野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

草加せんべい/さいたまスタジアム2002/さいたまアリーナ(+ボートレース)を作曲

テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾの埼玉レジデンス。8月4日の公演「うつくしいまち」に向けて。本日は、彩の国さいたま芸術劇場にて、音楽ワークショップ。午前中は、やぶくみこさんのリズムで遊ぶワークショップ。小学校低学年の子どもたちが、ボデ…

ダリオさんのワークショップ

テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾの埼玉レジデンス。埼玉県は、思ったよりも広い。今日の午前中は、東武動物公園の近く、宮代町コミュニティセンター進修館にて、ダリオさんのワークショップ。 ダリオさんのワークショップは、絵を描くワークショップな…

合唱曲を3曲完成

鳥取銀河鉄道祭のための合唱曲の作曲が、ほぼ完成しているので、今朝は、その校正作業。「さそりの祈り」、「いつの間にか銀河ステーション」、「今こそ渡れ渡り鳥」の3曲。「さそりの祈り」と「いつの間にか銀河ステーション」には、ヴァイオリンとチェロ…

ひたすらピアノ練習

本日は、ピアノの練習できる部屋を借りることができたので、11時ー18時まで7時間、ノンストップで、ほとんど休憩せずにピアノの練習をした。昨年、中川賢一さんと2台ピアノをした時に、中川さんと8時間くらいノンストップでリハーサルをしたことが、とて…

アナン・ナルコンは触発する

東京に千住という所がある。松尾芭蕉が奥の細道の旅に出発した宿場町。 東京のような人口の多い大都市で、現代音楽や現代アートのイベントをやると、趣味の近い人が集いがちになる。現代音楽や現代アートとは全く違う異質な要素を入れて、風穴を開けたいと思…

タイのアナンが東京に!

とりアート(鳥取県総合芸術文化祭)メイン事業の 鳥取銀河鉄道祭 の11月2日、3日に行うゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜→」という公演を、門限ズ(野村誠+倉品淳子+遠田誠+吉野さつき)が構成/演出する。演劇、ダンス、音楽合わせて100名を超える出演者…

ハレルヤ ハレルヤ

本日は、ピアニスト/作曲家の方に即興のピアノを教える個人レッスンの日。レッスンと言っても、ピアノを弾いてもらうか、一緒に弾くか、野村の作品の譜面を見てもらったり、初見で合奏したりする。教えるというよりは、触発するということだと思うが、こう…

パニョトを想う

自宅にて、相変わらず、ピアノの練習。楽器というのは、練習しても、すぐには弾けるようにならない。でも、少しの練習を、ちょっとずつでも積み重ねていくと、いつの間にか指が覚えて弾けるようになったりする。だから、時間を見つけたら、少しずつ練習する…

今こそ渡れ渡り鳥

動物との音楽は、いろいろ試みたが、2005年によこはま動物園ズーラシアにて滞在制作した映像「ズーラシアの音楽」は、印象深い場面がたくさんある。インドライオンが、とても穏やかに演奏を聴いてくれたこと。オオアリクイが、ぼくの鍵ハモをあの長い口で演…

クリスチャン・ウォルフとお話したい

鳥取での滞在を終えて、京都に戻る。例によって、移動中に読書。政治と作曲の関わりについて、考え実践し続けてきた作曲家クリスチャン・ウォルフに関する論考集「Changing the System: The Music of Christian Wolff」を読んでいる。クリスチャン・ウォルフ…

北十字とプリオシン海岸の希望

社会に参加する上で、音楽をする上で、舞台をつくる上で、不自由とか不平等に歪みを感じて、息苦しくなることがある。音楽をやり続ける中、ずっと、その歪みに抗って生きてきた。社会って何だ?民主主義って、何だ?自由と平等って何だ? 演劇とダンスと音楽…

門限ズと遊び、クリエーションも進む

藤浩志さんと門限ズと鳥取にいる。このメンバーで一緒になったのは、2017年のえずこホール開館20周年企画だ。20周年の時に、このメンバー以外にも色々な人がいた。出演者の一人だったのが、安冨歩さん。その安冨さんは、参議院選挙に立候補されていて、びっ…

ゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜→」のための実験が始まる

鳥取に移動。11月2−3日に、ゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜→」という大規模な公演を予定していて、その作品を門限ズ(=野村誠+倉品淳子+遠田誠+吉野さつき)と鳥取市民でつくっている。舞台美術は、藤浩志さんにお願いしている。本日より、その集中クリ…

シュトックハウゼンの相撲レクチャー

今日の大事件!20世紀のドイツの現代作曲家シュトックハウゼンが、相撲について熱く語っている動画に出会った。朝、パソコンを開き、何気なくYouTubeで、適当に動画を再生していたら、シュトックハウゼンのレクチャーが再生された。シュトックハウゼンのレク…

寺山修司記念館へ

十和田から京都に戻る前に、寺山修司記念館に行った。寺山修司の実験映像は見たことがあるが、寺山修司の演劇は、逸話だけを聞くだけで、実際に見たことがない。というのも、ぼくが学生時代だった80年代後半には、寺山は既に故人だったからだ。そして、その…

乗り物と音楽

十和田市現代美術館で開催中の「うそからでたまこと」という展覧会で、北沢潤のLost Terminalという作品が展示されている。これは、インドネシアのベチャなどの人力自転車や馬車などの乗り物を十和田の町中に停車させて、町の風景を変えてしまうプロジェクト…

しょうぎ作曲2日目

本日も、十和田市現代美術館で、しょうぎ作曲のワークショップを開催。昨日も今日も、複数の会場が確保できなかったが、1グループ4名程度がよいところを8名ほどの人が集まったため、交代で休んで4人ずつが参加することにした。そのために、通常のしょうぎ…

しょうぎ作曲ワークショップ

十和田市現代美術館にて、しょうぎ作曲のワークショップ。「しょうぎ作曲」を考案したのは1999年で、20年にもなる。それぞれが、違った価値観、違った背景、違った能力、違った音楽性を持っていて、それぞれが相手を尊重し合いながら、自分なりの立ち位置で…

シシオザルがむずかしい

作曲をすることは、橋をかけることだ。そこにいつも魅力を感じている。ヴァイオリンと、だじゃれを言う動画が共演する曲はなかった。この異質な二つが共存できるように橋をかけること。出会うことのない世界の間にバイパスを通すこと。それは、大きな作曲へ…

土俵にあがる15の変奏曲

小川和代さんのための新曲の作曲も山場。本日、最後まで書き上げて完成。タイトルは、「土俵にあがる15の変奏曲」となった。大相撲が初日から千秋楽まで15日間なので、全部で15曲にしようかと思って、その場合は、テーマ+14の変奏で合計15になるので、最初…

相撲のフーガ

相変わらず、作曲が続いていて、譜面を書いている。ヴァイオリ二スト小川和代さんのために作曲している。ヴァイオリンが主役の曲は、2010年代になってから、次の3曲を書いている。 ルー・ハリソンへのオマージュ(2017) ヴァイオリン+バリガムラン だじゃれ…

ヴァイオリンは相撲

相変わらず、自宅にて作曲中。相撲をテーマにした新曲。12月11日に世界初演。しかし、今日は夜は、お出かけ。豊中市立文化芸術センター小ホールでのコンサート「古典と20世紀のポーランド作品」。このコンサートタイトルは、地味なのだが、弦楽四重奏のコン…

天才少年の自由な音楽

日本センチュリー交響楽団の小川和代さんのヴァイオリンリサイタルのために新曲を作曲している。小川さんは数年前より、野村とのワークショップに参加していて、本人によると、他の楽団員の人が楽しいと言っている評判を聞いて参加したのが最初らしい。即興…

トットに門限ズのインタビュー掲載されました

鳥取のウェブマガジン「トット」に、門限ズのインタビューが掲載された。長文で読み応えがある。 門限ズ(クロスジャンルバンド)#1 まずは自分たちで越境する遊びをしよう | +〇++〇(トット) 今日も引きこもりで作曲。基本、作曲家という職業は引きこ…

呼出しさんの変奏曲

気がつけば、七夕。昨年の今頃は、香港の大詰めで、路面電車でのコンサート(7月2日)、施設内でのツアーコンサート(7月5日)を経て、6時間のファシリテーション講座第2弾(7月7日)、ツアーコンサートその2(7月8日)、住宅地でのコンサート(…

邦夫さんの呼び上げは最高だ

小川和代さんのための新曲を作曲する。テーマは、相撲。これまで、様々な音楽に興味を持ち、様々な音楽文化から影響を受けて、作曲をしてきた。そんな中で、本腰を入れて研究したいと心から思うのが、相撲だ。2008年、JACHSA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)…

相撲の復習

午前中、鍼灸に行き、体調を整えてもらう。今日から、小川和代リサイタル(12月11日)のための新曲の作曲に着手。小川さんのリサイタルに、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の3人の作曲家(鶴見幸代、樅山智子、野村誠)が相撲に関する新曲を書き…

雨上がりの都城

昨日まで大雨だったけど、今朝は雨があがった都城にて。本日は、事業発達支援事業所カラーズに再び。また違ったメンバーとワークショップ。こふく劇場の永山さんも見学に来られる。 カシオのキーボードを床に置いて即興をしているうちに、徐々ににじり寄って…

今日も2セッション

大雨の都城に滞在中。午前中は、社会福祉法人ゆいま〜るにて、ワークショップ。非常に自由な二人が、手を叩いたり、楽器を鳴らしたり。キーボードを足で弾いたり、頭で弾いたり。そうした自由なノリにはついていけない感じの子が、じっとぼくを見ているので…

やばいものがある、やばい

先月に引き続き、都城に。本日は、事業発達支援事業所カラーズの放課後支援教室にて、ワークショップ。最初、一人の少年が繋がれている機械が、心臓の鼓動のピッ、ピッ、ピッというパルスを発しているのが、メトロノームのようだったので、これとキーボード…