写真家の草本利枝さんから、動画の仮編集が送られてくる。野村誠作曲《Chant for Sleep》(2020)は、225小節(日本国内で初のコロナ死者が出た2月14日から9月25日までの225日間に対応)に1539音符(その間にコロナで死亡した1539人に対応)するピアノ曲。この曲を動画にするアプローチについて、里村真理さんに相談したところ、いくつかの案が浮上した後、ダンスを草本さんに撮影してもらうこと、スティマーザールで録音することになった。雨の日の鴨川での砂連尾理さんと佐久間新さんのダンスの撮影も感動的な体験だったが、今日、草本さんの編集で、野村のピアノ演奏と野外ロケのダンス映像が一体化していることに感嘆するしかなかった。本当に美しく心揺さぶられるダンスであり光景であり。嬉しい。(ちなみに、この動画の提出〆切が今月末で、来月半ばに公開予定)。
相変わらず《Chant for Sleep》の曲目解説を書いている。微妙に文章を書き直したり。このダンスと映像を見ることで、また触発される気持ちもあり、しかし、それはなかなか言語にはならないもので、書いては消し、消しては書き、また書いては消す。
今朝は、四股1000に参加した。体調は万全ではないが、無理せずに1000回踏む。冷えている体があたたまる感覚。
里村さんが城崎レジデンス中のJACSHAフォーラムのテープ起こしと編集作業をしていて、本日、ぼくも第2回のフォーラムのテープ起こし作業を行なった。この回は、「地域、わけのわからないものを応援すること」というテーマ。3週間前のフォーラムだが、当時の言葉を改めて聞くことで、「オペラ双葉山」への意気込み、竹野相撲甚句との濃密な出会い、多中心、保存とはなにか?変容を受け入れる交流、などなど、興味深い内容が続く。
今週末の「世界だじゃれ音Line音楽祭」day1 に向けて、来月開催のday2の演目タイトルなどを考えたいのだが、そこまではたどり着けず。