野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

作文+ペドロ親方の人形芝居

京都新聞のコラム、執筆しなければ、と机に向かい、作文、作文。鳥取の帰り道に読んだモンポウの本の第1章に出てくる音楽を、色々聞きながら作文。Padre Antonio Soler(1729-1783)の音楽を、モンポウは知っていたようです。スペイン国民楽派の父Felipe Pedr…

近藤浩平ヴィオラの秋

非常に独自なスタイルで精力的に活動する関西の作曲家、近藤浩平さんが「ヴィオラの秋」というコンサートを企画。聴きに行きました。演奏は、ヴィオラが欧州での長期研鑽を経て8月に帰国して拠点を関西に移した細川泉さん、そして、ピアノが戸島美喜夫など…

25年ぶりの再会

ニューヨークから、友人のポール・ベンサムが来ていて、連絡があった。25年前、京大西部講堂、京都精華大学、DONZOKO HOUSEなどで、一緒にイベントをやったりした仲間で、ニューヨークの彼の実家にも1ヶ月近くお邪魔したこともありました。昨日、急に連絡…

新聞取材

京都に戻ってきました。新聞の読書面で「音楽の未来を作曲する」を取り上げてもらえることになり、取材を受けました。色々、楽しく語りました。音楽の未来を作曲する[本/雑誌] / 野村誠/著ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > 音楽 > ロ…

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)

昨夜の濃厚な議論の後、本日は、さいたまトリエンナーレ2016の開催予定地を見学し、展示の場所、パフォーマンスの場所などの手がかりを探る。次々にアイディアが膨らむ。その後、岩槻で映画祭をしている吉永さんから、岩槻について色々教わる。さいたま市は…

きく芸術ー相撲聞芸術の作曲家たち

京都を朝出て、埼玉へ。さいたまトリエンナーレ2016の準備に来ています。トリエンナーレのディレクターの三浦さんに埼玉に関して色々教わり、見沼の女体神社を見学したり、見沼田んぼの龍神伝説や、治水のために伊原ヤソベエが龍神と取引した言い伝えなどを…

鳥取から京都へ

鳥取滞在最終日。3月のコンサートの会場下見を色々して後、打ち合わせ後、京都へ戻る。濃い1週間でした。3月27日のコンサート、竹澤悦子さんをゲストに招きます。タイトル考えないと。京都への帰り道に、モンポウの本を少しだけ読んだので、また読書ノ…

鳥取しょうぎ作曲まつり7日目

本日は、午前中に、3月のコンサート会場候補地を下見。小旅行でちょっと秘境に観光気分。午後は、やぶくみこさんとのトークセッション。野村の活動についての話(30分)、やぶさんの活動についてのお話(30分)、そして、ホスピテールプロジェクトの赤…

鳥取しょうぎ作曲まつり6日目

鳥取で、しょうぎ作曲を続けております。本日、6日目。午前中に3月のコンサートの候補地を何ケ所か下見。午後は、ワークショップ。やぶチームは、森の曲と海の曲を作曲。野村チームは、早退する打楽器奏者二人+野村による大急ぎチームと、ギターが二人い…

鳥取しょうぎ作曲まつり5日目

鳥取で連日働いております。本日は、やぶくみこワークショップ(@横田医院)、野村誠ワークショップ(@ことめや)、同時開催。野村ワークショップは、しょうぎ作曲で、2チームに分かれて2曲できました。やぶワークショップは、パーカッションと詩の朗読…

鳥取しょうぎ作曲まつり4日目

本日は、鳥取大学の学生さん達と、しょうぎ作曲。3グループに分かれて、じっくり作曲。ぼくは、連日、どこかのグループに入って作曲に参加。参加する人は、今日が初めてですが、こちらは毎日やっているので、昨日や一昨日とは一味違う曲にしたいと思うので…

自作を解説(鳥取しょうぎ作曲まつり3日目)

鳥取の南にある智頭のサドベリー小学校へ行く。と思ったら、着いたところは新田浄瑠璃会館。今日はここに子どもたちが来るらしい。この学校は、子どもたちが自分のやりたい活動を決めて、それを行うという学校で、所謂一斉授業はない。そこで、子どもたちと…

鳥取しょうぎ作曲まつり2日目

鳥取の二日目。よく降る雨。ずっと降ってるなぁ。ことめや(レジデンス先)にて、モンポウの本に出てくる音楽を聞きながら、出発を待つ。スペインのルネッサンスの最大の作曲家とも言われパレストリーナと並び称されるTomas Luis de Victoria(1548-1611) 1…

鳥取しょうぎ作曲まつり1日目

スーパーはくとに乗って、鳥取へ。この電車は、本当によく揺れる。モンポウについての本を読んでいる。フェデリコ・モンポウなのに、タイトルは「The Music of Frederic Mompou」。イギリス人というのは、スペイン人の名前まで英語にしちゃうのか。ルネッサ…

自転車では歌う

鍼灸に行って、体の調子を整えてもらって後、畑作業。大根、白菜、レタスなど順調。自転車で走りながら、松田昌さんは鍵ハモの練習をしているそうです。ぼくは、自転車で走りながら、「相撲甚句」を歌ったり、即興で声を出したりして、発声練習をします。そ…

ふれあいの祭典 淡路ふれあいフェスティバル

淡路島に日帰りで行って、「ふれあいの祭典 淡路ふれあいフェスティバル」に「瓦の音楽」で出演しました。 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk12/fureai27.html遊園地の芝生広場に特設された野外ステージでの演奏で、開放感のある空間で、5曲演奏。 1 津井に…

アルフォンソ10世

自宅にいる時の日課は色々あって、洗濯物を干しながら、中国語会話のCDを聴いて、中国語を耳で勉強する、というのもありますが、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」とモンポウの「Musica Callada」からその日の日付(今日であれば14曲目)の曲を弾く、という…

ミャンマー

東南アジアに関する短編ドキュメンタリー映画を、京大の東南アジア研が募集しています。何か応募するものがありそうな方、是非。http://sea-sh.cseas.kyoto-u.ac.jp/vdp2015/アートスペース虹の「カレンダー展」に出展するため、午後は部屋でお絵描き。最初…

鳥取藝住祭

鳥取藝住祭での共同作曲プロジェクトについて、やぶさんと打ち合わせをする。3月27日にファイナルコンサート。11月ー2月にかけて、色々ワークショップ。コンサートでは、野村誠、やぶくみこの二人の作曲家にフォーカスする、など。方針が明確になって…

たたいたたたいたたいこをたたいた

通崎睦美さんのコンサート「今、甦る!木琴デイズ『オンガクの時間』」を京都文化博物館の別館ホールに聴きに行く。彼女が京都芸大の学生だった頃、ぼくは京大の学生で、様々な現代音楽や即興音楽を模索していて、彼女と出会って25年ほどの月日が経つのに…

げんげ げんげ げんげ

「メメットを藝大に歓迎だい!」をやってから、2年が経ちます。今日は、2年前の演奏会を懐かしく思い出し、メメットの2013年に作曲した「Senju」の録音を聴いていました。素晴らしい。あの日の記憶を思い出すべく、2年前の日記を読み返す。http://d.haten…

ながらの座・座の橋本さんから、10月31日のコンサート「居間の音楽 今の音楽2」の写真が送られてくる。10日前だが懐かしい。ロンドンに戻ったエンリコからもメールが来る。松澤佑紗さんが弾いていた「千鳥の曲」を懐かしく思い出し、淡路島 通ふ千鳥の 鳴く…

あこの!あこの!あこーの!

今日あたりから10日ほど、当初インドネシアに行く予定でしたが、インドネシア行きが2月に延期になったため、ほぼ予定なし。一週間のんびりと過ごしております。窓の外の大文字山が、霧に霞んでみたり、さっと霞が晴れて、まだらな紅葉が日に日に色鮮やかに…

宿題とあそび(勝野タカシ+野村誠)

cafe ZANPANOでの勝野タカシ+野村誠デュオ。昨年12月に、勝野+野村デュオを初めてやって、この時は完全な即興演奏で、非常に新鮮な音楽体験でした。http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20141220そこで、今年の3月に2度目のデュオライブ。これまた、新…

天台声明の夕べ

冬に着る服が、ボロボロなものばかりで、買い物に出かける。妻にいろいろ選んでもらい、幸い良い物を見つけることができる。楽器屋さんで、最近発売になったカワイのアップライト型のトイピアノを試奏させてもらう。音色が従来のグランド型のトイピアノと違…

世界の庄内音楽ワークショップ

大文字山を見ながら、午前中のデスクワーク。来年シンガポールで行う口頭発表の要旨をまとめる。「瓦の音楽」、「千住の1010人」、日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムなど。午後、庭仕事や家の片づけなどして後、日本センチュリー交響楽団の…

畑にいきました

久しぶりに畑に行きました。あれだけ雨が降らなかったのに、レタスも白菜も小松菜も大根も、無事に生きていてくれました。ナスが、まだ花をつけていたので、もうひと頑張りしてくれるのかも。今週末(7日)の勝野タカシさんとのライブに向けて、歌をつくる…

古本市

百万遍の知恩寺での古本市に出かける。「能の音楽性と実際」という音楽之友社から12,000円で売られていた本が、200円で売られている。古本市の最終日に、どうしてこの本が残っているのか、不思議でならないが、購入。[rakuten:kyoudo2014:10444125:detail…

スパゲッティの木

朝食後、エンリコは東京へ出発。彼との濃密な1週間が終わり、平穏な日常がかえってくる。買い物をしたり、掃除、洗濯をしたり。午後は、鍼灸院に出かけ、古本屋に行き、「相撲100年の歴史」という写真がいっぱいの図録が2,000円で売っていたので、思わず…

相国寺の敷瓦

エンリコ、やぶさんと、京都観光。相国寺へ。天井画の鳴き龍も凄いが、そこでの音響効果、天井からはねかえるディレイの音が凄い。よく見ると、床には一面瓦が敷き詰めてある。敷瓦の伝統は、昔からあったのか!しかも、音のために!庭園や襖絵なども楽しみ…