野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年

2009年も、あと数日を残すのみとなりました。ぼくにとっての2009年を回顧してみようと思います。 1月は、 主にHugh Nankivellと過ごしました。特に、あいのてさんとのグルーヴのある即興と、門限ズとの演じる即興、そして、子どもたちとの即興を分…

メリークリスマス

北斎トーク3回目

野村誠×北斎の3回目でした。茂手木潔子さんと岡田屋布施の協力で、歌舞伎で使う木琴が4台やってきた。江戸時代から歌舞伎の楽器を一手に引き受けてきた老舗の倉庫に眠っていた木琴。さらには、今回発見された曲がったバチもあり、大収穫。インドネシアのガ…

ReReRe(まことクラヴ)

非常に面白い公演でした。スパイラルで遠田誠振付のダンス作品「ReReRe」を見る。このタイトルは、ぼくの1993年の作曲作品「ReReReNoRe」というテープ音楽を想起させる(Re-cycleとか、Re-mixとかのReから、様々な音源のコラージュで作った音楽をもとにした…

BankARTスクールの講師をします

1月19日から、毎週火曜日、計8回、「ポスト・ワークショップ」というタイトルで、講師をします。 詳細は http://www.bankart1929.com/

さくら苑のピアノ

3月14日にBankART NYKで開催する「老人ホーム・リミックス#1」に向けて、横浜の老人ホーム「さくら苑」で撮影。ピアノを一人ずつに弾いてもらった。最初に、白鍵を一音ずつポツポツと上がっていったり下りてきたりして、味わい深く弾いてくれた斉藤さん…

あいのてさんワークショップ

いろいろやりましたが、駄洒落作曲「しんしゅうこくさいおんがくむら」はしん=しーーーん しゅう=「しゅーーー」という声 こく=屁をこく音を腕に口をつけてプーっと くさい=鼻をつまんで、くさい仕草 おん=スイッチをオンする仕草とスイッチ音 が=蛾が…

かえってきたあいのてさん

あいのてさんは、信州国際音楽村に滞在中。本日は、ワークショップ。来年以降のあいのてさんの方向性について語り合う。2006年度に、NHKの音楽番組「あいのて」で、色々な曲も作り、色々な音楽世界を提示しました。そして、2007年3月に番組終了と同…

信州国際音楽村で、あいのてさん

長野県上田市の信州国際音楽村にて、あいのてさんライブ。 きよしこの夜、カルグラ、スグットバージョンもやりました。ホール設計に、ヴァイオリンをつくる人が関わったらしく、ヴァイオリンと同じ木材が使われているらしいのですが、生音が本当に美しく鳴る…

野村誠×北斎 トークセッション第3回

12月23日 野村誠×北斎浅草のアサヒアートスクエアで行うトークセッション3本立ての第3回12月23日15時〜 「江戸時代のワールドミュージック〜北斎の音楽世界」 ゲスト:茂手木潔子(有明教育芸術短期大学教授)詳細は、 http://aas.arts-npo.org/…

国際交流基金に申請

国際交流基金の申請の〆切なので、来年の10月のホエールトーン・オペラのイギリス公演に向けての申請書を書いて、どうにか提出。

イタリア製の吹き吸いの鍵盤ハーモニカ試奏

松田昌さんのブログにも写真が出ていますが、イタリア製の吹いても吸っても音がする鍵ハモ。 http://blog.goo.ne.jp/masa-mp1210/e/41860f6a0c298b572ac8e60e9277da33価格が40万円なことは別にして、木のボディで非常に音色も美しいのはいいのですが、 楽…

らくがっき

1月10日〜17日に、えずこホールで、美術家の宮田篤くんと「らくがっき」というプロジェクトをします。で、その打ち合わせ。基本的に、駄洒落×落書き×楽器のプロジェクトです。本日、考えたのは、らくがっき帖をつくることさっきょく歌というのをつくる…

ベルハモまつり・リミックス@烏山小学校

ついに、烏山小学校での「ベルハモまつり・リミックス」の3回シリーズの第3回。第1回が、即興セッションを先生がビデオで撮影 その後、野村(+上田謙太郎)が映像を編集して、3曲作曲第2回が、3つの映像に合わせて、子どもたちとセッション その後、…

無農薬リンゴの話

帰国後すぐにこの本を買って、読みましたが、素晴らしい本です。無農薬で栽培が不可能と思われていたリンゴを無農薬で栽培しようとして、9年間一つも実らず、試行錯誤を続けた上に成功した人ですが、その試行錯誤の中で見つけたことが本当に素晴らしいです…

エイブルアート・オンステージ

エイブルアート・オンステージの実行委員を5年間つとめた。5年間の集大成として、フィルムアート社より本が出るのですが、ぼくも原稿を書かねばならず、今日まで〆切を延ばして待っていただきました。5年間での色々な思いがあり、原稿用紙6〜7枚という…

あいのてさん+HOP

HOP(ひょうたんオーケストラプロジェクト)と、あいのてさん。堺市の阿免寺にて。隠れキリシタンのお寺でもあるらしく、アーメン寺とは、バレバレのような気もしますが、、、、HOPとのセッションは、あいのてさんが交代で指揮者になるインプロ。観客の参加…

ポチの結婚式

以前、京都の某女子大で3年間教えていた時の教え子ポチの結婚式に出席しました。 久しぶりに当時の教え子達とも再会。ポチのリクエストで、弟さん(クラリネット)と弟さんの彼女(サックス)の伴奏でピアノを弾く。初見で弾くことになっていたが、てっきり…

帰国しました

12月13日、大阪の二つのお寺で、あいのてさんのコンサートをします。2009年 12月13日(日) てらこやコンサンート18:30開演 (開場18:00〜) 生福寺(しょうふくじ) 泉大津市池浦町3-15-15 南海本線泉大津駅 東へ徒歩15分 JR阪和線和泉府中駅 西へ徒歩1…

神さまのいる芸能

バリ島のウブドへ。2泊ほど、バリで過ごしてから帰国。この観光化された村に、そんなに期待していたわけでもなく、本来の目的ではなく、観光客向けに行っているバロンダンスなどを見たり、バリガムランの演奏を聞いても、そこには、神さまもいない何か嘘く…

スボウォさん

i-picnicのメンバーでもあるジャワの天才的な音楽家/ダンサーのヨハネス・スボウォ氏と会う。彼は、マレーシアの映画監督から映画音楽を頼まれたり、竹で作ったサウンドインスタレーションをしたり、また、学校の音楽の先生を集めたり、子どもを集めたコミ…

ガンバン(木琴)と尺八

イギリスのヨークからインドネシアのソロに留学中のジェニーとジョーを昨日から訪ねている。ジョーは尺八奏者。「野村誠×北斎」でテーマに掲げている尺八+箏+胡弓+木琴、の4重奏のヒントを得るため、ジェニーにガンバン(木琴)、ジョーに尺八を演奏して…

ジョグジャのいろいろ

福岡トリエンナーレに参加していたアンキ・プルバンドノらが運営するスペースMES 56に行ってきました。アンキとも再会。MES 56については、以下のウェブサイトを参照 http://mes56.com/ジョグジャカルタ現代音楽祭をやっているマイケル・アスモロとも会う。…

振付けコンクール

ガムランの創作舞踊の振付コンクールを見た。 ウイヤンタリさんは、このコンクールで優勝したことがあるらしい。 音楽も振付も新たに創作されているらしいが、やはり、何らかの型があるので、面白いのだが、そこから大きくは逸脱しない。ぼくがマルガサリと…

北斎の描いた木琴(ジョグジャ2日目)

インドネシア国立芸大ジョグジャカルタ校で、ガムラン伝統音楽の教授陣に、江戸時代の木琴の絵を見せたが、中溝一恵さんが指摘する横棒のある木琴(ガンバン)を見たことはないとのことだった。色々な方々に再会。夜は、クトプラというガムラン音楽つきの大…

ジョグジャへ

インドネシアのジョグジャカルタに着きました。佐久間新さんから、従軍慰安婦だったインドネシア人の方の通訳をした話を聞いた。間接的に聞く話でも、本当に強烈でした。