野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日、帰国しましたので、今日は畑に行って来ました。季節外れのインゲンを収穫、春菊を間引き、台風で飛ばされて畑の外で発芽して成長中のホウレンソウを畑の中に移植、コリアンダーが例によって育ちまくっているので収穫し、雑草の中に埋もれているものを…

帰国

最低気温23度のバリ島から、最高気温9度の京都に帰って参りました。想像していた以上に寒く感じます。とにかく厚着をして、乗り切ろうと思います。それにしても、日本食は嬉しい。火鉢にあたり、鉄瓶で沸かしたお湯で入れた番茶を飲んで、みかんを食べて…

バリ島での母子避難

バリ島の最終日。こちらに住み始めた日本人の親子と偶々連絡がとれたので、一緒に昼食。原発事故後に、母子避難でバリ島に移住した人も結構いっぱいいるようです。そうやってやって来た人が、バリの社会にどう溶け込んでいけるのか、馴染めずに困難にぶちあ…

バリ島

バリ島でのAPIの会議も本日が最終日。日本での原発事故に関する調査をされた方の発表などがあり、その後、振り返りのディスカッション。グローバル化に相対するローカルのコミュニティ、観光と文化遺産の保護の問題など、いくつかのテーマがあり、それを巡っ…

学会発表、メメット再会

相変わらず、インドネシアのバリ島のサヌールにて、会議に参加しております。今回は、「Negotiating Cultural Identity:Looking for New Horizons in Shifting Boundaries」というセッションの中で、「Practice and Documentation of Collaborative Composit…

東南アジアプロジェクトのウェブ開設

相変わらずバリ島です。日本が寒かったのが嘘のようです。API Regional Workshopの2日目。今日はバス旅行。ヒンズー寺院(Pura Puseh)に行ったり、山の斜面に段になった田園風景を(Rice Terrace, Ceking Tegalalang)見たり、文化公園(Garuda Wisnu Kenc…

バリ島にて

バリ島でAPI Regional Workshopという会議に出席しております。本日は、朝、寝坊して慌てて会場に行くと、自己紹介コーナーで一人ずつ自己紹介。タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、日本などから参加している20名強のフェロー達。社会学者だった…

熱帯の鳥の声を聞きながらメメットを訳し終えギギーを訳しています

バリ島です。朝、鳥の鳴き声に包まれるように目を覚ましました。いい目覚めです。今日は夕方まではフリーなので、インタビューの英訳の続きをやっておりました。メメットさんのインタビューを英訳しております。インドネシア語は省略が多いので、英語にする…

バリに着きました

関西空港からガルーダ航空で、バリ島デンパサール空港へ。それにしても、飛行機の中でビザと入国手続きができるって、便利です。インドネシア人が日本に来る時にも、もっと楽にビザを出してあげて欲しいものです。飛行機の中で、4月に行ったインドネシアの…

パワーポイントと鍵盤ハーモニカと語りのための新作

明日からバリです。APIフェローとして4〜7月に東南アジアで行ったプロジェクトの報告に行ってきます。発表時間は20分。既に提出している論文は、英文で5,000語。この内容を全て20分で報告するのは短いなぁ、どこを削ろうか、と悪戦苦闘しておりました…

アコーディオントリオ「あたまがトンビ」

久しぶりに畑に行って来ました。春菊と法蓮草を間引いて、ネギを収穫し、少々の枝豆とインゲン豆も収穫して来ました。間引き春菊は、みそ汁に入れて食べたら美味しかった。アコーディオン3重奏の「あたまがトンビ」が、第6回JAA国際アコーディオンコンクー…

HAPS

京都芸大で行われる作曲家の増田真結さんの博士課程修了コンサートを聴きに行きたかったのですが、夜は用事があるため、リハーサルを見に行きました。箏、20絃、十七絃、チェロ、コントラバス、パーカッションと歌。5つの弦楽器と打楽器と声による響きの…

だじゃれと侘び寂び

「だじゃれ音楽」の「だ」=「駄」について、考えておりました。敢えて、「だ」を目指す精神と、「わびさび」というのは、似ているなぁと思い、そのことを文章化したい、と考え中。先月の展覧会についてのレビューがこちらに出ました http://artscape.jp/rep…

砂連尾さん

本日、ダンサーの砂連尾理さんが我が家に来られまして、来年の様々な公演に向けての打ち合わせ/リハーサルをしました。砂連尾さんとのスケジュールとしては、1〜3月にかけて濃密にコラボレートするのです。 1月10日、11日 愛知大学(豊橋)にてドキ…

ご近所の残くん(ダンサー)、かなもりさん(美術家)と我々夫婦の4人でランチとお茶をして、楽しく語り合いました。その後、妻と買い物に出かけると、偶々通りにアンティーク机屋さんを見つけました。実は机を探していたのですが、なかなか気に入るものが…

柴洋にて

京都にて、ACAC(国際芸術センター青森)の学芸員の服部くんと、束の間のミーティング。青森は、もう雪が降ったらしい。昨年、ACACで3ヶ月間の滞在制作で、「根楽」、「音楽畑」、「レタスピアノ」と3つの展示作品を作ったのだが、それとは別に、3つのコ…

ひみつ

DVに関する作曲に着手し、とにかく言葉のリズムで作曲しようと思うものの、言葉の意味の重みをどう扱うかで、悪戦苦闘中。結局、意味を考え、状況を考え、当事者の気持ちを想像して、どうしたもんかと悩むわけです。ということで、ピアノを弾いて、一日を過…

DVカルタ

今日は、久しぶりに家にいました。ピアノをポロポロと弾く時間があるのは、有り難いことです。そして、カウンセラーの草柳和之さんから委嘱されている「DVカルタ」の歌曲の作曲に着手し始めました。http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/Counselor%20Training%…

藤枝さんの箏作品を鑑賞

淡路での「瓦の音楽」、千住での「だじゃれ音楽」が終わって、ようやく一段落。3ヶ月ぶりに整体に行って来ました。背骨が左右に曲がっているかなぁと思うと、「へこんでますよ」と言われました。身体あっての音楽家ですし、(砂連尾さん曰く)身体は借りて…

京都に帰ってきました

メメットが早朝、空港に旅立つのを宿で見送り、その後、京都に帰って来ました。ああ、濃い5日間でした。京都に戻ると、肌寒いのにびっくり。火鉢を出して、今年初の火鉢での鍋を楽しみ、その後、日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA=Japanese Association of…

世界は変わる。それは賢者によってではなく、狂人によってだ。(メメット・チャイルル・スラマット)

本日、リハーサルを経て、野村誠千住だじゃれ音楽祭「メメットを藝大に歓迎だい!」を開催いたしました。プログラムは以下の通りです。 1)野村誠作曲「鍵ハモ・イントロダクション」 2)Memet Chairul Slamet「メメット歓迎曲」 3)野村誠+子ども達作曲…

「踊れ!ベートーヴェン」と「Senju」

朝から旅館にて、「踊れ!ベートーヴェン」に挿入する「だじゃれ」部分の作詞をする。この部分は、ワークショップで一緒に作りたかったのですが、とてもその時間がないので、作りました。しかし、題材になったのはメーリングリストで集まっただじゃれ。それ…

1,700人と音楽をした作曲家

インドネシアの作曲家メメット・チャイルル・スラマットを招いて、レクチャー/コンサートを準備中です。メメットはインドネシアで1,700人で新作を上演したことがあり、これはインドネシア版ギネスブックの記録になっています。来年、千住で1,010人の音楽を…

メメット到着

インドネシアから作曲家のメメットが無事、東京に着いたと報告があり、電話で話す。熱帯から来たら、さぞかし寒いことだろう。風邪をひかないように、暖かくして、日本滞在を最大限に楽しんでもらえればいいなぁと思う。こちらは荷作りをして、東京へ出発。…

オルガン、畑、虹

我が家にやって来た足踏みオルガンが、補修のために小山田徹さんのもとへと旅立って行きました。今月15日には、お話+足踏みオルガン演奏をするのですが、そのために小山田さんが修理をして下さる。なんと有り難い。15日は、小山田さんのファシリテート…

秘密

淡路島での濃厚な1週間を終え、アートセンターの方々と昼食後、一瞬だけ海を見てから、いよいよお別れ。とは言え、「瓦の音楽」は始まったばかりのプロジェクトなので、今後も継続していきたいと思っております。バスに乗ると、そのまま眠ってしまい、気が…

瓦の音楽会

淡路島での1週間も大詰め、ついに「瓦の音楽会」を開催しました。淡路島アートセンターのやまぐちさんには曲の途中で淡路弁での絵本朗読などを担当していただき、アートセンター理事長で彫刻家の久保さんには、「農民車」ではパフォーマンスまでして下さい…

Nomadic Lesson

いよいよ明日が、「瓦の音楽会」。淡路島にてリハーサルの日々が続いております。「子ども瓦バンド」では、昨日3人だった子どもが6人に倍増しました。昨日やった「かけっこ」を大人のサポートなしで子どもだけでやれるか試してみました。子どもだけになっ…

「瓦の音楽」4つの新曲

淡路島での「瓦の音楽」継続中です。本日は「子ども瓦バンド」で、子どもはゴルフボールの撥だと力の加減が難しく瓦を破損するのでは、との懸念から、ワインコルクで撥を作って準備。これだと力一杯演奏でき、音色も渋い。これが功を奏し、「かけっこ」と「…

三世代の誕生

昨日はペンタトニック(5音音階)の瓦セットを10セット作り、12356と音の名前をふったわけです。しかし、実際には「6」の音が不足していたり、「2」や「3」の音を、棒状の瓦で代用していたけれども、理想的には平瓦でその音が出せると嬉しい。と…