野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

門限ズとボーイズと、、、

九州大学の長津結一郎さん、真崎一美さんと、門限ズ(遠田誠、倉品淳子、野村誠、吉野さつき)と、(仮称)ボーイズ(里村歩、森裕生、廣田渓)によるzoomミーティングがあった。結一郎という名前の由来を知らないが、単なる一郎ではなく、その前に「結ぶ」…

初代高砂浦五郎/全体芸術様式スターリン/あめいっぱい練習曲

7月31日の長栄座伝承会「むすひ」~東西を結び、刻を結び、乾坤を結ぶ~ | 芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル(@滋賀県立文化産業交流会館)で、昨年作曲した《初代高砂浦五郎 高砂浦五郎を賜るの段》の一部が再演になる。ただし、時間が限られてい…

今日はビルいっぱい音列

《たいようオルガン》の作曲に、日数を割いているのだが、まだ全然終わらない。終わらないのには、理由があって、絵本を前から順番に曲にしているので、全部、作曲しないと終わらない。そして、それぞれのページの世界観が全然違うので、キャラクターの違う…

光永浩一郎さんと「ニーナ」を観る

作曲家の光永浩一郎さんとの再会。光永さんとは過去に二度お会いしたことがあり、2005年に東京で、2017年に神戸でお会いした。 光永さんの音楽を初めて聞いた印象を2005年当時の日記には、 熊本在住の作曲家、光永浩一郎さんのハーモニカ+ギター+ピアノの…

バーチャルとリアルの空中遊泳/ガチャ・コン車内放送歌合戦準備中/光永浩一郎さん

9月12日の『アジアだじゃれ音Line音楽祭』に向けて、絶賛準備中。本日は、千住の仲町の家に集まっている人と、自宅からオンラインの人をミックスしたハイブリッド方式で実施。これが面白い。例えば、仲町の家の和室や庭の感じのビジュアルを活かしながら、仲…

芸術家と子どもたち/問題行動トリオ

今朝は、NPO「芸術家と子どもたち」の理事会。このNPOが法人化したのが20年前で、設立当初から理事をしている。30代前半で「理事」などという呼称があまりにもギャップがある若手が集まっていて、新しいことが始まっていく活気のある理事会だった。あの頃、…

どすこい!シュトックハウゼン動画公開(期間限定)

5月の世界初演が素晴らしい演奏だった野村誠作曲(そして作詞も)の《どすこい!シュトックハウゼン》の動画が、今だけ公開になった。7月1日までの期間限定公開。以下のサイトに行くと聞ける。無料で聴けるが、有料のプログラムノートなどを購入して、演奏者…

慰霊の日/ガチャ・コン音楽祭構想中/JACSHA

朝、四股1000で沖縄の人と何人も会う。今日は、「慰霊の日」で沖縄が学校も休み。沖縄の人と接する時間があることで、こうして、「慰霊の日」のことを思い出すことができる。沖縄は、太平洋戦争で大きな痛みを味わったが、今も日本とアメリカと中国の外交の…

《たいようオルガン》は、26年前と19年前と13年前と3年前を重ね合わせるのだ

水戸芸術館との過去の仕事は、4つあって、よくよく考えると、どれも新作を作っていて、どれも何らかの形で子どもと関わる仕事だ。 1995年 現代美術ギャラリーの黒沢伸さんの企画で、ジョン・ケージの『ローリーホリーオーバーサーカス』という展覧会の中で…

問題行動マガジン/石丸由佳さんとオルガンを勉強中/ようやく確定申告/夏至の天体観測

ウェブ「問題行動マガジン」が、引っ越しのバタバタ中にドメインを失効してしまい、色々あった挙句に、ウェブも引っ越しした。今までは、mdkdm.netだったのを、最後のnetをcomに変えた新アドレスを取得。こちらで読める。また、原稿を書きたい。 mdkdm.com …

わいわい虹の村/つなぎ美術館/水俣病資料館/イギリスとのセッション「耳栓指揮者」

里村さんの仕事がオフなので、お出かけ。八代駅前の珈琲店ミックでランチ。このジャズが流れるレトロな喫茶店の白い壁面(+別室)で、「わいわい虹の村」絵画クラブ作品展が行われていた。「わいわい虹の村」は、社会福祉法人川岳福祉会が運営するパン屋さ…

メメットと「火の音楽」アナンと「指の音楽」

「アジアだじゃれ音Line音楽祭」に向けて、準備中。本日も、インドネシアのメメットと、タイのアナンと日本の各地の「だじゃ研」メンバーがリモートでクリエーションした。ジョグジャカルタの国立芸大の作曲の先生であるメメットは、「水の音楽」に取り組ん…

当たり障りのあること

「ガチャ・コン音楽祭」の打ち合わせ。財団の福本さん、コーディネーターの野田さん、永尾さんと。大いに盛り上がったキックオフから1週間。今日も、山盛りの議題を話し合っていくことになる。 今日、話して思ったことは、ぼくがやろうとすることは、嫌がら…

民謡秘宝紀行/モーリス・オアナの音楽/センチュリー響との打ち合わせ/たいようオルガン

斎藤完「民謡秘宝紀行」(白水社)という本が、面白過ぎる。YCAM(山口情報芸術センター)で色々やっていた頃に、山口大学の音楽学の先生である斎藤完さんと出会い、ご著書の「飲めや歌えやイスタンブール」(音楽之友社)をいただき、トルコ留学の体験記が…

問題行動マガジンの引っ越し/作曲というロンド

砂連尾理さんと里村真理さんとのリモート雑談。終わり頃に、佐久間新さんも登場。問題行動マガジンは、URLが変わって、現在、引っ越し中。一部、うまくリンクが飛べないところがあって、現在、調整中。 mdkdm.netだったのが、mekdm.comに変更。 トップページ…

おっぺけぺーの種を蒔け/ケンハモと現代音楽と私/たいようオルガン

ニュー・アンサンブル・アコルデからCDと楽譜が届いた。CDは、アコルデがこれまでに委嘱したアコーディオン合奏曲4曲が収録されている。 萩京子《たいせつなことはね、めにみえないんだよ》 林光《INTERVALLO》 池辺晋一郎《三つのエチュード》 野村誠《お…

草柳和之さん/たいようオルガン上書き中

カウンセラーの草柳和之さんと、ピアニストの清水さん、藤森さんとの打ち合わせ。草柳さんは、DV問題に長年関わっておられ、野村は20年前に初めてお会いし、DVに関するピアノ曲の作曲の委嘱を受けた。それが《DVがなくなる日のためのインテルメッツォ(間奏…

アートとヒトとホールと/熊本市内

昨日の『ガチャ・コン音楽祭』キックオフの余韻が続く中、本日は豊中市立文化芸術センターのアートマネジメント講座「アートとヒトとホールと」。「アート」と「人」について話す機会は多いけれども、「ホール」について話す機会はなかなかないので、ホール…

ガチャ・コン音楽祭キックオフ!

滋賀にやってきた。近江鉄道には33駅あるが、寄付やクラウドファンディングで10億近いお金が集まり改装された日野駅駅舎は、日野町の町民に愛されている場で、そうした場でキックオフをやれるのは、嬉しいこと。 「ガチャ・コン音楽祭」の座組がかたまったの…

ガチャ・コンのキックオフ前夜

明日の『ガチャ・コン音楽祭』キックオフのトークイベントに向けて、テキスト作文。とりあえず、キックオフなので、前口上を作文し、「四股1000」で音読して練習させてもらう。こんなテキストになった。 びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021 『ガチャ・コン…

坂本善三美術館/すぴいかん。/阿蘇神社と踏歌

熊本県リサーチ。本日は、里村さんと熊本県阿蘇郡小国町にある坂本善三美術館へ出かけた。熊本県の大きさを思い知るドライブとなり、町をいくつも越えて、山を越えて、延々と山道を行った先に、坂本善三美術館はあった。隣には、鉾納社という神社があり、そ…

トム・ヴィンセントさんが面白すぎで楽しみ/オルガン作曲中/テキスト作文中

草本利枝さん、佐久間新さん、岡本晃明さん、里村真理さんと、カエルの里の動画作成プロジェクト(仮称)の打ち合わせ。4月、5月に撮影したものが、既に素晴らしすぎるので、今後、どう進めていくかの編集プラン、撮影プラン、タイトルなどについて。 豊中市…

グバイドゥリーナ/オルガン作曲/ガチャ・コン会議/インドネシアに向けて

今日は本棚からグバイドゥーリナの伝記を手に取った。彼女が小学生の頃、ピアノを習い始めた頃に、ピアノに鉛筆とか色々なものを挟んだりして、音の変化を楽しんで遊んでいたそうだ。ちょうど、同じ頃に、アメリカでケージが同じようなことをしていて、その…

ガチャコン打楽器/のびのび《たいようオルガン》/コ ト バ コントラバス

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021「ガチャ・コン音楽祭」のプロジェクトディレクターをしていて、滋賀の貴生川ー米原間を走る近江鉄道は、ガチャコンの愛称で県民からも愛されている。ガチャコン、ガチャコンと、なかなかノイジーな電車なのだ。ガチャコ…

80分のセッション/DIY

Hugh NankivellとEmma WeltonがやっているファミリーオーケストラAuberginesと、野村がディレクターやっている千住だじゃれ音楽祭のだじゃ研の合同リモートワークショップ。いつも、いろいろなプログラムがあるのに、今日は、開始からずっと楽器の即興セッシ…

オルガン作曲に向けて/岡田健太郎さん/あやしいサーカス団2021

荒井良二さんの絵本「たいようオルガン」に作曲するパイプオルガンのための新曲に本日より着手。水戸芸術館から20分程度の曲という委嘱なので、今日は、絵本を改めて読み返してみて、絵の数でみていくと全部で17あるので、17曲作曲するのかなぁ、と考えるが…

天安門事件/ケンハモへの思い/藤浩志のセリフ/たいようオルガン

6月4日、中国の天安門事件から32年。32年前、ぼくは大学生だった。ぼくと同年代の中国の学生たちが、天安門広場に集まり、中国も民主化されていくのだろうと思いきやの軍による大虐殺。3年前に香港でレジデンスした時、香港の人々が本当に6月4日を大切…

4ヶ月の四股音読/鍵ハモトリオ・コレクション/ガチャ・コン音楽祭の情報第1弾公開

今朝の「四股1000」で400日目だそうだ。今日も安田登著「野の古典」を音読し、ついに読了。400ページ近い本を、全て四股を踏みながら音読した。2月5日に読み始めたので、約4ヶ月かかった。 「五線紙のパンセ」の連載原稿を書いていて、過去の「鍵ハモトリオ…

レビューが出た/ガチャ・コン会議/古墳/世界を巡るコンサート

昨年10月31日に開催した「世界だじゃれ音Line音楽祭 day1」のレビュー(三木邦洋) が出た。10時間10分の催しの中から、二つの企画にフォーカスを当てて論じてもらっている。ありがたい。 レビュー | 野村誠 千住だじゃれ音楽祭 こうしたレビューが出ること…

ケンハモ原稿/アジアだじゃれ音Line音楽祭/平和と音

メルキュール・デザールの「五線紙のパンセ」への連載3回目の原稿執筆を開始。鍵盤ハーモニカに関する記事を4月(五線紙のパンセ|ケンハモと現代音楽と私|野村誠 |)と、5月(五線紙のパンセ|ケンハモと現代音楽と私(2)|野村誠 |)に書いて、今回…