2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
肥後琵琶について考えていると、九州の盲僧琵琶のことを調べることになるのだが、そうなると、盲について、僧について、琵琶について、それぞれ調べていきたくなる。盲学校でワークショップしたくなるし、天台宗や天台宗の音楽について勉強したくなる。あと…
『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)読了。 https://www.jnapc.co.jp/products/detail/4028 阪神大震災、東日本大震災などの被災地で、極限状況の避難所での性暴力の実態を伝える本。ボランティアの支援者が被害の対象になることも多く報告されている。…
城崎国際アートセンター(KIAC)でのレジデンスが終わる。不思議なもので、2018年に初めて、KIACに滞在したのは、兵庫県養父市の水谷神社に伝わる「ねってい相撲」をリサーチして創作するためだった。ところが滞在中に、兵庫県豊岡市の竹野に伝わる「竹野相撲…
JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(城崎国際アートセンター)でのコミュニティ・プログラム3年目の12日目。本日が滞在最終日なので、荷物をまとめて部屋も片付けて、KIACの橋本さん、JACSHAの樅山さんと、竹野浜の自治会館へ。竹野相撲甚句の継…
JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(城崎国際アートセンター)でのコミュニティ・プログラム3年目11日目。3年間の活動を記録すべくウェブで公開するラジオ番組を作成中。 本日は、サックス、三線、鍵盤ハーモニカによる《竹野相撲甚句(ちんどん…
3月3日の高松市美術館でのコンサートの動画が公開になった。前半は、 1 野村誠《鍵盤ハーモニカ・イントロダクション》(2013) 2 野村誠+加藤綾子《高松市美術館のための3つの即興曲》(2024) 3 野村誠《ライオンの大ぞん》(2023) www.youtube.com 2曲…
JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(城崎国際アートセンター)でのコミュニティプログラム3年目9日目。朝7時半にKIACを出発し、志賀玲子館長の車で但東町へ向かう。主に相撲と能について話す。 KIACコミュニティプログラム2024「とよおかこども…
JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)でのKIAC(城崎国際アートセンター)でのコミュニティプログラム3年目8日目。 午前中、JACSHAの樅山、鶴見が、それぞれラジオ番組の構成台本を書く作業。ぼくは、昨日とった音源の編集作業など。 お昼、KIACの吉田雄…
美術家の島袋道浩くんと電話で打ち合わせ。詳細は、近日公開になる、かな。 SHIMABUKU JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のKIAC(城崎国際アートセンター)でのコミュニティプログラム3年目7日目。 3年間のプロジェクトをまとめるラジオ番組を作って…
日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)の城崎国際アートセンター(KIAC)でのコミュニティ・プログラム3年目の6日目。昨夜は但東町の西垣さんのお宅に泊めていただき、今朝は25日のワークショップの準備として、西垣さんの案内で郷路岳に登り自然観察。植物の…
日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)の城崎国際アートセンター(KIAC)でのコミュニティプログラム3年目5日目。 午前中は、昨日のフィールドレコーディング音源をパソコンの読み込み、JACSHAの3人で聴いてみる。 夕方、JACSHAの3人+KIACの橋本さんで、絹…
城崎国際アートセンター(KIAC)での日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)のコミュニティプログラム3年目の4日目。 午前中は、音響の野村聡子さんとのテスト録音。機材の確認などなど。鍵盤ハーモニカのデュオに多重録音で、琵琶を重ねてみたところ、鶴見さん…
城崎国際アートセンター(KIAC)での日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)のコミュニティプログラム3年目3日目。 2年目のレポート KIACコミュニティプログラム2023 日本相撲聞芸術作曲家協議会 とよおか音楽めぐりコンサート「トコドスコイ!」レポート | 記…
城崎国際アートセンター(KIAC)での日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)のコミュニティプログラム3年目の2日目。スタジオにて、テクニカルスタッフの垣添さん、深田さんと、レコーディングに向けての打ち合わせ。 午後はサウンドチェックと試し録音。打楽器…
熊本から城崎温泉まで移動。城崎国際アートセンターへ。香港で買った打楽器類、鍵盤ハーモニカ、琵琶などの楽器を持って行く。 日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)としてのレジデンスが始まる。 JACSHAメンバーの鶴見幸代さんと合流。鶴見さんに、肥後琵琶…
パトリア日田の及川康江さん、川端都古さんが、車を運転して、熊本まで打ち合わせに来てくださる。昨年1月に、パトリア日田15周年記念コンサート『どんどん日田どん!』を行って以来。平安時代の伝説の力士、日田の林業、日田祇園囃子などをリサーチし、地…
肥後琵琶奏者の岩下小太郎さんと後藤昭子さんが、肥後琵琶350周年を記念した演奏会『此処に琵琶あり』を準備中。本日は、小太郎さん、後藤さんが、この企画のアドバイザーでもある熊本大学名誉教授の安田宗生さん、肥後琵琶弾きの橋口桂介さんのご子息である…
里村さんがお休みなので、熊本市内まで映画を見に行く。濱口竜介監督の『悪は存在しない』というもの。映画のテイストが非常に独特だったので、大変印象に残った(以下、個人的な映画の感想なので、どんな映画か気になる方は実際に見てください)。 映画を見…
昨日の熊本(そして鹿児島)は土砂降りの豪雨だったが、今日は雨があがり洗濯物も干せる快晴になった。一日違うだけで天候は大きく変わる。『千住の1010人』を開催するとして、一日予備日にするだけで雨天順延にできる。だったら、最初から、野外のプログラ…
肥後琵琶のリサーチが続いているが、本日は薩摩琵琶。肥後琵琶乃会の岩下小太郎さん、後藤昭子さんと、車で鹿児島まで。鹿児島に着くと、島津家の別邸だった仙巖園を見学。庭、そして植物から南国を感じる。フランシスコ・ザビエルが上陸し、薩英戦争が行わ…
ギタリストの豊永亮さんとセッションを重ねてきたが、本日3時間セッションしながら共同作曲をし、これまでのアイディアなども組み合わせながら3曲が形になってきた。豊永さんは、コードネームを覚えたこともないし、音楽をコードネームで把握していないし…
作曲家の徳武史弥さんとランチ。現在22歳でこの4月から国立音大の大学院生になった徳武さんは、Team Liaisonを主宰している注目の作曲家である。 free-impro.jp 彼が目指している「作曲」はどうも狭義の「作曲」にとどまらず、他者とシェアしていく側面が強…
音まち事務局メンバーと打ち合わせの後、千住の街を歩く。2025年度に、1010人で音楽をやる催し『千住の1010人』を開催する予定で会場候補地を数カ所見て回る。ちなみに2014年に初めて実施した時は、足立市場で開催。 www.youtube.com 夜は、熊倉純子さんのお…
フルートの木ノ脇道元さんと、ばったりお会いした。少しだけお話をする。また、何かでご一緒できることがあると嬉しい。 東京藝術大学にて『芸術運営論』(学部生)と『アートプロデュース概論/特論』(大学院生)の合同の授業にゲスト講師として参加。鍵盤…
里村さんと国立民族学博物館に出かけ、企画展『日本の仮面 芸能と祭りの世界』と『水俣病を伝える』を見た(もちろん常設展示も)。仮面という観点から紹介されていた奄美大島の油井集落の豊年祭りには、相撲、綱引き、音楽、ダンスも大変重要な役割を担って…
肥後琵琶リサーチ6回目。肥後琵琶乃会の岩下小太郎さんと後藤昭子さんとの濃厚な時間。本日は後藤さんのお宅で。 鹿児島の薩摩琵琶の方々は、演奏という言葉を使わず弾奏と言われるそうだ。修練であるので、奉納であれば招聘されて弾奏することもあるが、い…
間宮芳生『現代音楽の冒険』(岩波新書)読了。昨年、国立音大に講義に行った時に、駅の近くの古本屋で見つけて購入したもの。日本のバルトークとも言われる間宮芳生さんの思考には、ずっと興味があったのに、これまで文章を読む機会がなかった。 www.iwanam…
河合拓始さんのコンサート『自然真営楽』の動画が公開になったので、全編鑑賞。大いに刺激を受ける。シーンごとにテイストも大きく異なり、全編通して安藤昌益(1703-1762)のテキストに基づきシアター的な要素もあり、全体で一つの大きな作品となっている。と…
門限ズの打ち合わせ。大分県の佐伯でのプロジェクトに関して。演劇、音楽、ダンス、マネジメントとジャンル横断するバンド門限ズは、細々と、しかし活動が継続している。 mongens.wixsite.com ちなみに佐伯では藤井光さんの個展もやっているらしい。 bijutsu…
本日も里村さんが仕事が休みで、お出かけすることに。京都にあったカライモブックスが昨年11月に水俣に移転したので、一度行ってみたかったのだが、ついに念願叶う。 karaimobooks.stores.jp 奥田順平さん、奥田直美さんのお二人に再会。順平さんから、水俣…