野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

出石にいってきました

城崎国際アートセンターでの滞在制作5日目。本日は、7月15日に公演を行う永楽館を下見に行くため、出石(いずし)に出かけました。城崎も出石も豊岡市ですが、車で30分以上離れています。出石は城下町です。永楽館は、近畿最古の芝居小屋とうたってお…

ジャンプしてワープする 城崎4日目

城崎国際アートセンターでの滞在制作4日目。ダリオ・モレッティ(美術/演出)、やぶくみこ(音楽/演出)、野村誠(音楽/演出)、並河咲耶(演出助手/通訳)によるテアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ。テアトロ(イタリア語で演劇)、ムジーク(ドイ…

城崎は作曲にいい

城崎国際アートセンターでの滞在制作中。本日は、竹野という海の町にリサーチに出かけ、様々な海の音を体験したり、地域おこし協力隊の方が始めたゲストハウスを見学したり、国の天然記念物にもなっている玄武洞を見に行ったりしました。そして、今後の創作…

志賀直哉とストラヴィンスキー

城崎国際アートセンターにて、滞在制作中。ダリオさんたちは、朝からサイクリングで、城崎の散策に。ぼくは、午前中は、昨日届いた映像を、チェロ協奏曲の中にどう組み込むかを検討。ということで、第2楽章の「アプポ」に、少しずつ組み込まれていき、「ア…

城崎国際アートセンター

京都を出発し、特急で2時間、兵庫県の北部、志賀直哉でも有名な城崎温泉へ。城崎国際アートセンターでの滞在制作が開始します。イタリアから、ダリオ・モレッティさんと並河咲耶さん(そして娘のライちゃん)も到着。鳥取夏至祭に参加して鳥取経由のやぶく…

まっこいと打ち合わせ

山本麻紀子さん、新井優希さんと打ち合わせ。巨人プロジェクトの今後や助成金の申請について。アーティストが助成金の申請書を書くことで、作品がつまらなくならないために、どうするか、野村のアプローチを説明したりしました。個人的には、助成金の申請書…

だじゃれ音楽研究大会準備中

東京藝大千住キャンパスにて、千住だじゃれ音楽祭のミーティング。8月26日に「第2回だじゃれ音楽研究大会」を開催し、ゲストに「だじゃれ活用協会」の方々も参加していただけるらしい。野村もピアノ実演講座や、相撲と音楽に関する講座などを担当予定。…

東京音大講義、宮内新曲

京音大で講義。ミュージック・コミュニケーションという授業。神戸女学院にネットで中継されて、同時開催。前半は、即興演奏に関して。「せーの」と「1234」をやって、オーケストレーションについての話もして、ピアノでの即興演奏の実演をして、ピアノ…

砂連尾ノート

映画「幸福は日々の中に」を観に行く。鹿児島の障害者施設しょうぶ学園を舞台に、入所者たちのアートや音楽や生活が描かれるドキュメンタリー。冒頭の音楽がフレッド・フリスである以外は、常にしょうぶ学園で奏でられている音楽が、映画の背景に流れている…

夏至、即興演奏の日

今日は、ピアノの即興演奏を教える日。4月に、急に弟子入り志願者が現れて、教えている。野村のピアノ曲を弾いてもらったり、一緒に即興をしてみたり、作曲した曲の譜面を見せてもらったり、野村の作曲した曲の譜面を見せたり録音を聴いてもらったり、まぁ…

カエルとグン

本日は、鍼灸に行きました。京都は梅雨入り直後から、雨が10日近く降らず、田んぼのカエルさんたちが不満そうにしておられます。しかし、今晩、久しぶりに雨が降り、カエルが大合唱しております。カエルの大合唱をバックに、チェロ協奏曲の第3楽章「グン」…

相撲と芸能

本日は、京都造形芸術大学の公開連続講座「日本芸能史」の前期「相撲と芸能」の第10回「相撲の世界」を見学させていただき、大関の豪栄道関と、教授の田口章子さんによる講義を楽しみました。ぼく自身も、「相撲と芸術」というタイトルで、HAPSで3回の講座…

語り合う

イギリスの文化政策についてや、コミュニティアート・ムーブメントについてや、オーケストラとのコミュニティ・プログラム、多様性と創造性について、などなど、友人何人かで集い語り合いました。うーむ、こうした話し合いの場は、重要で、刺激的です。相変…

自筆をみながら

4楽章から成るチェロ協奏曲を作曲中で、8月23日に豊中で世界初演になるわけです。しかし、その前に、8月上旬の両国門天ホールで、2台ピアノのための「ナマムギ・ナマゴメ」という曲が、高橋アキさんと寺嶋陸也さんによって、演奏されるので、譜面を送…

センチュリー響の定期演奏会、アプポ完成

やぶくみこさんと打ち合わせ。6月26日より、城崎国際アートセンターで滞在制作をするので。ダリオさん、やぶさんとコラボレートで何が生まれるのか、楽しみです。7月15日と17日に本番があります。チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の第2…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)土俵祭り

本日は、一度、作曲を中断して、某大学の教授で、教養教育推進部長をしている友人と、お昼ご飯を食べて、いろいろ語り合いました。作曲について、芸術について、教育について、などなど、いろいろ語り合って、これで終わりかなと思ったら、突然、教養教育推…

音符の言い分

8月23日に初演される新作(チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」)の第2楽章を作曲中です。日本センチュリー交響楽団首席チェロ奏者の北口大輔さんのリサイタルで、北口さん+日本センチュリー交響楽団の5人の演奏家+野村により世界初演されま…

元気に前向きになりたい

チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の第2楽章「アプポ」を作曲しています。この協奏曲のコンセプトは、若者就労支援の音楽プロジェクト「The Work」のワークショップで考えられ、それをもとに、現在、野村が作曲中なのですが、このコンセプトが面…

グラーツで演奏されます

オーストリアの音大のアコーディオン科教授をしているヤンネから、今月16日(4日後だ!)に、野村誠作曲「FとI」を演奏すると連絡がきました。2001年にアコーディオン版を作曲して、16年の月日が経ちますが、このアコーディオン版だけでも、おそらく1…

アプポ作曲開始

チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の第2楽章「アプポ」の作曲に着手しました。この曲は、今週に書こうと思っております。JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の今後について、里村さんと打ち合わせして、妄想が膨らむ。8月19日に東京で行う…

But it isn’t real composition

本日は、とよなか地域創生塾の講師をしました。日本センチュリー交響楽団の首席トロンボーン奏者の近藤さん、豊中市立文化芸術センターのプロデューサーの柿塚さんとともに。http://toyonaka-souseijuku.org/JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の土俵祭り…

相撲聞序曲

6月から7月にかけて、城崎国際アートセンターにて滞在制作します。ダリオ・モレッティさん、やぶくみこさんとの恊働作品「うつくしいまち」です。予告編映像ができあがりました。上田謙太郎さんの映像です。3分の中に、昨年のイタリアや淡路島でのコラボ…

第60回全国私立保育園研究大会 京都府大会

本日は、「第60回全国私立保育園研究大会 京都府大会」の2日目の分科会が国立京都国際会館で行われた。ぼくは、午前中に2時間、午後3時間と、合計5時間に渡る「音楽あそび」の講座を担当しまして、沖縄から北海道まで、日本全国から集まった保育士さん…

會田瑞樹ヴィブラフォンー約束の場所で

本日は、色々、大至急の打ち合わせで、鶴見幸代さんと電話ラッシュの後、會田瑞樹さんのヴィブラフォンリサイタルを聴きに行きました。発売になったばかりのCD「ヴィブラフォンのあるところ」を昨日聴いて予習済み。本当にヴィブラフォンって色々な音色が出…

鹿とミワモキホ

今日も基本は家に引き蘢りで作曲なのですが、チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の第1楽章「ミワモキホ」が、今日でだいたい完成しそうな見通しで、作業中であります。作曲の悦びは、だんだん変な世界に導かれていくことで、この変な世界に誘われ…

チェロ協奏曲「ミワモキホ」全貌が見える

チェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の第1楽章「ミワモキホ」を、そろそろ書き上げたいのですが、方向性が定まらず、昨日から、少し停滞しておりました。それで、今日は一日家に籠って、いろいろ古今東西のチェロ音楽を聴いたり、ワークショップの…

へっぽこ音楽祭

昨日に続いて、アマチュアの音楽活動を見に行きました。昨日のアマチュア・オーケストラは、現代音楽に取り組んでおられて、プロと違って、お金を稼がなくて良いので、時間をたっぷりかけて練習できる、という特色がありました。本日は、クオリティとしては…

アマチュアと現代音楽

東京から、ヴィブラフォン奏者の會田瑞樹さんが京都に来られている。6月7日に、バロックザールでリサイタルをされるのですが、全曲、ご自身で委嘱された日本の現代作曲家の曲ばかりを演奏されるので、大変楽しみにしているのです。ところで、実は、明日、…

今日は引き蘢らず

昨日は引き蘢って譜面を書いていましたが、今日はお出かけの日。鍼灸に行き治療を受け、身体の血行が結構よくなり、それは大変結構なことで、ニワトリもコケコッコーと喜んでくれたのであります。午後は、静岡大学でアーツマネジメントを教えておられる井原…

ミワモキホ作曲開始

6月に入りました。相変わらず、朝の日課は、ハイドンのスコアを検討することです。7月にハイドンのレクチャーをするので、少しずつ準備をしているのです。いよいよチェロ協奏曲「ミワモキホアプポグンカマネ」の作曲に着手します。8月23日に、北口大輔…