熊本の震災から2週間が経過。今日は、里村さんと自宅の片づけに行くが、オレクシーさんも手伝いに来てくれる。普段は熊本ナンバーの車がほとんどの宇城市近郊で、新潟、横浜、別府など、色々な出身地の車が走っている。各地から助けに来てくれているのだなぁ。
災害ボランティアに来ると、かえって足手まといになって迷惑なんじゃないか、と遠慮する人もいるけど、足手まといになってもいいから、今の現状を体験しに来ることは決して悪くない。報道が伝える状況、SNSが伝える状況と、実際の空気は違う。来てみたいと分からないことがある。そして、少しでも被災地の空気感を知っていることは、次に自分達が被災した時に、絶対活かされる。熊本市内在住のオレクシーさんが、片づけを手伝いたいと申し出てくれることは、やはり嬉しいこと。
震災後、「何か力になれることないですか?」、「何か必要なものあったら送ります?」など有難いお言葉をいただいた。しかし、こちらも被災者初体験で、何を手伝ってもらえばいいのか、何が必要なのかが、すぐに判断ができない。手伝いたいという人一人ひとりの特性に応じて、必要な役割や仕事を割りふれれば、相当いい感じにできそうだなぁ。
我が家に着いたら、真っ先にオレクシーさんがピアノを弾き出した。ぼくも後でピアノをいっぱい弾いた。片づけも必要だけど、楽器も弾いてあげないとねー。
震災ゴミを近所の公園で毎日受け付けることになっている。自宅の水道は全開ではないが、どうやら復旧した模様で、蛇口を捻ると水が出る。自宅の片づけを少し進めた後、近所の美術館の片づけを手伝いに行く。自宅もあらゆる物が散在したけど、美術館のバックヤードも当然散在し、足の踏み場もなくなり、通り道もなくなるくらいの状況にはなる。ヘルメットと軍手をお借りして、お手伝い。いっぱい力仕事した。力仕事のお礼にと、スタッフの方のお家で収穫したスイカをご馳走になった。働いた後にかぶりつくスイカは格別だ。
オレクシーさんと片づけをしていると、被災地の片づけしているのに、ロシアの襲撃を受けたウクライナで片づけている錯覚に陥る。ハルキウでは毎日襲撃があり、毎日片づけがあるとのこと。
断層から少し西に離れると被害が少なく、同じ宇城市でも水道の復旧も西の方が早いと聞いていたので、松合の方に行ってみた。白壁の景観が有名な地域だ。水道の被害は少なかったのかもしれないが、歴史的な古い建築が崩れていて悲しい。
夜は、オレクシーさん、ダーリアさん、里村さんと4人でディナーした。いっぱい体を動かした自分へのご褒美として。