野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10時間10分完奏!!世界だじゃれ音Line音楽祭

ついに、「世界だじゃれ音Line音楽祭」Day1を開催。オンラインでのイベントだったので、イギリス、ポーランド、タイ、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、香港、中国など、海外からの参加者もあり、国内からも多数、参加があった。大きな事故もなく…

「世界だじゃれ音Line音楽祭」開幕前夜のてんやわんや

朝目が覚めると、明日の「世界だじゃれ音Line音楽祭」day1のオープニングアクトのアイディアが浮かぶ。明日の休憩を挟みながらの10時間10分の催しの開幕だ。早速、メールでアイディアを送る。 「四股1000」に参加する。 「JACSHAフォーラム」の冊子作成のた…

JACSHAフォーラム2020校正中

昨日の《世界をしずめる 踏歌 戸島美喜夫へ》の初演は、どうだったのだろう? 竹澤悦子さんと連絡がとれて、本当に楽器が美しく鳴っていたことを彼女の言葉を通して体感する。二十五絃も、でんでん太鼓も、とてもいい響きだった。音が空間に解き放たれる。山…

《世界をしずめる 踏歌 戸島美喜夫へ》

本日、野村の新曲《世界をしずめる 踏歌 戸島美喜夫へ》(2020)が、山本亜美さんにより世界初演された。諸事情で初演に立ち合うことができなかったが、きっと素晴らしい初演だったに違いない。本日のプログラムノートをここに転載。 『世界をしずめる 踏歌 戸…

《Chant for Sleep》仮編集映像が素晴らしすぎる!

写真家の草本利枝さんから、動画の仮編集が送られてくる。野村誠作曲《Chant for Sleep》(2020)は、225小節(日本国内で初のコロナ死者が出た2月14日から9月25日までの225日間に対応)に1539音符(その間にコロナで死亡した1539人に対応)するピアノ曲。この…

東京新聞に記事にしていただきました!

東京新聞が、今度の土曜日に開催する「世界だじゃれ音Line音楽祭」について、記事にしてくれた。ありがたい。 www.tokyo-np.co.jp この記事で触れられている自分のブログを読み返す。3月23日だから7ヶ月前。 5月31日に予定していた「千住の1010人 in 2020年…

TAMミーティング2020

本日は、ネットTAMトークイベント「TAMミーティング2020」を視聴。11月15日にぼくも登場するので、自分が何をどう話すのかを考える上での準備として。司会進行は若林朋子さん。登壇者は、小岩秀太郎さん (全日本郷土芸能協会理事/縦糸横糸合同会社代表)、…

京成電車のコラボレーション

久しぶりに東京にいる。「千住の1010人 from 2020年」が本格的に始動していて、こちらもフル稼働になってくる。 そもそも、中止になってしまった「千住の1010人 in 2020年」の構想では、様々な経路で人々が集まってきて、千住に集うというものだった。京成電…

船上の音楽

本日は、東京遠征。「千住の1010人 in 2020年」は名前を変更して、「千住の1010人 from 2020年」。本来、「千住の1010人 in 2020年」では、隅田川の水上バスを貸し切り、そこに金管奏者が多数乗って、浅草から千住まで音を奏でながら音楽が川を上っていく予…

閃きは物忘れである

昨年の暮れにヒュー・ナンキヴェルと濃密な時間を過ごしてから、10ヶ月が経つ。2019年は1月に日本で一緒にワークショップをし、3月にはイギリスで彼のコンサートに出演もし、9月には、イギリスで彼とワークショップをし、11月−12月にかけて日本でワークシ…

愛知大学の授業

本日は、豊橋まで日帰り遠征。愛知大学の授業に出かける。 6月にZOOMでリモート授業で出会い、7月に、一度、対面での授業で音を出したり体を動かしたりした。それ以来の再会。 授業が始まる。今日は、上田謙太郎先生のリクエストで、野村の考案した「しょ…

Emma Weltonとの会話

今日は一日中、在宅。コロナの影響で在宅勤務が多い。そもそも作曲家というのは、本来は在宅作業が多い引きこもり。ぼくは引きこもって譜面を書く在宅デスクワークの面と、旅に出て人々と交流するフィールドワークの両面を合わせ持つ。今年は結果的に、在宅…

斎藤完著「飲めや歌えやイスタンブール トルコの酒場で音楽修行」

3月28日に無観客コンサート(ニコニコ動画)で大田智美さんと世界初演した野村誠作曲《Beethoven 250 迷惑な反復コーキョー曲》(2020)を、チェロ+ケンハモ+ピアノに編曲して、11月23日の名古屋でのコンサートで演奏する。 ということで、今日から少しずつ…

四股踏めば ピアノ上達 秋の風

2週間、城崎のレジデンスをしていて、その間はケンハモは吹いていたけどピアノを弾いていないので、左手のリハビリを兼ねて、今週はピアノに向かう時間が多い。バッハは左手の動きが多いので、リハビリにいい。そうしたら思った以上に指が動いてびっくりし…

「世界だじゃれ音Line音楽祭」開幕まで2週間!!!

今朝は、「四股1000」のホストを務めた。四股と発声の関係などをソプラノ歌手の工藤あかねさんや地歌箏曲家の竹澤悦子さんから指摘される。 片岡祐介さんが武満徹の「ピアノディスタンス」を解説する動画をYouTubeで配信していた。片岡さんの解説はやっぱり…

「世界だじゃれ音Line音楽祭」ミーティング4連発

「千住の1010人 in 2020年」は、「千住の1010人 from 2020年」と改名し、「世界だじゃれ音Line音楽祭」を開催し、オンラインで人々が集い音楽交流をする場の創出と、そうした環境下で生まれてくる新しい音楽の創造に着手していくことになった。「千住だじゃ…

世界だじゃれ音Line音楽祭、猛烈準備中!

10月31日の「世界だじゃれ音Line音楽祭」開幕に向けて、猛烈準備中。10時10分から20時20分までの10時間10分のマラソンイベント。2020年に、千住の1010人を開催しようと計画していたところから、コロナでオンラインフェスに変更になり、「千住の1010人 in 202…

世界だじゃれ音Line音楽祭

久しぶりの京都ライフ。洗濯機を3回まわし、スーツケースも片付け、日常の生活が戻ってくる。 四股も1000回踏み、10月12日の当日パンフに掲載されたJACSHAのインタビューを音読する。3人の作曲家、それぞれへのインタビューがJACSHA世話人の里村さんの編集…

《Chant for Sleep》レコーディング完了

昨日までのJACSHAの城崎レジデンスが終わり、まだ放心状態なのに、今日はレコーディング。朝、四股1000に参加して、少しずつ日常が帰ってくる。 先月作曲したピアノ曲《Chant for Sleep》を調律師でピアノを熱愛する上野泰永さんのホール、スティマーザール…

JACSHA城崎レジデンス 千秋楽

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)レジデンスの15日目。これにて千秋楽。 事務作業や掃除や荷造りなどをして、観光大使に任命されて、壁にサインをして、今日はお別れせにゃならぬ。思えば涙がパラーリ、パラリと、…

JACSHA城崎レジデンス 十四日目 『オペラ双葉山』のはじまり

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)レジデンスの14日目。ついに、竹野子ども体験村での「オペラ双葉山 竹野の段」成果発表コンサート。 『オペラ双葉山』という言葉が登場し始めたのが、2016年のさいたまトリエンナ…

JACSHA城崎レジデンス 十三日目 土俵際の最終リハーサル

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)での滞在制作13日目。いよいよ明日が、「オペラ双葉山 竹野の段」成果発表コンサート@竹野子ども体験村。 朝から、明日のコンサートの構成を確定させる作業だが、里村による鶴見…

JACSHA城崎レジデンス 十二日目 スタジオでの作業と町の作業

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)での滞在制作12日目。 朝8時より四股1000。四股に合わせながら「竹野町史」を読むと、呪文など面白い記述が色々あり、「オペラ双葉山 竹野の段」への大きなヒントがいっぱいある…

JACSHA城崎レジデンス 十一日目 四股とマーラーと相撲甚句

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)でのレジデンス11日目。 疲れもたまっているので、朝は自分のペースでゆっくり寝る。そして、相撲聞芸術講座の時間として、コントラバス奏者の四戸さんとの交流の時間になる。竹野…

JACSHA城崎レジデンス 十日目 譜面持ち

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)でのレジデンス10日目。 四股を踏んでいると、KIACに車が到着して、コントラバス奏者の四戸さんが笑顔で手を振って登場。四股1000にも参加していて、大阪から車を4時間運転してや…

JACSHA城崎レジデンス 九日目 金管バトンバンドと60分一本勝負

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)レジデンス9日目。 舞台芸術という日本語がある。どこでも舞台になり得る。劇場の舞台も舞台だが、客席も舞台になり得るし、ロビーも舞台になり得るし、ストリートも舞台になる。…

JACSHA城崎レジデンス 中日八日目 preservationとinheritanceの違い

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)でのレジデンスも本日が中日(8日目)。 朝、四股を300回踏んで後、明日の竹野小学校金管バトンバンドとのオンラインワークショップに向けて、打ち合わせ。たった1時間、一回切り…

JACSHA城崎レジデンス 七日目 古代の土俵に入る

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(=城崎国際アートセンター)レジデンス七日目。「オペラ双葉山 竹野の段」創作中。 高砂部屋マネージャーの一ノ矢さんは、毎朝、高砂部屋の力士と朝7時から四股を200回踏んでいるそうで、本日は、一ノ矢さん…

JACSHA城崎レジデンス 六日目 一ノ矢さんの包容力

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会=樅山智子+鶴見幸代+野村誠+里村真理)のKIAC(=城崎国際アートセンター)でのレジデンス6日目。 午前、一ノ矢さんを交えての四股1000。同時平行で、野村と樅山のぶつかり稽古。野村も樅山も、相手の発言をいなし…

JACSHA城崎レジデンス 五日目 ちゃんこ長の肉団子

JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)@KIAC(=城崎国際アートセンター)5日目。 朝食時に、波田野さんが昨日撮影した映像を少し見せてくれる。漁協にイカが運ばれてくる様子、競り、川辺の四股、トーストを食べながらの四股、アートセンター清掃の様子…