野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ピアノ録音/浦島四股/香港と芽武の作文と写真

2月21日ー23日にかけて3日間集中的にクリエーションと撮影を行ったマイアミくんの演劇「都市の予感」。2月27日と28日にオンライン配信に向けて、今頃、映像の編集を急ピッチで進めていることだろう。その中の「詩の朗読」のシーンは、ピアノで音楽をつけたかったので、そのシーン撮影時の動画に合わせてピアノを弾いて録音する。

 

「四股1000」で安田登著「野の古典」を音読しているが、今日も「浦島太郎」の話。浦島太郎の話は、エロチックなポルノ小説だったという話。本当に面白い本で、「論語」に差し掛かったところで終わる。「不惑」についての続き、早く読みたい。

 

香港の原稿執筆を続ける。こちらがあがったところで、北海道の芽武レジデンスについてのテキスト執筆。書いているうちに、散文ではなく韻文になっていく。その後、北海道の芽武レジデンスの2000枚以上ある写真から150点を選抜し、さらにそこから30点を選抜し、その半分の15点に絞り込む。明日は、この15の写真を楽譜として解読できないかを試みてみようと思う。

 

 

 

 

3年前の香港のレポート執筆中

マイアミとの濃密な演劇の3日間だった。久しぶりに「四股1000」で四股を1000回踏み、安田登「野の古典」の浦島太郎についての話を音読し、浦島太郎と狂言「浦島」は随分違う話などなど、面白く読む。「浦島」は名古屋の野村又三郎家のみ伝わるものらしく、名古屋出身の野村としては、興味深い。

 

本日は、一日中原稿を執筆。3年前の香港レジデンスのドキュメント冊子作成のため。朝からずーっと原稿を書き続け、深夜まで書き続ける。トータルで28,000字ほど書いたから、原稿用紙70枚程度は書いたなぁ。

 

香港のi-dArtのレオから、冊子に使用するために写真をいろいろ送ってもらう。ありがたい。

 

一日中香港のことを書いていたら、香港のCCCDのDavidからオンラインワークショップの件でメッセージがくる。コロナの中、香港といろいろ続けていけるのは嬉しいなぁ。

 

 

マイアミくんの演劇クリエーション+撮影の最終日

マイアミ君との演劇クリエーション&撮影の3日目。

 

今日は「都市の予感」。都市の予感=図書館。

午前中、本を順番に回しながら、順番に一節ずつ読んでいくところから、どんどん本が増えていって、本のダンスに変容していったり、色々なことが起こった。

 

その後、マイアミによる授業(=ソロパフォーマンス)。これが想像を絶するマイアミの思いが詰まった感動的な授業で、お面をつけたマイアミが、壬生狂言人形を山ほど持って入場。途中でギターの弾き語りもあり、最後は野村のケンハモとマイアミのギター弾き語りで終わる。

 

続いて、巨大なテーブルに食事を盛り付け、食べ物の境界線をなくした食事ののち、そのテーブルを和紙に転写すると美しい絵画ができあがる。

 

hyslomの至くんが、シルクスクリーンでTシャツにプリントをしていく。アルミ缶鋳造作業や雨水のリレーが行われる。

 

詩の朗読のワークショップが始まる。急にマイアミが台本を出してくる。声の遊び。

 

その後、突然、衣装をつけて映画撮影現場のようになり、マイアミが映画監督のようになり、次々にセリフが出てくる。

 

最後の最後に、至くんのTシャツをみんなが着用して、詩の朗読のシーンの収録。

 

みなさん、本当におつかれさま。

 

オンライン配信は、2月27日と28日。

 

bapbunkha.com

 

マイアミの演劇クリエーション&撮影2日目

マイアミ君の演劇クリエーション2日目。

 

午前中、まずは、「石貨の島」の朗読。誰かが朗読し、それを全員で復唱する。これをやりながら、藁を編んでいくことに。読んでいくうちに、ラップのようになったり、どんどん変容していく。最後の方は、ぼくも瓦を演奏したりした。本の読み合わせが、既にパフォーマンスのよう。終わった頃には、数メートルに編まれた藁がいくつもできている。これを使って、壁面に「石貨の島」と文字を作ろうと、大工チームが設営。文字だけでなく鯨の絵も出現。こうしてリハーサルと創作と舞台美術が同時に進んでいく。

 

午後は、衣装をつけて、「石貨の島」の撮影。ナレーションに合わせて即興的に演じ、即興的に演奏する。一発どり。6シーンを全部撮影。

 

その後、「都市の予感」の撮影。橋下徹が府知事になって閉鎖にした大阪国際児童文学館について、加藤ちえ子さんと姪御さんが思い出を語る。世界中の児童文学を集めた貴重なコレクションを寄贈し、世界中の児童文学者が注目し、子どもも大人も集う場所が、大阪の万博公園の中にあった。

 

里村さんがポーランド語と日本語のエクスチェンジをしているポーランドからの語学留学製のミハウが遊びにくる。ポーランドでプロジェクトを行った美術ユニットhyslomとポーランド語交流。

 

夜、夕食をとりながら、hyslomのデンマークからポーランドへ石を運んだプロジェクトの報告を聞く。ぼくはポーランドで展示を見にいくつもりが体調を崩して、行けなかった。今日、聞けて嬉しいし、めちゃくちゃ面白い。

 

 

 

 

 

マイアミの演劇クリエーション「石貨の島」、「都市の予感」

2021年2月21日という2と1が並ぶ日。「四股1000」の300日目には参加できず。本日から3日間、マイアミ君(吉野正哲)の演劇のクリエーションと撮影。ダンサー/振付家の藤井泉さんは、先日、京都市交響楽団とのコラボで「牧神の午後」や「火の鳥」に振付をして、6人のダンサーが生オーケストラで踊ったそうだ。現代美術3人組のヒスロムは、一昨年はポーランドで石を運ぶプロジェクトをした。前田文化の「騒音コンサート」でご一緒した野崎将太さん率いるnomaは、大工ユニット。建築家で怪談収集家の和田さん。コーディネーターの里村真理さん。舞台装置の150キロある石貨をコンクリートで作った八田人造石と石貨をコタツにする足を作成の青島工芸さん。料理をしてくださった大阪のバーの方、そして、マイアミのご家族(麻理さん、ショウマくん)とご近所の子どもやら大人やらが加わっての創作。演劇を専門にする人が一人もいないマイアミくんの考える演劇。

 

自己紹介、マイアミの熱弁を聞き続ける、至くんのお母さんが描いた大阪府立児童文学館の絵について、衣装をつけてのパフォーマンスと撮影、石貨の掘り起こしと大掃除、本の大移動、餃子づくりによるインスタレーション、餃子パーティー、といったことなどが行われた。

 

演劇「都市の予感」オンライン公演 – 地振り

 

出かける前に、2018年の香港レポートを猛烈に執筆。

香港レポート/北海道レポート

4月、コロナで緊急事態宣言が出た時、外出できずに自宅に籠っているのならばと、2018年の香港での3ヶ月のレジデンスについてレポートをまとめようと決意した。5月くらいまで作業を続けていたが、徐々に活動が再開したり、オンラインでのイベントなども増えて、滞っていた。

 

そんな時に、文化庁の助成で活動継続支援があることを知り、こういう機会を使わないと、やりっぱなしで放置してしまうので、香港レポートをまとめることにした。今、猛烈な勢いで原稿を執筆している真っ最中。そして、当時の日記や資料などを整理しながら、再構成することで、見えてくることがいっぱいある。

 

一方、昨年11月ー12月の北海道の芽武でのレジデンスのレポートの作成もあり、こちらは里村さんと2000枚近くある写真を全部見返してピックアップする作業を進めている。写真だけでなく動画も見返す。大自然の中で意味不明なナンセンスな遊びのようなことをしていて、それが面白い。人間も遊ぶけれども、自然も遊ぶ。人間と自然が一緒になって遊ぶとはどういうことか?人間と自然がコラボレーションするとはどういうことか?そんなことを考えながら、ただただ膨大な写真を眺めている。

 

 

香港の3ヶ月/お清め/火の音楽

本日は、ほぼ1日原稿執筆で過ごす。2018年の香港の3ヶ月レジデンスについて。3年経って、こうして改めて言語化して整理して、あれは何だったのかを見直す。そして、この先、どこに進んでいけばいいのかを考える。未来のことを考えるために、過去のことを見直す。未来と過去は繋がっている。

 

朝の「四股1000」では、安田登「野の古典」を読んでいて、万葉集の時代に飛んでいたり、現代に戻ってきたり。今日は調律師の上野さんが調律に来られるので、大慌てで掃除したり。調律も掃除もお清めのようだ。

 

甲斐田さん編集の「世界だじゃれ音Line音楽祭」の短編映画をチェックし、音の要望などをリストアップする。この短編映画、なんというタイトルにしよう。動画の中でメメットが石を叩いているのを見ていたら、メメットから「元気か?」とメッセージが来た。今年もインドネシアとコラボ企画やりたいぞー、と伝える。メメットから「火の音楽」の動画が送られてくる。ぼくも昔「火の音楽会」をやった。インドネシアに行きたくなった。

 

www.youtube.com