『世界のしょうない音楽祭』10年目。毎年、ぼくが新曲を作曲してきた。実は、最初の5年は非常に順調だった。4年目の時点で観客数も500人を超え、5年目も客席はほぼ満席の人気プログラムだったが、6年目がコロナで中止になって以降、風向きは変わっていく。7…
京都に移動。京都府立文化芸術会館にて、モノクローム公演のリハーサルに参加。2月4日の公演『クロニクル Monochrome Circus』にゲスト出演する。 monochromecircus.com まず劇場の楽屋に行って、こんなに出演者が多いんだ、と驚く。90年代に様々なコラボを…
サヌカイトとヴァイオリンとピアノのための新曲《おむすび山の磬の祈り》を作曲し終え、明日からの関西2 days遠征に向けて、《はじまりはマルチニーク》やメールラのチャッコーナを練習したり、衣装や楽器などを準備したりする。 2月3日(土)「世界のしょう…
本日は里村さんの誕生日。誕生日のケーキを買って、野菜たっぷりのカレーを作って仕事の帰りを待ちながら煮込む。バースデーが出てくる曲と言えば、野村誠作曲《コントラバスのことば》の第1曲《コンバスくんの悲鳴》。曲の終わりには、バースデイケーキも…
里村さんにも相談にのってもらい、新曲のタイトルについて考え続けて、《おむすび山の磬の祈り chant for sanukite, violin and piano》というタイトルにすることに決める。「磬」は、本来「けい」と読むけれども、「いし」と読ませようかと思っている。 タ…
サヌカイトとヴァイオリンとピアノのための新曲を作曲中。トリオを作曲しているつもりだったけど、曲の最後には、当日のワークショップ参加者や中学生の合唱団も加わってくる感じにしたくなってきた。この曲が、コンサートの最後の曲になるだろう。コンサー…
11月に開催される熊本県立劇場での『オハイエくまもと』の15周年記念コンサートのステージをディレクションすることになり、本日初めて『オハイエ音楽隊』のパフォーマーたちとのワークショップを行った。県立劇場からの依頼を受けて、取り組むことになり、…
里村さんがDIYでミニテーブルを作ってくれた。使うのが楽しみ。里村さんと不知火美術館での展覧会『イメージをうつし+とる』を観に行った。 www.museum-library-uki.jp 美術館のコレクション作品を展示するだけでなく、学校などに(美術館から)アーティス…
高松市美術館35周年記念コンサートに向けて、サヌカイトとヴァイオリンとピアノのための三重奏曲を作曲中。サヌカイトとは、讃岐の石を楽器にしたもので、石琴とかLithophoneと呼ばれたりもする。今日も一日楽譜を書いているうちに、色々新しいイメージも浮…
今年度の主な予定は、以下の3つ。 2月3日 世界のしょうない音楽祭 (新作《はじまりはマルチニーク》世界初演ほか)@大阪音楽大学ミレニアムホール 2月4日 モノクロームサーカス33周年記念公演(鍵盤ハーモニカでのゲスト出演)@京都府立文化芸術開館 3月…
3月3日の高松市美術館の35周年記念コンサート向けて、サヌカイト、ヴァイオリン、ピアノのトリオを作曲している。1988年に高松市美術館ができたから、1988年の自分の作品から始めようと考えて作業をしていくが、この編成に合った音楽になりそうな気がしなく…
小松原織香さんが水俣で開催した『貝を拾う会』に参加した。その縁で、同人誌『環境と対話』に投稿することになった。せっかくなので、2020年のMemu Earth Lab.の招聘で行った『めむとあそぶ』のことを書こうと思い、改めて音源を聴いたり写真を見ながら原稿…
ダニー・ネフタセイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』(集英社新書)読了。実際にイスラエルで生まれ育ち、かつては「国のために死ぬのは素晴らしい」と思っていた著者の実体験に基づいて語られるので、とても分かりやすい。イスラエルがガザを攻撃するこ…
『世界のしょうない音楽』を、豊中の庄内で続けている。ぼくが(豊中市に拠点を置く)日本センチュリー交響楽団のコミュニティ・プログラムのディレクターになった10年前、『哲学カフェ・オーケストラin庄内』が始まり、その後、大阪音楽大学の井口淳子先生…
ジョシュア・リカードからパレスチナ関係の彼が行ったレクチャーのビデオなど送ってもらう。また、彼のパレスチナに関するインタビューのリンクも教えてもらう。 note.com 熊本県立劇場との打ち合わせ。11月17日に開催されるオハイエ熊本の結成15周年コンサ…
春日市ふれあい文化センターの樋口さん、宮田さん、村上さんと打ち合わせ。春日市の50周年だった2022年に、ワークショップでアイディアを出して《春日の50の物語》という50曲のピアノ曲集を作った。その50曲の弾き方を面白く解説する『野村誠のピアノ教室』…
2月3日の「世界のしょうない音楽祭」に向けて、舞台関係の打ち合わせを、舞台の組み方、進行、影アナ、楽屋などなど、2時間みっちり行った。大阪音大の松田先生、森さん、野添さん、大賀さん、センチュリー響の本城さん、福島さん、豊中市の田仲さん、田中…
年末年始に夫婦で体調を崩していたので初詣をしておらず、今頃になって里村さんと永尾剱神社に初詣に行く。 「世界のしょうない音楽祭」に向けて、第1部のことについて渡邊未帆先生と色々やりとりをする。西成彦さんの『クレオール事始』を読みながら、色々…
お借りしているサヌカイトを鳴らすのに、ゴルフボールのばちで鳴らしてみると、全然違う音色がして、新たな世界が出せそう。ワクワク。 俳優/演出家の倉品淳子さん、コントラバス奏者の近藤聖也さんと打ち合わせ。近藤聖也さんの「ことばとコントラバス」プ…
高松市美術館開館35周年記念コンサートを準備している。 開館35周年記念 野村誠コンサート『音楽の未来を作曲する〜サヌカイト/即興/村山籌子』 programme 野村誠《ライオンの 大ぞん》ー村山籌子の童話による合唱 野村誠《讃岐の磬と》(仮)ーサヌカイト…
今年初の遠征を終えて、熊本に戻る。 昨夏の《タリック・タンバン》初演の評(齋藤俊夫)を(今頃)読んだ。 mercuredesarts.com 「普遍」を偽る文化産業の基本的攻撃法は〈囲い込む〉という手段である。劇場に、音盤に、インターネットに、階級、国籍、人種…
佐久間新さん、イウィンさんという二人のジャワ舞踊家とランチする。お二人とお話すると、世界をインドネシアからの視点で見ることができて、視野が広がる。「問題行動マガジン」の佐久間さんのエッセイ「悩みの相談室」のようだ(誰かが悩みを相談しないと…
ギタリストの豊永亮さんとスタジオで創作。豊永さんとは、1990-94年にpou-fouで一緒に活動した。pou-fouは最初は即興演奏をするバンドだったが、リハーサルを続けていく中で、徐々に共同作曲になっていった。豊永さんは、ロンドンの伝説のアバンギャルドロッ…
熱田神宮に、踏歌神事に立ち合う。約1時間の神事。10時からの本宮、13時からの別宮と2回とも見学した。 笛1人、歌が5人、舞が4人。衣装を整える人一人、祝詞をあげる人1人、振鼓(おべろべろ)1人、神主のような方が3人。全員、木靴を履いていて、砂…
西洋音楽の歴史に思うこと。表裏一体の不可分だった作曲と演奏という行為が、20世紀の後半に分業化し、作曲家と演奏家に分離してしまう。その結果、作曲はより観念化し、コンセプトが重要になり身体性が軽視されがちになる。コンセプトは面白くても聴取体験…
コントラバス奏者の近藤聖也さんとの打ち合わせ。近藤さんからは、以前、コントラバスとバリトンのための新曲を委嘱していただき、CDにも収録してもらったことがあるが、次なる「コントラバス」と「言葉」をつなぐ構想について聞かせていただく。 www.youtub…
2回公演で、100名を超える方が鑑賞していただき、充実のコンサートだった。 それにしても、南川さんと共演すること、本番の前後でお話することで、本当に鍵盤ハーモニカの奥深さや可能性に気づかさせられることは大きい。それは、彼女が真摯に、この発展途…
七草粥を食べることもなく、今年初の遠征に。いわき市立美術館へ。さすがに東北、寒い。 学芸員の植田玲子さん、鍵盤ハーモニカ研究家/鍵盤ハーモニカ奏者の南川朱生さん(ピアノニマス)と、会場を下見する。いわき市では、1985年から毎年、子どもの版画展…
10年目を迎える「世界のしょうない音楽祭」(2月3日@大阪音大ミレニアムホール)に向けて新曲《はじまりはマルチニーク》を作曲していたが、本日、推敲と校正とパート譜のレイアウトをやって、微妙に変わったけど、完成。譜面を送る。 それにしても、2年前…
今年初のライブは、1月8日@いわき市立美術館。野村誠とピアノニマスの『今日はとことん鍵盤ハーモニカ!』というコンサート。2回公演。 www.city.iwaki.lg.jp 『鍵盤ハーモニカの本』(春秋社)の著者でもあり、鍵盤ハーモニカを深く追求されている南川…