野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2011-01-01から1年間の記事一覧

忘れられない一年でした

忘年会にも、ほとんど誘われることもなく、インドネシアでの新プロジェクト関係の申請書なども作成したり、家の片づけなどをしながら、年末を迎えております。インドネシアでの濃密なコラボレーションの日々。大震災と原発事故。そんな中で、日本の国土、日…

横浜創造界隈に載りました

ウェブマガジン「横浜創造界隈」に、来年2月の横浜でのドキュメンタリー・オペラ「老人ホームREMIX #2 『復興ダンゴ』」の紹介記事が載りました。チラシも完成し、少しずつ宣伝を開始しております。http://www.yaf.or.jp/yccmag/vol15/news02.html 野村のピ…

マイケル・パーソンズの新曲

コーネリアス・カーデューと1960年代に、スクラッチ・オーケストラを結成したイギリス実験音楽の作曲家Michael Parsons(1938-)からメール。BBCのウェブサイトで、ハダスフィールド現代音楽祭の様子が聴ける(12月31日まで)とのこと。 http://www.bb…

ギギー君が作曲賞受賞したらしい

ジョグジャの若き(21歳だったかな)作曲家/鍵盤ハーモニカ奏者のギギー君(Gardika Gigih Pradipta)とは、インドネシア滞在中の6ヶ月間、毎週のように会い、演奏しました。ぼくの知っている作曲や鍵盤ハーモニカの知識や考え方は、惜しみなく伝えました…

ピアノのテスト録音

来年は、ピアノソロのCDを作ろうと計画しております(主に、インドネシアで書きためたピアノ作品、即興演奏など)。本日は調律師の上野泰永さんがピアノの実験のために1988年に建てた私設ホールStimmer Saalに行って、テスト録音をしてみました。マイク…

野村誠&近藤浩平&Ross Carey 「ポータブル・コンチェルト」〜持ち運びできる協奏曲の世界

長文ですが、1月21日のコンサートの詳細です。 コンサート概要 2012年1月21日(土)16時30分開場 ジーベックホール(神戸市中央区港島中町7−2−1) 野村誠&近藤浩平&Ross Carey ポータブル・コンチェルト 持ち運びできる協奏曲の世界 企画…

きせかえコンチェルト完成

「きせかえコンチェルト ヴィオラと鍵盤ハーモニカと打楽器のための二重協奏曲」の作曲が仕上がりました。1楽章だけの4分弱の曲で、思う存分作曲を楽しんだ渾身の小品です。スピード感のある曲で、鍵盤ハーモニカのパートは相当難しい(ぼくが演奏するので…

「きせかえコンチェルト」作曲中

1月21日(土)に、神戸のジーベックホールで、「ポータブル・コンチェルト 持ち運びのできる協奏曲の世界」を開催します。コンサートの第2部では、以下の5つのコンチェルトが演奏される予定です。コンチェルトと言っても、ソリスト以外は、カスタネット…

ジーベック下見

1月21日のコンサートに向けて、ジーベックホール(神戸)に打ち合わせに行きました。スタッフの方々が非常に協力的で、嬉しくなる感じでした。少ない予算で、どうやってやりくりするか、大変なのですが、ワクワクです。第1部のRoss Carey、ピアノソロは…

吹田にて、ゲスト出演

黄色のあいのてさん片岡祐介さんと、リトミック・クリスマス会にゲスト出演しました。音楽劇の一場面、ドレミの国の住人として、15分自由に任される場面。ドライアイスとともに登場。かなり変な不思議な場面で、全体のテイストとも違った色合いになったか…

山下残くん主催のLive South

本日は、山下残くん主催のLive Southを見に行きました。残くん他、いくつかのダンス作品を鑑賞。

台北ロケ

台北の即興音楽家の黄大旺と台北市内でロケ。同行するのが、パーカッションのやぶくみこ、映像の野村幸弘、そして、写真の陳藝堂。商店街や工事現場やショッピングモール、公園などを演奏しながら、練り歩く(警備員に止められたりも!)。黄さんは、様々な…

サウンドアートと民族音楽とジャズ

台北に撮影旅行に滞在中ですが、今日は、いろいろ人に会うことに。まず、サウンドアーティストのヤオ・ジョンハンのスタジオ(123 Studio)を訪ね、彼のLLSP(Laser Lamp Sound Performance)という装置と、セッション。続いて、サウンドアーティストのワン・チ…

七絃琴

故宮博物院に行きました。七絃琴の展示があり、ああ、これは、北斎が描いている楽器だと、まじまじと眺めてきました。で、夜、竹澤悦子さんの紹介でお会いした中国箏の演奏家の綾さんとエレキギターから津軽三味線に転向の呉くんから色々事情を聞きました。h…

本当の文化センター(眞的文化中心)

高雄市の文化中心(文化センター)前の広場で、秀芽さんと薫さんとのセッション。演奏は、野村誠+やぶくみこ、映像撮影は、野村幸弘。そして、昨日までお家に泊めてもらっていたライターで写真家のメイ(謝美萱)が、カシャカシャと写真をとるセッション。…

No plan is the best plan. 御書房にて

メイから、1)史跡、2)景色の良いところ、3)地元の生活、の3択を示される。そこで、地元の生活を希望。また、是非、お茶を味わいたい、とのリクエストをする。すると、メイとジュディが、素敵なお店(御書房)へ連れて行ってくれました。御書房は、生…

台湾へ

今日から、台湾へ撮影旅行。プランをせずに、即興で起こることを撮影して、映像作品をつくる旅。早朝7時に目覚まし時計を止めたまま2度寝をしてしまい、危うく飛行機を乗り過ごす危機を、なんとか免れ、7時半に起床後、奇跡的に8時の電車に飛び乗り、関…

白々しい世界を超えて〜木ノ下歌舞伎を観劇して

明日から台湾で、今日は慌ただしい。様々なメールに返信、打ち合わせに出かけ、「ポーコン ーヴァイオリンとポータブルな打楽器のための協奏曲」の譜面を完成、関係の方々に発送し、楽しみにしていたアトリエ劇研での木ノ下歌舞伎の公演を見に行きました。関…

地域創造のワークショップ

埼玉県立近代美術館にて、地域創造主催のワークショップして来ました。全国から集まられた美術館のスタッフの方々が参加してくれまして、充実した時間を過ごしました。美術館の収蔵品をもとに、ピアノのための21の小品「福岡市美術館」を作曲したこと、そ…

まさかの記録更新

先月の電気代が、約1600円。使用電力量が、84kWhでした。今月の電気代は、さすがに減らないだろうと思っていたのですが、まさかの記録更新です。なんと1474円、77kWhでした。ちなみに、前年同月使用料は273kWhだったので、7割削減。びっくり…

「ポーコン」ほぼ完成

1月21日に世界初演になる新曲「ポーコン」(ヴァイオリンとポータブル打楽器の為のポータブル・コンチェルト)が、一応、できました(アーティキュレーションや強弱などを、若干書き込みますが、一応完成。)今回の作曲は、将棋に例えれば、先手:近藤浩…

ルバブの練習の傍らで

「ヴァイオリン協奏曲」を作曲しておりますが、ミスター・インドネシアの佐久間新さんと助成金申請などの打ち合わせをしているうちに、ヴァイオリンの作曲にインドネシアが乱入してきました。そして、インドネシアで妻が練習していた弦楽器(ルバブ)のよう…

1月21日のRoss Careyのピアノソロ

1月21日の神戸XEBEC HALLでのコンサート。本来は、ヴァイオリンと打楽器の「ポータブル・コンチェルト」のコンサートとして企画していて、入場料も1000円のミニコンサートのつもりでした。ところが、マレーシア在住のニュージーランド人作曲家ロス・…

主役と脇役

1月21日の神戸XEBEC HALLでのコンサートに向けて、ヴァイオリンと小物打楽器のための「ヴァイオリン協奏曲」を書いています。この編成は、近藤浩平さんの発案ですが、これが面白いです。そもそも「協奏曲」というのが、一人の主役(ソロ)+その他大勢(…

作曲をして楽しむ

音楽を職業として、作曲を職業としているのですが、1月21日の「ポータブル・コンチェルト」コンサート(神戸Xebec Hall)に向けては、仕事としてではなく、自分が作曲することを100%楽しむ気持ちで書いております。普段から楽しんでいるつもりですが…

ヴァイオリン協奏曲

1月21日(土)の「ポータブル・コンチェルト」のチラシが我が家に届きました。事務的な用事で、電話やメールも多くて、なかなか作曲に専念できませんが、午前中に少し譜面を書く時間がとれました。ヴァイオリン協奏曲を書いているので、時間を見つけられ…

ポータブル・コンチェルトの作曲を開始

怒濤の2週間(JFC作曲賞→長崎→作曲賞の講評作文など→ピアノソロ→老人ホームREMIXのチラシの作文→東京芸大でのダジャレとプレゼン→パーカッション+鍵ハモデュオライブ→ジンタらトリオにゲスト出演)が終わり、ようやく「ポータブル・コンチェルト」の作曲に…

ジンタらお座敷トリオにゲスト出演しました

ジンタらトリオ=大熊ワタル(cl,etc), Gideon Juckes(tuba)、 こぐれみわぞう(ちんどん)に、鍵盤ハーモニカでゲスト出演しました。クレズマーや、ネパールやトルコの曲や、大熊さんのオリジナル曲などに、入りましたが、鍵ハモはクラリネットと音色も…

ソロ→デュオ→デュオ×デュオ

昨夜は、福岡より来客もありまして、深夜まで色んな話をしたり、ピアノソロのCDを作るための作戦会議などしておりました。作曲作品を残すとか、そんなことではなく、野村がピアノを空間に解き放つ音、そのものを一枚のCDにできればいいのかな、と思いました…

千住とダジャレと銭湯と東京芸大

10月1日に続いて、「音まち千住の縁」の野村誠プロジェクト第2回。東京芸大にて。前回は、ぼくのプランをプレゼン。本日は、 1)だじゃれソングを作詞/作曲するワークショップ 2)野村のプレゼン 3)公開ミーティング を開催。来た方々の言葉を紡ぎ…