野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

門限ズとボーイズと、、、

九州大学の長津結一郎さん、真崎一美さんと、門限ズ(遠田誠、倉品淳子、野村誠吉野さつき)と、(仮称)ボーイズ(里村歩、森裕生、廣田渓)によるzoomミーティングがあった。結一郎という名前の由来を知らないが、単なる一郎ではなく、その前に「結ぶ」という文字を冠していて、このメンバーを結びつけているので、名前と活動が結びついているなぁ、と思う。

 

オンラインワークショップ「それぞれの日常を交換する 応用編」|九州大学ソーシャルアートラボ

 

さて、いろいろなものが結びつく企画で、「門限ズ」だけでも、異ジャンルを越境するバンドだったはずが、そこからどんどん交差していき、さらに連結していく。九州大学で3年間の講座で色々面白いことが始まっていき、ボーイズとつながって、いろいろ熟成された。今度は、舞台技術セミナーだそうだ。北九州芸術劇場九州大学とヒビノ株式会社の共同プロジェクトで、舞台技術とテクノロジーと門限ズやボーイズの身体とで、遠隔同時多発のパフォーマンスなんだか、ワークショップなんだか、はたまた何だか分からないことをするために、最新テクノロジーを総動員して実験しようという企画。我ら、生身の体で必死こいてアナログに動くパフォーマーだからこそ、最新テクノロジーとコラボもできるし、リアルとバーチャルを混在させることができそうだ、というわけだ。

 

www.youtube.com

 

コロナ後、我々は、オンラインで様々な実験をしてきた。コロナ前の2019年には、鳥取で「ゲキジョウ実験!!!」もした。先日は、佐久間さんと都城のMJホールとアーツカウンシル宮崎の透過スクリーンを使ったリモート重ね合わせ公演の実験もしたけど、あれは序章で、これから色々始まっていくのかなぁ。

 

ちなみに、門限ズのウェブサイトが間もなく公開になる予定。お楽しみに。

 

荒井良二さんの絵本による《たいようオルガン》は7曲目のラフを書き上げ、8曲目「ゾウバス間奏曲」に着手。このオルガン曲は、荒井さんの絵本なので、考えすぎず、手を動かして、子どもが落書きするように、自由に作曲したい。なので、昨日までに書いた譜面も、ちょっと真面目だなぁ、とか、ちょっと面白みに欠けるなぁと思ったら、そこに落書きするように、上書きして、おかしなテイストをトッピング中。

 

1 あさがきた前奏曲

2 ゾウバストッカータ

3 賛美歌くさはえてる

4 はたけある音頭

5 DJくもりのくも

6 ビルいっぱい音列

7 あめいっぱい練習曲

8 ゾウバス間奏曲

 

ということで2021年の上半期終了。この半年は、慌ただしかったので、その疲れが今出てきている感じなので、下半期は、上手に(いい意味で)手を抜きながら、じっくり進めていきたい。