野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

グバイドゥリーナ/オルガン作曲/ガチャ・コン会議/インドネシアに向けて

今日は本棚からグバイドゥーリナの伝記を手に取った。彼女が小学生の頃、ピアノを習い始めた頃に、ピアノに鉛筆とか色々なものを挟んだりして、音の変化を楽しんで遊んでいたそうだ。ちょうど、同じ頃に、アメリカでケージが同じようなことをしていて、その発明をプリペアドピアノと名付けた。子どもの時から遊んでいたとも言えるし、子どものまま大人になったとも言える。グバイドゥーリナが独自な作風に到達する背景を知りたくて買った本だが、もう最初からグバイドゥーリナだったのだなぁ。

 

オルガン作品《たいようオルガン》の作曲に取り組み始めていて、冒頭の朝のシーンを作曲している。オルガン(=パイプオルガン)に作曲するのが16年ぶりなので、色々、思い出しながらで、最初に作曲した時に、愛知県芸術劇場からいただいた資料などを発掘して、改めてオルガンの仕組みやら何やら勉強し直している。だんだん、オルガンに馴染んできた。

 

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021『ガチャ・コン音楽祭』の定例リモート会議。財団の福本さん、コーディナーターの野田さん、永尾さんと。地域コーディネーター“ぐるぐる”募集のチラシも完成し、広報も開始。6月12日のキックオフイベント(@日野駅なないろ)も、順調に申し込みがある。明後日には申し込み〆切だ。

 

» びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021「ガチャ・コン音楽祭」地域コーディネーター“ぐるぐる”育成講座参加者募集とキックオフトークイベント

 

音まち事務局の西川さん、コタロー君と打ち合わせ。9月9−11日にインドネシアでオンライン開催されるSIPA(=Solo International Performing Arts)というフェスティバルにビデオ出演を要請されているので、そのための書類作成など。それにしても、「だじゃれ音楽」がこんなに海外展開をするとは。現在、イギリスと月2回、アジアと月1回のペースで交流。普段着感覚の自然体で月3回も国際交流プロジェクトをやれているのが凄い。