野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ガチャ・コン音楽祭こどもプログラム

8月も最終日。 びわ湖・アーティスツ・みんぐる2023『ガチャ・コン音楽祭Vol.3』の打ち合わせ。永尾美久さん、野田智子さんと。こどもプログラム『アートをあそぶよ、いつまでも』の美術コースは既に締め切っているが、ダンスコース(9月16日&18日, by佐藤…

藤浩志/A GAMELAN MANUAL

熊本県立劇場の佐藤さん、中野さん、黒木さんと打ち合わせ。 不知火美術館での藤浩志さんの展示を見る。もうすぐ1万人突破らしく、学芸員の村上さんがくす玉を作っていた。人口6万人の宇城市の美術館で1ヶ月で1万人の来場者になるとは! www.museum-libr…

祭りの余韻

現代音楽とガムランとだじゃれと相撲とウイスキーの夏祭りが終わり、熊本に帰る。久々の自宅。 まだ、『ありえるかもしれない、ガムラン』の余韻に浸っている。溜まっている事務仕事や次なる作曲も待ち受けているけど、もう少し余韻に浸っておこう。 www.sun…

祭りの翌日

昨日の《タリック・タンバン》の余韻を感じながら、佐久間さん、イウィンさん、里村さんと朝食。昨日のコンサートのことを思い返し、いろいろ反省会。どんな意味があったか話し合う。 佐久間夫妻と別れて、里村さんと月曜日だけど美術館巡り。21_21で開催中…

マセダになっちゃった/《タリック・タンバン》つながった

サントリーホールサマーフェスティバル2023『Music in the Universe』というコンサート、いや未来の社会、未来の音楽を考える/感じるための祭り、が無事開催された。ぼくは、ホセ・マセダの《ゴングと竹のための音楽》を指揮するという重責を終始笑顔で全う…

マセダすごい/相撲とジャワ舞踊の出会い/ガムランアッセンブリー/綱引の練習

ついに、全員揃ってのマセダ《ゴングと竹のための音楽》(1997)のリハーサル。 6月に野村誠校訂版のマセダ《ゴングと竹のための音楽》の譜面を完成。8月3日に、龍笛の伊崎善之さん、コントラファゴットの中川日出鷹さんとリハーサル。同じく8月3日に、東…

ガムランによる即興クリエーション/アートプロジェクトを巡るクロストーク/ありえないかもしれないガムラン・コンサート

サントリーホールサマーフェスティバル2023に、ディープに関わり中。 午前中、大ホールで照明の中島さん、ステージマネージャーの井清さんとシーンごとの照明のチェック。だじゃ研とホール内での動線の確認の後、小出稚子さんの新作のリハーサルを見学。曲の…

だじゃ研とマルガサリの出会い/En-gawaオープニング/ホセ・マセダ

音まち事務局の吉田さん、長尾さんと大量のウイスキー瓶などを積み込み、六本木のサントリーホールへ搬入。 午後、野村の新曲《タリック・タンバン》のリハーサル。マルガサリ(ガムラン)、だじゃれ音楽研究会(本日は第139回)、ゲストのほんまなほさん、…

梅田クラブ5周年記念特別サロン/マルガサリ先乗りチームと合流

梅田クラブ5周年記念特別サロン(@エルソフィア4Fホール)に「だじゃれ音楽研究会」として出演(これが、第138回だじゃれ音楽研究会)。 《ほうれんそうれんそう》→《ケロリン唱》→《梅田クラブ》の3曲続けたメドレー。 そして、新作《オペラ座のかいすぎ…

タリック・タンバンの追作曲/家の中に屋根をつくるKITA/第137回だじゃれ音楽研究会

ガムランの新曲《タリック・タンバン》の世界初演まで1週間を切った。ガムラングループ、マルガサリのメンバーはワークショップの経験も豊富で、即興やパフォーマンスが得意だ。だから、この新曲は、決まっているところと自由なところがある。でも、メンバ…

第136回だじゃれ音楽研究会

北陸新幹線に乗って、東京へ移動。海あり山あり平野ありで、景色が楽しい。 8月27日のコンサート『Music in the Universe』の出演者を列記してみると、改めて盛りだくさんなプログラムだと自覚。これだけの多様な人が同じコンサートのステージに登場する…

金沢ナイトミュージアム2023『みずのおと〜自然の音で遊ぼう〜』

金沢ナイトミュージアム2023『みずのおと〜自然の音で遊ぼう〜』@金沢市役所第2本庁舎エントランス。 企画は、金沢大学卒業生のグループOTONOVA(石榑さん、国谷さん、谷口さん)で、名前から推察するに「新しい音の場をつくっていく活動をしている」。国…

金沢大学で《角間の泉》/《ルー・ハリソンへのオマージュ》動画公開

金沢大学の浅井暁子先生に連れられて、金沢大学へ。2018年の夏に浅井先生にお招きいただき、金沢大学の学生たちと野村作品や即興やしょうぎ作曲などでコンサートした。あの時に参加した学生が卒業後、OTONOVA という活動をしていて、今回、ぼくをゲストに招…

衣装も揃うたや

サントリーホールサマーフェスティバル2023『三輪真弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン』も来週に迫ってきた。今日から金沢に遠征で、その後、東京。衣装について悩んでいた。特にホセ・マセダの指揮。龍笛の伊崎さんは雅楽の神主さんのような衣装、…

みそラーメン食べ放題

自宅にて。9月9日に、鍵盤ハーモニカ奏者で『鍵盤ハーモニカの本』の著者である南川朱生さんと、雅楽芸人で笙の演奏家のカニササレアヤコさんと日暮里でライブをさせていただく。せっかくの機会なので、オルガン曲《オルガンスープ》(2005)の6曲目の《みそラ…

6年前にホセ・マセダ生誕100年のシンポジウムに参加した

8月27日に指揮をするホセ・マセダ作曲《Music for Gongs and Bamboo》の譜面と睨めっこが続く。曲の解釈はこれでいいのだろうか?もっと違う読み方ができるのではないか?こことここは関連しているのでは?深読みを始めると、色々な繋がりが見えてきたりする…

タリック・タンバンの照明・音響の打ち合わせ/もう一つの抵抗音楽/逆浄書スコア

8月15日。1945年の8月15日はどれくらい暑かったのだろう?今は本州に向かって台風が直撃しているらしいが、熊本では、台風の気配が全くない。 サントリーホールサマーフェスティバル2023も来週開幕。野村誠作曲《タリック・タンバン》の世界初演は8月27日(…

ホセ・マセダ/みそラーメン食べ放題/KYOTO INTERCHANGE

久々の自宅。 2週間後の8月27日には、ホセ・マセダの《Music for Gongs and Bamboo》(1997)を指揮するので、スコアを読む日々。26年前に京都で世界初演されていて、フィリピンでCD録音されている作品だが、今回ぼくが準備した野村校訂版のスコアは、世界初…

ノムラノガムラン/座談会@スプリングホール

Tokyo FMの田中美登里さんの番組『トランスワールドミュージックウェイズ』に出演。『ノムラノガムラン』という30分番組が放送された。1週間以内なが、radikoでも聴けるので、さっそく聴く。 radiko.jp 春日市ふれあい文化センター5daysの最終日。本日は、…

4年目の4日目@春日市ふれあい文化センター

春日市ふれあい文化センターでの5daysの4日目。本日は、ナギの木苑への出張ワークショップだが、午前中は、古賀弥生先生、ふれあい文化センターの宮田さん、黒田さん、村上さんと明日の座談会の打ち合わせ。 今日は4日目だけど、ぼくにとっての春日は今年が…

ポスト《春日の50の物語》day3/古賀弥生先生とお喋り/とよおか音楽めぐり

春日市ふれあい文化センターでの5daysの3日目。今日で折り返し地点。本日は社会福祉法人はるかぜ福祉会にお出かけしてのワークショップ。 会場セッティングの後、《春日の50の物語》を1曲目から25曲目まで次々に弾く。弾いているうちに、参加者の方々が集ま…

《春日の50の物語》ワークショップ2日目/第2回パープルリボン作曲賞

春日市ふれあい文化センターのプロジェクト。昨年度は、ピアノ曲集《春日の50の物語》を作って、50本の動画『野村誠のピアノ教室』をアップした。 www.youtube.com 今年度は、ピアノ曲集《春日の50の物語》を携えて、春日のあちこちに出かけて行く。本日2日…

フリーリードの古井戸(予約受付中)/春日の50の物語

1ヶ月後に、笙のカニササレアヤコさん、鍵盤ハーモニカのピアノニマス(南川朱生)さんと野村誠のライブが開催される。予約受付中。鍵盤ハーモニカと笙という発音原理が似た楽器のトリオ。とても楽しみな会。 pianonymous.official.ec 台風が接近しているが…

タリック・タンバンの最新版の楽譜

ホテルをチェックアウトし、熊本に戻る。明日から、また遠征なので、お洗濯。でも、台風も近づいているので、空と睨めっこしながら洗濯物を干す。 サントリーホールサマーフェスティバル2023での野村の新曲《タリック・タンバン》の世界初演まで3週間を切っ…

ホセ・マセダ《Music for Gongs and Bamboo》凄い‼︎!

関西に移動。 本日は、相愛大学打楽器7名の竹楽器とマルガサリ10名(本来は11パートだが一人欠席)と、ホセ・マセダの《Music for Gongs and Bamboo》(1997)のリハーサル。ぼくは、この作品の指揮をする。既に、8月3日に、龍笛の伊崎さん、コントラファゴッ…

原爆から78年/鎌田高美さん/135回だじゃれ音楽研究会

広島の原爆投下から78年。この世界から核をなくしたい。ICカードで電車に乗って、ふと思う。マイナ保険証に一本化とか言ってるけど、多様性と言いながら一本化ってどうなの?と思う。現金で切符を売らずに、全員ICカードで電車に乗ってもらったら、効率はい…

水戸芸術館にて

水戸芸術館へ行く。コンサートホールの高巣さん、中村さんの再会。弦楽四重奏の公開リハーサルを見学する予定だったが、諸事情でプログラムが変更になったらしく、現代美術センターで、黒澤伸さんのトークがあるらしく、そっちに変更。ぼくが黒澤さんに初め…

ささやかな国際交流

サントリーホールで8月27日に世界初演のガムラン新作《タリック・タンバン》の進行表を作成する。照明、舞台、音響などがシーンごとにどう変わっていくかを書いていく。 今日は、香港人の友人夫婦がマレーシアで家を賃貸しようとしているのだが、その家主が…

文章が公開になった/龍笛とコントラファゴット/合唱隊

サントリーホールのホームページに、野村誠《タリック・タンバン》のプログラムノートが公開になった。ガムランについて、相撲聞芸術について、だじゃれ音楽について考えていることを自分なりにまとめたので、お読みいただけたら嬉しいです。 www.suntory.co…

太鼓踊り/つくるはつづくよ/タリック・タンバン

滋賀県に移動。びわ湖・アーティスツ・みんぐる2023『ガチャ・コン音楽祭Vol.3 つくるは つづくよ どこまでも』に参加の5人のアーティスト 佐藤健太郎(ダンス) 田辺響(パーカッション) 野田まどか(ダンス) 藤野裕美子(美術) 山本啓(ヴァイオリン)…