野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

半音トリオ

今日は、本当に久しぶりに、家でお米を炊くことができ、自炊のできる喜びを感じておりました。洗濯もしました。「かずえつこと 即興のための50のエテュード」の26曲目「半音トリオ」を作曲。毎日一曲、50曲書くつもりで、ようやく26曲目。11月24日に…

ディディエと再会

本日は、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」no.25「拡大と縮小」を作曲。これで、目標の50曲の半分まで到達。毎日、新しいアイディアを考える習慣ができるのが楽しい。フランス人演出家/俳優のディディエ・ガラスが日本に来ていて、京都にも来…

音楽学会でパフォーマンス

日本音楽学会にて、ゲストパフォーマンス。台風も若干それたようで、無事開催。4楽章から成る1時間弱の新作ソロパフォーマンス、世界初演。これは、初めての試みで、まだまだの部分も多かったのですが、何度も再演を重ねて、徐々にブラッシュアップして、…

I have a dreamーパワーポイント準備

明日の日本音楽学会でのパフォーマンスに向けて、パワーポイントで資料を作成しております。4楽章構成。第1楽章 パワーポイントと鍵盤ハーモニカによる吹き語り第2楽章 映像第3楽章 トーク第4楽章 観客参加タイムとして、準備中。過去の映像なども、シ…

オルゴールとゲッベルス

本日は、オルゴールの外箱を木で手作りされている木村祐一さんの創作オルゴールを鑑賞する会に行きました。中村軒という老舗の和菓子屋さんです。木の材質でも、本当に微妙に音も違うし、オルゴールの共鳴の仕方など、新鮮な体験でした。京都のオルゴール関…

うたう図書館

豊橋へ。豊橋の劇場PLATの企画で、芦原小学校の特別支援学級に出向いて、一緒に音楽をするワークショップをしました。子どもたちの提案に追随する部分も多かったのですが、その中で、大太鼓の上にブームワッカーという筒状の楽器を立てて、とんとん相撲のよ…

ヘンリー・カウエルの伝記を読んで

京都に戻る。電車の移動が多いのですが、電車の中では読書がはかどるので、電車の移動は嫌いではないのです。今回、かばんに入れた本に、ヘンリー・カウエルの伝記があって、アメリカ人のカウエルが、1926年にソ連にツアーした時の場面が、本当に面白く、非…

でしでしでしとランダム・リアリティ

東京藝術大学の千住キャンパスにて、だじゃ研(=千住だじゃれ音楽研究会)のメンバーと、「千住だじゃれ音楽祭 第2回定期演奏会」の打ち合わせ+リハーサル。2018年2月4日に開催。5年ぶり2回目。だじゃれ音楽の7年間の集大成を一気に公開すると同時に…

巨人の声を聴く方法

衆議院選挙も終わり、強烈な台風も過ぎ去る。個人的には、2009年の衆議院選での鳩山民主党が示した中国や韓国も含めたアジアの国と友好関係を築こうという政策が実現できたら良いと思っているのですが、そんな外交政策が選挙で全く語られなくなったことが、…

瓦の音楽@本興寺

朝、衆議院選挙の投票をして、その足で、尼崎へ向かう。瓦の音楽のコンサートをするのです。台風が接近しているそうですが、まだ、そこまで気配を感じないので、大丈夫そう。尼崎の本興寺へ向かう。予定通り、「瓦の音楽」コンサート開催となりましたが、残…

夢と現実の狭間の巨人

Kyoto Art Hostel Kumagusukuにて、山本麻紀子展を開催中。本日は、山本麻紀子の眠りと巨人を巡るパフォーマンス。睡眠文化研究所の方がトークに来られたり、ふとん祭りの方々の提供のふとんが山盛り敷き詰めてあって、ふとんに寝転びながら、話を聞く。ゴロ…

即興のレッスン

今日は、ピアノの即興を教える日。久しぶりに我が家にレッスンに訪ねて来られましたので、僭越ながら、色々、即興でピアノを弾いたり、音楽についてお話したり、野村の作品の録音を聴いたり、鍵ハモを吹いたり、などなど、しました。そして、「かずえつこと …

切っても切れないこと

本日は、インタビュー原稿の校正をしておりました。そして、細々と切手をコレクションしておりますが、切手で楽譜をつくるということをしておりまして、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」のno.14「切っても切れないこと」を作曲しました。「伊…

ピアノのお稽古

本日は、6年生のゆうちゃんにピアノを教えに行く日。ゆうちゃんは、近所の幼児と遊んだり、年下の子どもと遊ぶ天才でもあり、本日は、ゆうちゃんのお宅から、ご近所のお子さんの家に出張レッスンになりました。3歳のえみちゃんとかけっこしたり、ピアノを…

世界のしょうない音楽祭の打ち合わせ

朝は、鍼灸へ。2年前に初めて行った時には、よくこれで動けているなぁと思うくらい酷い状態だったそうですが、それに比べると随分と巡りがよくなっているのだそうです。それならばよかった。大阪音大にて「世界のしょうない音楽祭」の打ち合わせ。大阪音大…

瓦と吹奏楽の出会い

イギリスのJohn Richardsから作曲の委嘱が来る。エレクトロニクスのための作曲の委嘱が来たのは、初めてのこと。これまで、ジャワ・ガムラン、ピアノ、アコーディオン、箏、三味線弾き語り、オーケストラ、歌、室内楽など、色々な委嘱をうけてきましたが、エ…

近藤浩平と光永浩一郎の音楽

岐阜のホテルをチェックアウトして、そのまま神戸へ。近藤浩平さんと光永浩一郎さんのコンサート「ブラジルの作曲家ニャタリと光永浩一郎・近藤浩平の音楽」を聴きに行く。1965年生まれの近藤さん、1966年の光永さんは、野村とほぼ同世代であり、どちらも非…

緑のあいのてさん

岐阜に来ております。本日は、あいのてさん。11年前(2006年度)に「あいのて」というテレビ番組を1年やりまして、幼児向けの音楽番組で、かなり実験的な内容でした。その時に出演していたのが、野村誠+片岡祐介+尾引浩志の3人組で、番組内で「あいのて…

双葉山はケージと同じ年に生まれた

午前中、双葉山記念館を訪ねる。「オペラ双葉山」の創作に向けてのリサーチ。大横綱双葉山の生まれ育った土地。昨夜は宇佐神宮で始められ、現在は古要神社で行われている神相撲も見学し、大きなインスピレーションを得て、大分県と福岡県の県境に近い宇佐と…

古要舞と神相撲

大分へ。「オペラ双葉山」へのリサーチのため。電車での移動中に、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」no.7を作曲。お昼には、双葉山の出身地の宇佐に着き、宇佐神宮参拝。夕方、3年に一度の「古要舞と神相撲」を古要神社に見学に行く。素晴らし…

ラジオ出演(瓦)のちガムラン

ラジオ関西に電話で生出演。「瓦の音楽」について語る。10月22日に尼崎で行われる「瓦の音楽」コンサートの告知も。「かずえつこと 即興のための50のエテュード」のno.6を作曲。メシアンの移調の限られた旋法2でもあるモードに調弦した即興。夜は、ガム…

ようやく5曲目

自宅にて。本日は、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」の5曲目、「17の和音」を作曲。17絃のための17のコードと、箏のための17小節のメロディーを作って、これに基づく即興をする曲。夜、知人宅にて、お食事に誘われて、語り合う。それ…

相撲、オーケストラ、箏

さいたま市の岩槻での濃密なJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)合宿の最終日。作曲家のツルミン、モミー、そして、JACSHAを支えてくれるサトムーと、次年度の構想会議。資金面をどうするかは、常に課題なのですが、内容的には、やりたいこと、面白いこと…

相撲と音楽と岩槻

さいたま市の岩槻駅にて、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)作曲家の鶴見幸代さん、制作の里村真理さん、大相撲高砂部屋に所属行司の木村朝之助さんと合流。さいたま触れ太鼓隊の植森さん、矢ケ崎さん、サトさんも来ている。みんなで車で、岩槻の釣上地…

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)岩槻に再び

今日は、新幹線で東京を経由して、さいたま市の岩槻へ。久しぶりに、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のワークショップ。本日は、触れ太鼓隊の方々と昨年のワークショップの振り返りや、昨年の太鼓まわりで訪ねたお店をいくつか訪ねたりしました。そし…

かずえつこと 即興のための50のエテュード

今日は、京都は一日中、雨でした。最近、コードレスの掃除機を購入して、これで掃除をするのが楽しい。家のどこでも、すぐ使えるので、お相撲の腰割りをしながら、すり足で掃除機をかけることで、掃除をしながら相撲をしております。時々、四股を踏んだり。…

こどもはなうたグランプリ

毎年、楽しみにしている、「子どもはなうた」の審査。200近い音源を聴いて、受賞曲の候補を絞る作業を、自宅で行って、夜は、あいのてさんとの選考会。審査の結果、グランプリ、準グランプリほか、入賞作品も決定いたしました。10月14日には、岐阜の…

誕生日でした

今日は誕生日でありました。49歳になりました。うーむ、あと一年で半世紀も生きたことになるのかと思うと、驚きであります。そして、「少年老いやすく、学成り難し」と言う通り、まだまだ修行半ばで発展途上なうちに、49歳になってしまいました。しかし…

「ポーコン」再演決定

来シーズンの日本センチュリー交響楽団の定期演奏会の演目が、発表になりました。2019年1月25日には、野村誠作曲の「ポーコン」(ヴァイオリンとポータブル打楽器のための協奏曲)が、演奏されます。2011年に神戸で初演、2013年に東京で再演…

幼児の鍵ハモ、箏曲界のイノベーター

東京学芸大学の付属保育園で、鍵ハモのワークショップ。学芸大の子ども未来研究所と、鈴木楽器製作所の共同企画。野村が鍵ハモを活用して、4、5歳児と30分間遊び、その後、1時間かけて、大人たちでその30分の活動について、フィードバックする。子ど…