野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

乗り物と音楽

十和田市現代美術館で開催中の「うそからでたまこと」という展覧会で、北沢潤のLost Terminalという作品が展示されている。これは、インドネシアのベチャなどの人力自転車や馬車などの乗り物を十和田の町中に停車させて、町の風景を変えてしまうプロジェクト。今日は、ベチャを十和田済誠会病院に連れて行き、そこの人々と音楽をし、最後にはベチャを楽器として演奏する、というワークショップをした。美術館の里村真理さんだけでなく、ピアノツアーにも協力いただいた小原さん、ボランティアの清水さんも同行していただいた。

 

その場にいる人間の中で、インドネシアに住んだことがあるのは野村だけなので、インドネシア代表として存在し、インドネシアについて語り、インドネシア語を教え、音楽を奏で、そして、一緒に楽器を演奏した。最後には、ベチャに乗りながら楽器を演奏したり、ベチャを楽器にして叩いたりもした。交代でベチャに乗るのを待っている間、みんなで野外で楽器を鳴らしているのが、ちょうどいい雰囲気でよい。

 

また、creative mobilitiesについて、考えるきっかけをもらった。

 

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