野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

マレーシアの自転車音楽とノルウェーの氷音楽

本日も朝から四股1000回を踏む。本日は、一ノ矢さん(元力士/高砂部屋マネージャー)の四股の動画を見ながら、そのテンポに合わせて四股を踏んだ。

 

先週、マレーシアの作曲家チョーグワンから、コラボレーションの依頼があった。国際交流基金の企画で、チョーグヮンと出会ったのが、2013年。2013年と2015年に、マレーシアで共演した。昨年は、イギリスで再会した。どこでも自転車で移動し、テルミンとホルンを演奏し、携帯電話や自転車を楽器にしたり、舞台の音楽をつくったり、即興音楽の小さな公演をするトッカータスタジオを主宰したりしている。

 

彼は、最近ドイツからマレーシアに帰国して、現在、ホテルに14日間閉じ込められている。ホテルで何もすることがないからか、突然思いついたように、コラボの打診。彼の曲のオーディオトラックが送られてきて、これに合わせて演奏か何かをしている動画をとって送り返せというものだった。里村さんに撮影協力してもらい、相撲の浴衣の端切れでつくった衣装をきて、鍵盤ハーモニカを演奏。最終的にどういうものをつくるのか、全然わからないけど、とりあえず送ってみる。

 

大原美術館が公開したい動画に、野村作品の音源を使いたいと打診をもらっていたのだが、その動画が届くので確認。大原美術館しょうぎ作曲のワークショップをしたのは、多分、2002年とかかなぁ。懐かしい。ご無沙汰しています。

 

5月21日に開催されるか延期されるか、現時点で不確定要素の多い「ハイドン大學」で講師をするために、その準備を少しずつしているのだが、でも、延期かもしれないし、約1週間後なのだが、なんだかのんびり準備している。とりあえず、ホルストの「シャコンヌ」をピアノ曲への編曲は完了していて、このホルストの「シャコンヌ」に基づく「ホルスト盆栽」を作曲中なのだが、これも完成間近。今日、また16小節ほど書き足して、やや推敲。今週中には完成の予定。これに、「ハイドン盆栽」も少し作曲するのかな。

 

Trevor Cox著の「Sonic Wonderland: A Scientific Odyssey of Sound」という本をトイレに置いていたが、最近、トイレ文庫が増えてしまい、あまり読んでいなかった。ところが、今日、読んでいたら、氷で楽器をつくるノルウェーの音楽家の話が出てきて、これは読むだけでは満足できず、さっそく検索してみた。こちらがウェブサイト。

 

Terje Isungset | Musician & composer

 

で、見たら、氷で作った打楽器が本当に美しいし音もいい。UPLINKの映画60本見放題の60本の映画を毎晩次々に見ているのだが、その中にノルウェーの若いバレエダンサーの卵の少年たちを描くドキュメンタリー映画があった。ノルウェーに縁がないなぁ。ノルウェーの音楽と言われても、グリーグくらいしか知らないなぁ、と思っていたところだった。ノルウェーには、こんな氷で音楽をする音楽家Terje Isungsetがいるではないか。この人、コンタクトとってみたいなぁ。

 

www.youtube.com

「7日間ブックカバーチャレンジ」というののバトンが回ってきた。7日間で7人を招待する仕組みだそうで、驚いた。はぁ、これ、感染拡大がすごそうだ。

同一人物を回避して全員がルールに従って続けていくと、再生算数が7となっていて、この再生算数が1以下であれば、自然に収束に向かうのだが、これが1よりも大きいと、オーバーシュートという状況になる。

 

1人→7人→49人→343人→2401人→16,807人→117,649人→823,543人→5,764,801人→40,353,607人 

 

4週間後には、約2800人が既に経験済みになっていて、9週間後には、4億7000万人の人がやっていることになる計算。実際には、一人の人が7人に招待して、そのうちの7人全員がそれをやり続けることはないと思うが、7人のうち4人くらいがバトンをひきつげば、やはり3ヶ月後には、3億人くらいが経験済みになるだろう。これは、間もなくオーバーシュートするに違いない。

 

本について語るのは好きだけれども、バトンを七人に渡すと時間の問題でオーバーシュート状態になるから、好きな本の紹介をここに書いて、誰かにバトンを渡すことはやめよう。でも、こんなゲーム、誰が考えて始めたのかなぁ。