野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

タイのアナンが東京に!

とりアート(鳥取県総合芸術文化祭)メイン事業の

鳥取銀河鉄道祭

の11月2日、3日に行うゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜→」という公演を、門限ズ(野村誠+倉品淳子+遠田誠+吉野さつき)が構成/演出する。演劇、ダンス、音楽合わせて100名を超える出演者がいて、その中には、二つの合唱団(鳥取市少年少女合唱団と鳥取西高校合唱部)もいる。その合唱曲を書いている。今日は、譜面を書いていて、子どもたちが歌っている姿と歌声を疑似体験してしまい、泣いてしまった。文字で見ていた宮沢賢治の言葉が、ぼくの脳内で子どもたちの声で聞こえてきて、うわぁーーー、となり、ただただ、譜面を書き進める。

 

その後、愛知県高浜市のかわら美術館の方々と打ち合わせ。2013年以来、「瓦の音楽」をやってきた。近江八幡の瓦ミュージアムに行ったことはあったが、かわら美術館には前から行きたかった。日本3大瓦産地の一つが、三河三州瓦だ。淡路瓦と深く関わってきた者としても、非常に興味深い。瓦を巡っていろいろな話ができたと同時に、町づくりのこと、コミュニティのこと、教育のことと、瓦や美術館をどう結びつけていくか、という課題に面白く取り組んでおられる。過去のコンサートのチケットが、焼き物で作っているとか。チラシのイラストを地元の中学生が描いて、同じコンサートのチラシを9通りも作り、ポスターは中学生の手描きで50通り作ったとか。かわら美術館とコラボできるのは、楽しみだ。

 

その後、東京に遠征。仲町の家にて、次年度の「千住の1010人」について打ち合わせ。明日は、親友アナン・ナルコン(from タイ)と演奏とトークをする。入場無料、詳細はこちら。

 

「千住の1010人 in 2020年」プレイベント vol.01 開催 | アートアクセスあだち 音まち千住の縁