野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

愛知大学で講義

本日は、日帰りで豊橋へ。愛知大学で授業をしました。日本センチュリー交響楽団との試みについて、色々語ると、学生の一人が、クラシックのコンサートに行った話をしてくれた。ウイーンからのオーケストラで、学生席が2,000円。聴きに行くと、学生席も空席が…

ヨーク大学でレクチャー

午前中、久しぶりに鍼灸に行き、体調を整えてもらう。プカプカ島のポポコ相撲のことを調べる。サンゴ礁と人間―ポリネシアのフィールドノート作者: 近森正出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2012/10/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) …

相撲節会

11月11日に清水友美さんにより世界初演になるピアノ独奏版「おっぺけぺーの種を蒔け」(野村誠作曲)の曲目解説を書いて送る。作曲作品が、色々な人々により演奏されていくのは、嬉しいことです。相変わらず、相撲のことを調べております。特に1300…

練り歩くとは

久しぶりの自宅。洗濯したり、クリーニングに行ったり、布団を干したりと、この1ヶ月に全くできなかった家事をして過ごす。自宅にいると、資料や本があるので、色々調べものもしやすい。「ネッテイ相撲」から気になっていた「練る」という言葉を、相撲関連…

おっぺけぺーの種を蒔け(ピアノ版)

久々の京都の自宅。とりあえず、洗濯したり、お掃除したり、ピアノを弾いたり、徐々に家での暮らしが始まる。夕方になって、清水友美さんが11月11日に演奏するための曲の譜面を書くことを思い出し、「おっぺけぺーの種を蒔け」(2014)を、ピアノソロに編…

ツアー終了

鹿児島での滞在も終わり、香港のi-dArtの人たちを見送り、京都に戻る。久しぶりの自宅のピアノを弾く。片付けしながら、BBC Radio3の今週の作曲家を聞く。今週の作曲家は、クロアチアの作曲家、Dora Pejačevićで、全然知らないので、興味深く聞いた。

しょうぶ学園訪問2日目

鹿児島のしょうぶ学園を訪ねる二日目。しょうぶ学園のホームページによれば、 社会福祉法人太陽会しょうぶ学園では、障害を持つ人たちの感性あふれる創作姿勢に魅せられ、工芸・現代アート芸術・音楽を中心に創造的な活動を行っています。 香港のJockey Club…

しょうぶ学園訪問1日目

香港のi-dArtから12名のアーティストと12名の介護スタッフが来てのツアーに、同行しております。本日より、鹿児島のしょうぶ学園での交流。しょうぶ学園は、「幸福は日々の中に。」という映画のパンフレットに原稿執筆依頼をされて、この映画を見まして…

スンダのガムランの後、鹿児島へ

福岡にて。午前中、「明日に向かって」という福祉施設にて、スンダのガムランで活動しているガムラングループGO-ONと香港の福祉施設からやってきたi-dArtの12人のアーティストの交流に参加。アートにおける社会包摂ということで言うと、障害者と呼ばれる人…

九州大学公開講座

城崎国際アートセンターを出発し、京都に戻りたいものの、そのまま福岡を目指す。電車で6時間の旅。車内で眠ること半分。残りの半分で、「ネッテイ相撲」に関する原稿を書いてみる。書くことで、いろいろ浮き彫りになることも多い。JACSHA(日本相撲聞芸術…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所千秋楽

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎レジデンスの千秋楽15日目!本日は、コンサートを行いました。JACSHAらしい盛り沢山のプログラム。1曲目は、野村誠作曲「相撲聞序曲」で、鶴見幸代と野村誠の連弾。椅子を使わずに、腰割りの姿勢で演奏した…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所14日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎滞在も大詰め、14日目。昨夜、ほぼ書いた新曲の続きを書いて、新曲「但馬土俵開きのうた」を完成。樅山智子は、「こなた精霊」アレンジ完成。鶴見幸代は「竹野相撲甚句ファンファーレゲエ」を完成。これらの…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所13日目

城崎でのJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の滞在制作も大詰め。しかし、今朝は、のんびりと、大相撲の太鼓のリズムのおさらいをしました。明後日には、コンサートなので、ホールの会場の使い方なども考えなければいけません。客席のつくり方などを考え…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所12日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の城崎滞在の12日目。本日は、近隣の老人ホームを訪れ、双葉山に関するお話を伺いました。大正生まれで現在97歳とのこと。倒れないことから、倒れない稲の品種で、双葉山という名前の米の銘柄が出たほどとのこと。…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所11日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎でのレジデンス11日目。さいたまトリエンナーレ2016の最終日の一ノ矢さんとのトークを聞き直す。ジャン・コクトーの相撲について読んだ詩の話。バックミンスター・フラーのテンセグリティという概念と双葉山の…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所10日目

城崎でのJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の滞在制作も、10日目に。本日は、ダンサーのきたまりさんとのミーティング。「オペラ双葉山」の構想についてシェア。FMジャングルの収録で、JACSHAのインタビュー。その後、きたまりさんに、マーラーのスコ…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所9日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の城崎でのレジデンス9日目。本日は、竹野相撲甚句保存会を訪ねる。城崎から西へ車で30分弱。竹野は漁港で、ここには、北前船の影響で伝わった相撲甚句が残っているとも言われる。この甚句保存会も、メンバーが高齢化…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所、中日8日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎国際アートセンターの滞在8日目。今日が中日です。本日から、ダンサーのきたまりさん合流。城崎は、今日、明日は秋祭りでだんじりなのですが、我々は、今日はネッテイ相撲の伝承される養父市の奥米地に出かけ…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所7日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)での城崎国際アートセンターでのレジデンス7日目。ダンストークの千代さん、橋本さんと、JACSHAで、打ち合わせ。お互いの活動をシェアして、明日のワークショップに向けての相談。今日の千代さんの名言は「自分の骨格…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所6日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)城崎場所の6日目。午前中、相撲聞芸術に関する本に関する会議。目次を考える。本の全体の構成が見えてくる。午後は、さいたま市岩槻区に伝わる古式土俵入りの動きのおさらい。笹久保と釣上に伝わる二つの土俵入りの比…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)場所5日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の城崎国際アートセンターでの滞在制作5日目。資料を見返していくうちに、三田村佳子さんの論文を研究する。「相撲の宇宙」を音読し、横綱土俵入りの動きを再確認し、岩槻子ども古式土俵入りの動きをおさらいする。映…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)場所4日目

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)世話人の里村さんとのミーティング。来年度以降のこと、本のこと、オペラ双葉山のことなど語り合う。午後、ホールでピアノを移動したりして後、里村さんが十和田に帰って行く。夜は、温泉寺で、千代さん、やぶさんのパ…

夢の企画書

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の城崎レジデンス3日目。2014年に作った夢の妄想てんこ盛り企画書を読み返し、初心を思い出す濃い一日。1000万円の企画を考えても1億円の内容になってしまうが、スケールが大きいのは悪いことではない、やりたい…

ネッテイ相撲

城崎国際アートセンターにて、レジデンス中。本日は、養父市の奥米地のネッテイ相撲を見学に、水谷神社を訪ねました。全国の相撲神事を少しずつリサーチしております。ネッテイ相撲は、かつてからの憧れで、来られて本当に嬉しいです。JACSHA(日本相撲聞芸…

清滝団地の575

エンリコを連れて、早朝、スーツケースを持って、京都の自宅から、大阪の四条畷に移動。午前中は、清滝団地で、日本センチュリー交響楽団のワークショップ。団地の住民、若者たちを伴った音楽創作。東京文化会館のワークショップリーダーが二名、研修に来て…

退場人物コンサート

エンリコを連れて、十和田から、名古屋に移動。名古屋駅にて、吉野さつきさん(愛知大学教授/ワークショップ・コーディネーター)と牛島安希子さん(作曲家/名古屋芸大非常勤講師)と会って語り合って後、池下のカルチェ・ラタンでの野村幸弘展「退場人物…

十和田市現代美術館にて

誕生日から一夜明ける。エンリコが、「50歳になって何か変わった?」と質問してきたが、今日もいつもと同じ普通の一日だ。ただ、多くの方々に祝福していただき、じわーっと幸福感が残っていることは確か。十和田市現代美術館の学芸の方々とのプチ打ち合わ…

50歳になりました

誕生日が来て、50歳になりました。午前中は、八戸工業大学にて、アーティスト東方さんのウェブデザインの授業で、エンリコとワークショップ。学生たちは、ワークショップを体験した後、その体験をもとにウェブデザインをしてみる、という授業。ボディパー…

国際芸術センター青森

エンリコを連れて、十和田湖、そして奥入瀬渓流のハイキングの後、国際芸術センター青森へ。6年ぶりの訪問。6年前にここで滞在制作をしました。滞在中のダンサーの山下彩子さんとも久しぶりの再会。他、学芸員の村上さん、滞在中のアーティストたちとの交…

北斎、十和田

午前中、エンリコを連れて、すみだ北斎美術館へ行く。北斎を題材にした音楽を作曲している者としては、ずっと訪ねたかったのですが、ついに実現。北斎音楽を継続するインスピレーションをたくさんもらいました。 午後は、新幹線で北上し、青森県の十和田へ移…