野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

おれおれ詐欺

ニュージーランド人の作曲家からメールが来ました。 イギリスで盗難に遭い、帰りの飛行機もないので、次のところに、お金を振り込んでくれ。 というメールの文面でした。最初の方は、あ、イギリスにいるのか。誰か紹介して、とか思って読んでいるうちに、文…

ふしぎライブ

なかのZERO大ホールで、谷川賢作さん(ピアニスト)、池田邦太郎さん(音を楽しむストロー笛の達人)と「ふしぎライブ」やりました。楽屋が一緒になった「ロバの音楽座」の皆さんの楽屋でのリハーサルを超近距離で聞かせてもらって、幸せ。谷川さんとの即興…

昨日の日記の続き

2007年度の総括のつづき●白井剛さんとの公演など、パフォーマーとして演じる側としての側面も、多かったです。これは、どちらも、振付的なアプローチから、ピアノ、鍵ハモに取り組んだ。そういう意味では、やはり、鍵ハモ、ピアノという楽器に対して、こ…

一昨日のライブ

画像がもんてんのブログにアップされています。http://monnakaten.exblog.jp/7741679/

あいのてさんとアザリア・ママズ・アンサンブル

今日は、浜松で、あいのてさん+ママさんブラスのジョイントコンサート。第1部は、ママさんブラス 第2部は、あいのてさん 最後に、アラビアン・ストロー・ナイトとレッツゴー・レジぶくろを、吹奏楽とジョイントして、やりました。今日は、カラダ・ディス…

千駄木のアパートを引き払う

12年3ヶ月住んだ千駄木のアパートを引き払いました。 敷金を返してもらいました。2007年度もあと数日で、終わりです。今年度は、4月に「ブタとの音楽」を書きました。 5月に、ウイーンで新作初演など、エッセンでワークショップ、ベルリンでワーク…

くりくら音楽会

野村誠+林加奈デュオと、富樫春生+吉見征樹デュオ、そして、アンコールで、全員セッション。野村誠のソロをやって、その後にデュオ。 ピアノのソロは、1月に京都でソロコンサートをやって、3月3日に名古屋でもソロライブをやりました。これからも頻繁に…

ときわ健康温泉

半分、引越しました。 東京→東京という引越と、京都→東京という引越の2つをやっていまして、今日は東京→東京の引越です。 引越した近所、住宅地の中に、ひっそりと銭湯がありました。ときわ健康温泉。 なんと、ここで湧き出ている温泉だそうです。 源泉温度…

ふしぎライブの打ち合わせ

3月30日に中野で行われるKids Aliveというイベントの中の「ふしぎライブ」というコーナーを、池田邦太郎さん(環楽器音楽家)、谷川賢作さん(ピアニスト)と野村の3人でやります。その打ち合わせ。ふしぎライブということで、こんな内容になりました。…

現場演劇と現場音楽

昨夜、山口から京都に戻り、本日は、東京に。 このブログで打ち合わせを公開でやっていた現場演劇家の柏木陽さん率いる「演劇ニチニチ」の皆さんとのセッションでした。短い寸劇が何本もあるのですが、その場で即興で音楽をつけてみるのが、なかなか楽しかっ…

マルガサリの山口公演

ガムラングループ、マルガサリの「桃太郎」の山口公演が無事終了しました。 昨年の大阪での公演よりも、一回り成長した内容になれたと思います。カーテンコールで、全出演者の名前を連呼しようという案も出ました。これは、プログラムに掲載されているから、…

桃太郎ゲネプロ

山口県立大学で、ガムラン「桃太郎」のゲネプロをやりました。オーストラリア人のDavid Kotlowyには、dress rehearsalと言わないと通じませんが、なぜか日本では、ドイツ語のgeneral probeを略して、ゲネプロと言うと、どうでもいいことを説明する。そうやっ…

オーストラリアのガムラン作曲家David Kotlowy

3月23日のガムラン公演に向けて、本日、山口入り。 オーストラリアから来日中の作曲家David Kotlowyも同行。アデレードでガムラングループをやっている彼は、ガムランの作品もいくつか書いているが、廃棄されたピアノによる即興演奏もしているそうだ。オ…

桃太郎の面白いところ

23日(日曜日)の山口県立大学でのガムラン公演のリハーサル。明日から山口入りです。さて、「桃太郎」は何が面白いのでしょう?これが、あまりうまく説明できないのですが、 ●野村誠の共同作曲の手法を基に、演奏家自身が作曲に参加して作り上げた音楽。…

平石博一の空間音楽のレビュー

2月のP−ブロッと平石博一によるコンサートの長文のレビューが、以下で読めます。 「音楽史の扉が開く現場に居合わせた幸運に感謝し、平石の今後の歩みを見守り続けたい。」で結ばれる詳細なレポートです。 コンサートに来られた方も、来られなかった方も、…

「音楽ってどうやるの」発売になりました。

たびたび、このブログで紹介してきた野村誠+片岡祐介著の「音楽ってどうやるの」(あおぞら音楽社)が、発売になりました。全国の書店、楽器店などで、お求めになれます。CD付 音楽ってどうやるの ミュージシャンが作った音楽の教科書作者: 野村誠,片岡祐介…

作曲は引越で、引越は作曲

アコーディオンの大田智美ちゃんのために書く新曲を、今日から書き始めました。智美ちゃんは、10年近く住んだドイツでの留学の最後の試験で、ぼくの新曲を演奏する。逆に言うと、この曲を演奏したら、引越をするわけです。ぼくも、実は現在、引越の準備中…

いよいよ今週末に「桃太郎」です。

樅山智子さん、坂井基紀さんも、見学に来ました。 マルガサリとの本番直前の稽古。いよいよ3月23日、山口公演です。 今日は、通しをして、確認をいろいろやりました。 7年かけて作り上げてきた作品。 初めて「桃太郎」を見た樅山さんが、最後にああやっ…

昨日の仙台でのシンポジウムについて

昨日、ワークショップについて書いたのですが、すごく楽しかったのです。インクルーシブ・ダンスという年齢、国籍、障害、性別、宗教など、一切問わず、誰もが参加できるダンスを提唱している団体「みやぎダンス」の主催のワークショップだったのですが、実…

仙台でのワークショップ

仙台で、ワークショップとシンポジウムがあります。 仙台で、インクルーシブ・ダンスという概念を提唱しているみやぎダンスを中心として、企画されたワンデイ・イベントです。ちなみに、ぼくは、この「インクルーシブ・ダンス」という言葉を聞いた時に、どち…

現場演劇家の柏木陽さんとのセッションの打ち合わせ

3月24日に、現場演劇家の柏木陽さんと、カフェで演劇と音楽がセッションするライブをします。ワークショップで対話を通しながら、演劇を立ち上げるスペシャリストでもある柏木さんなので、今回は、24日の演劇とのセッションどうなるか、という対話(相…

仙台に来ました

明日のワークショップとシンポジウムのために仙台に来ました。

DVDをつくる

DVDやCDなどを作っているクリエイティヴ・コアという会社の方々と打ち合わせ。 具体的な話ではなくて、いろいろどんなことが可能か、という話をしました。 ひとまず、「音楽ってどうやるの」を作るのに、随分エネルギーを注いだので、実践書を書くのは…

「音楽ってどうやるの」いよいよ発売

野村誠+片岡祐介著音楽ってどうやるのミュージシャンが作った音楽の教科書(あおぞら音楽社)が、いよいよ完成しました。本日、見本が届きました。表紙の装丁もいい。手触りもいい感じです。うれしいです。東京や大阪などの楽器店では、早ければ、この週末…

鈴木潤のち門仲天井ホール

江古田に用事があったので、ついでに、鈴木潤宅を訪ねる。 10年近く前のPブロッの録音を聴き、懐かしい。 エリオット・シャープ、ラヴェル、ベートーヴェン、David Grubbs、クイーン、磯たか子・・・いろんな曲やってますね。 潤さんと、平石全曲の次は、…

勝手な音楽家です

今朝は早起きして、表参道の宣伝会議の会議室で、鼎談に参加しました。4月1日発売のブレーンという雑誌に掲載される巻頭10ページのものです。メンバーは、田村淳さん(タレント・アーティスト)、宮本敬文さん(写真家)と、ぼくの3人です。田村さんは、…

演劇を作曲する

晶文社のホームページの連載コラム、「音楽の未来を作曲する」の第8回。「演劇を作曲する」がアップされました。以下で読めます。http://www.shobunsha.co.jp/nom801.html

音の一生を聴く〜「桃太郎」のエンディング

3月23日に山口県立大学新講堂で上演するガムランシアター「桃太郎」のリハーサルに。マルガサリとのリハーサルは、リハーサルであると同時に、常に作品を作り変えていくプロセスでもあります。 今日は、第3部の最後のシーンの歌を、少しアレンジを変えてみ…

「音楽の未来を作曲する」第8回

「音楽ってどうやるの」が校了したので、晶文社のホームページに連載している「音楽の未来を作曲する」の第8回目をそろそろ書きたくなるんじゃないかな、と思っていましたが、ようやく今日になって、突然書きたくなりました。昨日までは、書く気が全然しな…

ガムランシアター「桃太郎」リハーサル

ガムラングループ「マルガサリ」と築き上げてきた作品「桃太郎」。 2001年にぼくは関西に移住した。 その理由は、「桃太郎」を始めるためだ。 桃太郎を作曲し始めてから7年が経とうとしている。 桃太郎は、5年かけて作曲し、次の5年でアレンジ、演出を練…