化財団の企画でワークショップやコンサートをしてい…

日田祇園囃子/庭仕事/作曲年鑑

来週、春日市ふれあい文化センターで収録なので、《春日の50の物語》の校正作業と練習を急ピッチで進めているが、明後日にパトリア日田に行ってワークショップなので、日田祇園囃子のCDを聴いて勉強中でもある。いろいろ曲があるけど、《八重桜》を譜面に書…

春日の50の物語

《春日の50の物語》の50曲の校正作業を続けていて、色々タイトルを変えたり、曲を少し修正したりして、もう一度、50曲全部修正の楽譜を作ってプリントアウト。全部、弾いてみる。 1 奴国の丘歴史公園 四和音のエテュード 2 須玖小学校の運動会 サンバのエ…

太宰府に行けずに春日に辿り着く/人生初の発煙筒

ホリデー。熊本にいるのに、太宰府天満宮アートプログラムの田島美加展が明日までなので、里村さんとドライブで出かける。しかし、途中でのんびりしているうちに、16時半閉館で16時までに入館しないといけないのに、会場付近で16時になってしまい、諦める。…

あいち2022のラーニング/あかねさす

朝、国際芸術祭『あいち2022』の見逃していた展示を見る。ラーニングプログラムの展示が見応えがあり、狭い展示会場に情報量が詰まっていた。それぞれのアーティストが行ったリサーチは、おそらく展示を目的にしたリサーチではなかったと思うが、それぞれの…

国際芸術祭あいち2022

国際芸術祭「あいち2022」の常滑会場を里村真理さんとめぐった。久しぶりにグレンダの作品とも再会。展示を巡っているとアーツカウンシル東京の大内くんや札幌在住のアーティスト深澤くんと偶然出会う。二人と出会ったのは2006年の取手アートプロジェクトな…

パレードとファンファーレとダンスミュージック/あいち2022有松会場

門限ズ、こりんぐの本多さんと打ち合わせ。昨日のミーティングを踏まえて、3月5日の『あっちこっちde門前ズ!?』の公演プログラムを考える。豊川稲荷の門前町のあっちこっちに出没してのパフォーマンス。音楽、ダンス、演劇が入り乱れるパフォーマンス。地元…

愛知大学で門限ズ/あっちこっちde門前ズ!?キックオフ

愛知大学にて、門限ズの授業。今年度2回目。演劇、ダンス、音楽、雰囲気の4チームに分かれて30分間のクリエーション。クリエーションの裏テーマは、3月5日に豊川稲荷門前町で開催する『あっちこっちde門前ズ!?』に向けて。 ぼくは音楽チームになった4人の…

香港ほか/春日50曲を校正中/誕生日

香港のi-dArtから連絡で、来年に香港に招いてくれることになりそう。このコロナの3年間、海外とのやりとりは全てオンラインだったが、ようやく国境を超えられる気配。ポーランドの作曲家/ドラマーのアルベルトから連絡で、11月に日本に来るとのこと。イギ…

梵鐘の録音進行中/50曲を通して弾いてみた

10月23日ガチャ・コン音楽祭Vol.2『あかねさす ゴングとバカの ひらく音』の準備が進行中。今日から、山本啓さんが滋賀県内のお寺を巡って、梵鐘の音を録音している(コーディネーターの野田智子さん、永尾美久さんが同行してくれている)。できあがる作品も…

うまれるひと うまれるふと/春日31-40

河野有砂さんとの《うまれるひと うまれるふと》の校正。野村はピアノ曲を、有砂さんは写真とテキスト。大型の楽譜本になる予定だが、A4でプリントして校正しているので、すごく小さくなっている。小さいのは小さいので味わいがあるけど、老眼が進行すると老…