野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

オルガン作曲に向けて/岡田健太郎さん/あやしいサーカス団2021

荒井良二さんの絵本「たいようオルガン」に作曲するパイプオルガンのための新曲に本日より着手。水戸芸術館から20分程度の曲という委嘱なので、今日は、絵本を改めて読み返してみて、絵の数でみていくと全部で17あるので、17曲作曲するのかなぁ、と考えるが、17曲は多い気がするので、なんとなくグルーピングして、前半は朝のシーンだなぁ、この辺は曇りで町のシーンだな、ここは雨で橋のシーン、ここは雨上がりの海だな、ここは夕焼けだ、最後は夜だな、と分けてみる。3−4分の曲が6−7曲くらいかな。などと、まずは全体から見ているものの、きっと作曲し始めたら、全然違ってくるのかもしれない。でも、とりあえず、全体を見る。

 

続いては、水戸芸術館のオルガンの説明などを読む。最後にオルガン曲を作曲したのが2005年。16年ぶりに作曲するので、全然忘れている。ストップの説明など読んでも、音色が想像つかないし、今からオルガン勉強し直さないと。とりあえず、水戸芸術館のオルガンの動画などを見て勉強。あとは、演奏してくださるオルガニストの石丸由佳さんの動画などを見る。とりあえず、オルガンについては、ゼロから勉強のつもりで取り組もう。16年前に作曲した《オルガンスープ》の音源を聴く。自分の書いたスコアを見る。あの当時は、オルガンのことをイメージできていたみたいだ。ということで、今日は、作曲を始めるための準備体操みたいな1日。

 

びわ湖・アーティスツ・みんぐる「ガチャ・コン音楽祭」のプロジェクトディレクターとして、プロジェクトの方針をどんどん考えたりしている。本日は、財団から紹介していただいた米原在住のシンガーソングライターの岡田健太郎さんとお話した。数年前からワークショップで歌を作ったりもしている岡田さん。江州音頭も歌われる。やったことないことにチャレンジすることも大好きという意欲的な方。9月18日と20日に、岡田さんと野村でワークショップもする予定。

 

» びわ湖・アーティスツ・みんぐる2021「ガチャ・コン音楽祭」地域コーディネーター“ぐるぐる”育成講座参加者募集とキックオフトークイベント

 

夜は、夏休みに豊島区でやるワークショップでの音楽とアニメーションのコラボの打ち合わせ。昨年のこの動画、面白かったなぁ。

 

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