野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

当たり障りのあること

「ガチャ・コン音楽祭」の打ち合わせ。財団の福本さん、コーディネーターの野田さん、永尾さんと。大いに盛り上がったキックオフから1週間。今日も、山盛りの議題を話し合っていくことになる。

 

今日、話して思ったことは、ぼくがやろうとすることは、嫌がらせではない。でも、ぼくは、色々と当たり障りのあることもする。それはトラブルを起こすためにやるのではない。トラブルは回避したい。当たり障りのあることは、魅力的であることが多い。そうした魅力ある当たり障りを、どう演出していくか。トラブルを回避しながら、それを実現していく交渉を、アーツマネジメントというけど、それこそがアートかもしれないと思う。

 

沖縄県立芸大の谷本さんと打ち合わせ。首里城の破損瓦を活用する事業を公募しているらしい話を聞く。これまで、淡路瓦、三河瓦、インドネシア瓦、イタリア瓦と、瓦の音楽を実現してきたが、沖縄に行った際に、琉球瓦を奏でる機会ができると嬉しいと思う。

 

令和3年度「首里城火災破損瓦等の活用事業」の一次募集について/沖縄県

 

楽譜浄書ソフトが調子が悪く、再インストールなどがうまくいかずに、今日は楽譜を書くことができなさそうで、《たいようオルガン》の作曲作業は、もっぱら手書きでスケッチをすることになった。しばらく、手書きでスケッチする日々にしよう。