野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Asia~音楽の脈動

コンサートプラン・クセジュ&有志作曲家11人が主催の「Asia~音楽の脈動」に招待作曲家として参加させていただき、野村作曲の《ルー・ハリソンへのオマージュ》(2017)の演奏と、インドネシア音楽に関するレクチャーもさせていただいた。若くて才能溢れる演奏…

東京にてルー・ハリソンへのオマージュ

東京にやってきた。作曲家の佐原詩音さんの個人企画で、文化庁の助成金を得て、数多くの演奏家と作曲家を巻き込んだ2日間の現代音楽フェスティバル。テーマはアジア。ぼくもお誘いいただき、2017年に作曲したヴァイオリンとバリガムランのための《ルー・ハ…

松合、三角、島原の旅

本日は、岡本さん、草本さん、里村さんとの楽しい日曜日。干潮時だったので、干潟が美しい。永尾劔神社の満潮時には水の中にある鳥居にも、歩いて行けた。絶景。この神社、境内に土俵もあった。松合のお寿司屋さんでの地魚のみの握りをランチでいただき、ク…

友達が近くにいたり遠くにいたり

箏曲家の友人に連絡し近況を聞く。 里村さんがhapsのトーク配信を見ている。共生とアートに関するトークに、いしいしんじさんが出ている。いしいさんの幼稚園時代の小説が50年間も保管されていて、それを画面越しだが見ることができた。ぼくの小学生時代の譜…

サクマサンサンポ/コントラバスのことば/ルー・ハリソンへのオマージュ

昨夜、我が家に宿泊された佐久間新さんと語り合い、近所を散歩し、2月の十和田市現代美術館での問題行動トリオ公演の内容とタイトルを考える。ランチの間もお茶の時間も雑談をしながらタイトルを考える。雑談は時々大きな回り道のようでもあるが、急がば回…

旅芸人のいた風景/ジャワ舞踊家来たる

沖浦和光著『旅芸人のいた風景 遍歴・流浪・渡世』(文春新書)読了。昭和初期に生まれた著者の幼い頃の実体験なども交えながら、香具師やテキ屋、様々な大道芸人などについて、思い入れたっぷりに書かれた本で、楽しく読んだ。穢多、非人、雑種賎民など身分…

大相撲九州場所11日目鑑賞

日帰りで福岡へ。大相撲九州場所11日目を観に行く。コロナ後では初の大相撲観戦。日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)の鶴見幸代さん、樅山智子さん、iichikoホールの八坂千景さんと。 まずは、会場の外での一番太鼓を鑑賞。すぐに会場に入るのではなく、周…

不知火諾右衛門の墓/いしいしんじの100ものがたり

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の鶴見幸代さんが我が家に宿泊。今朝は、JACSHA世話人の里村真理さんと3人で、第8代横綱不知火諾右衛門の墓に行った。不知火諾右衛門(1801-1854)の墓参りをし、せっかくなので鶴見さんと共に不知火型土俵入りを奉納さ…

鶴見幸代と熊本散策/日田どん(大蔵永季)と相撲節会

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の鶴見幸代さん(作曲家)が熊本を訪ねてくれた。初の熊本とのことだったので、熊本を案内した。熊本を案内すると言っても、半年前に引っ越してきたばかりなので、こちらもあまり詳しくない。そんな中で、藤崎八幡宮の…

天皇の音楽史

豊永聡美著『天皇の音楽史 古代・中世の帝王学』(吉川弘文館)を読了。歴代の天皇が帝王学として楽器を習得していくことを時系列で見ていく本。琴の時代から笛の時代を経て、鎌倉時代になると琵琶の時代になる。秘曲を伝受し御遊でお披露目していく。南北朝…

リモート公演/掃除や畑仕事

午前中は、門限ズとボーイズと九州大学のコラボ企画のリモート定例稽古。3月の公演に向けて。複数の地点で開催するリモート公演だと、福岡での指先の小さな動きが、北九州で巨大なスクリーンに投影されていて、巨大な指とダンサーが共演していたりするかも…

月食/ピアソラセブン完成/映像ドキュメント

今日は満月だった。夕方、東の空を見ると月食で、ほとんど隠れていて、おおっ、となった。徐々に満月になってった。 アルゼンチンの作曲家アストル・ピアソラ(1921-1992)の生誕100年を祝して、アコーディオンと弦楽五重奏のための《ピアソラセブン》を作曲し…

ピアソラセブン/門限ズ+ボーイズ+九州大学+北九州芸術劇場+ヒビノ

アコーディオンと弦楽五重奏による《ピアソラセブン》を作曲。《Beethoven 250 -迷惑な反復コーキョー曲》の終わりの部分をアンコール曲としてアレンジするという委嘱なのだが、そちらの曲は曲の流れで意味があるので、そのままアレンジするわけにもいかない…

高嶺格/ガチャ・コン振り返り/ピアソラ100/ピアノニマス

高嶺格くんと長らく会っていないような気がする。学生時代に知り合った高嶺くんが、今では大学教授になっていてる。高嶺くんのインタビュー番組がYouTubeに公開されている。それぞれ5分。後編の最後で高嶺くんがドラムを叩いている。大昔、我が家に泊まりに…

帰宅

遠征を終えて、大相撲九州場所が始まっている九州に戻る。家に帰り、今日かけたCDが倍音ズの 『倍音ズDEN』。やはり名盤だ。今井尋也とコラボした能に取り組んだ曲も、口琴のアンサンブルも、ホーメイの重なり合いも、どれもいいなぁ。 YouTubeがRaimo Kangr…

ケンハモセッション/パープルリボン作曲賞/パープルリボンコンサート

鍵盤ハーモニカ奏者の南川朱生さんとお会いした。南川さんは、鍵盤ハーモニカを研究し、楽器に様々な改造を加えて鍵盤ハーモニカの可能性を探求している人。今回、お会いするのは2回目で、前回は鍵盤ハーモニカについてお話させていただいたので、今回は実…

【野村誠のアコーディオン全部やります!】の第1回

原宿のカーサ・モーツァルトにて、WINDS CAFE 299【野村誠のアコーディオン全部やります!】の第1回を聴きに行く。リハーサルに参加し、同時にリモートで丸亀でのNadegata Instant PartyのHome Stay Homeに少しだけ参加。楽しかった。 コンサート本当に幸せ…

みみずのラプソディ/丸亀ホームステイ

大阪のココルームに行く。ゲストハウスとカフェと大学のふりをしている「こえとことばとこころのへや」。通称、ココルーム。ココルームの企画する釜ヶ崎芸術大学。当時のスタッフだった植田裕子さんが2012年に始めた企画は、もう10年目になる。2003年からコ…

熊本は雨/ピアソラ100/問題行動トリオ

熊本は雨天が続く。帰ってきてから雨ばかり。明日から遠征なので、仕方なく洗濯して部屋干し。10月の滋賀での『無人駅の音楽会』も先週の十和田での『三本木散歩』も雨降らなかった。野外イベントがうまくいったから、自宅で作業の日は雨でも仕方がないか。…

きたまり/アリオーソ/編曲/だじゃれ音楽

来年3月に京都芸術センターで、きたまりさんが太田省吾の戯曲『棲家』をダンス化した公演で音楽をする。本日は、その打ち合わせ。きたまりさん、制作の山﨑佳奈子さん、ドラマトゥルクの新里直之さんと。太田省吾の戯曲に、バッハの『アリオーソ』が流れる…

台湾との打ち合わせ/パープルリボン/アジアの音楽

台湾国家交響楽団(NSO)との打ち合わせ。コーディネートの柿塚さん、NSOのウェイリンとアイリスと。イギリスのオーケストラ(マンチェスター・カメラータ)がリモートで高齢者とのワークショップのトレーニングプログラムをNSOのメンバーと学生を対象に行なっ…

趣味の作曲

久々の自宅で、今日はオフ。仕事をせずにのんびりと過ごす。本当は旅でたまった洗濯物を洗濯したいけど、あいにく天気は雨。だからピアノを弾いたり、本を読んだり、音楽を聴いたりして過ごす。書かなければいけない原稿とか、編曲する仕事とかは、明日にや…

帰宅

十和田市現代美術館での『インタープレイ』展(第2期)の問題行動トリオのパフォーマンスが終了し、熊本に戻る。東北での服装は、やはり九州では完全に季節外れ。長期のツアーで疲れているので、ぐっすり休む。 来週の予定 11月13日 ワークショップ 14:00-1…

三本木散歩2日目

午前中、十和田市現代美術館での企画展トーマス・サラセノ展を見る。コンセプトも面白いが、視覚的にもとても美しく、触発される展示。この空間でもパフォーマンスしてみたかったなぁ。 問題行動トリオの十和田市現代美術館での公演《三本木散歩》の2日目。…

問題行動トリオ《三本木散歩》

十和田市現代美術館にて、問題行動トリオの公演《三本木散歩》を行なった(問題行動トリオについては、問題行動マガジンを参照してください)。 http://mdkdm.com/ 11月初旬の十和田は初雪が降ってもおかしくないらしいのに、ポカポカ陽気。手袋も要らなかっ…

問題行動トリオ@十和田市現代美術館

問題行動トリオ(=野村誠+佐久間新+砂連尾理)の十和田市現代美術館でのクリエーション&リハーサル。今回は、十和田の町のいろいろな人との交流から発展する公演。 朝風呂。十和田温泉でリラックス。 三本木小唄普及委員会の方々と8月には盆踊りを踊っ…

十和田市現代美術館でのクリエーション

十和田市現代美術館での「問題行動トリオ」(=佐久間新+砂連尾理+野村誠)の濃密なクリエーションが始まる。コーディネーターの里村真理さんが十和田市現代美術館に勤務していた頃に企画した「問題行動トリオ」の公演。十和田に来るのも久しぶり。里村さ…

《たいようオルガン》世界初演!!!!!

水戸芸術館で《たいようオルガン》世界初演。演奏は、石丸由佳さん(オルガン)、小林沙羅さん(ソプラノ)。原作の絵本は、荒井良二さん。水戸のオルガンには、3000本以上のパイプがあり、それを全部使ったんじゃないか、というくらい色々な音色が出てた。…

水戸に来ました/《たいようオルガン》楽しすぎるリハーサル!!

宮本さんのブログ(宮本妥子オフィシャルブログ はじまりは・・・)に、ガチャ・コン音楽祭の体験について投稿されている。嬉しい言葉がいっぱい。 水戸に移動。PCR検査の結果が陰性と出たので、予定通り水戸芸術館でのリハーサルに立ち会う。担当学芸員の高…

久しぶりの東京

米原のホテルをチェックアウトして、新幹線で東京に移動。久しぶりに富士山を見た。昨夜、ホテルでPCR検査をしたが、送り先が東京都内だったので、米原の郵便局で発送せずに、東京駅の駅前の郵便局から速達で発送。明日からの水戸芸術館のためのPCR検査。 北…