野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

作曲

てぬき5番(No Notes 5)を作曲

ヨーク大学に集中講義に来ているダンカン・チャップマンに会う。2004年のバーミンガムでの「動物との音楽」の時にアシスタントをしてくれたヘレナから話を聞いたり、ヒューからも話を聞いていたようで、いろいろぼくのことも知っていた。来年、イギリス…

福岡市美術館でのワークショップ

8月18〜20日に行う福岡市美術館でのワークショップの打ち合わせ。これは、「コレクション/コネクション」という福岡市美術館開館30周年を記念した展覧会に関連して、福岡市文化芸術振興財団(あってるかな?)の企画で行う「コレクション/コネクシ…

音楽の未来を作曲する、連載13回目

晶文社のホームページに連載中のエッセイの第13回目「野外楽を作曲する」を書きました。こういう切り口で書いたことも話したこともないので、どうまとめていくか、なかなか苦労しましたが、なんとか書けました。 以下で読めますので、ぜひ、読んでみてくだ…

野外楽について

晶文社のホームページの連載原稿を書きかけていますが、一応テーマは、「室内楽と野外楽」。 室内楽(=Chamber Music)って言葉あるんですが、だったら「野外楽」は?って思うわけです。「野外楽」についてまとめて書いたことはないので、せっかくの機会なので…

David Kotlowyと再会

オーストラリアの作曲家/即興演奏家のDavid Kotlowyと会う。ガムランの作曲で昨年、初来日し、マルガサリに新曲を書いた。 昨年は、ぼくの委嘱で、鍵ハモトリオ「雲の模様」も作曲。 5月から、尺八を習いに来たみたいで、年内は日本にいるつもりみたいです…

さくら苑の新展開

老人ホームのさくら苑へ。1999年から通い始めて、10年たったわけです。で、新展開として、これから映像を作っていこうと思っていて、今日は、そのテストとしての日でもあった。お年寄りは、カメラの存在があることで、いろいろはりきったりすることも…

Notations 21

ニューヨークでやっていた図形楽譜の展覧会も昨日で終わったようです。ぼくのしょうぎ作曲の譜面も掲載されている図録のような図形楽譜の本「Notations 21」が届きました。Notations 21作者: Theresa Sauer,Mike Perry出版社/メーカー: Mark Batty Publisher…

野村誠作曲作品集について

P−ブロッの東京在住メンバーで、飲み会。今後のP−ブロッについて、いろいろ話す。しばてつさんに、野村誠の作曲作品をまとめた作品集のCDを作るべきだと、言われました。音源もいろいろあるし、作ってみたいと思うのですが、そういうのを出したいと言ってく…

スティック大正琴@さくら苑

特別養護老人ホーム「さくら苑」での共同作曲。開始より10年経過。松田弘子さん(青年団という劇団の俳優)、倉品淳子さん(山の手事情社という劇団の俳優)、吉野さつきさん(青山学院大学の客員研究員でワークショップコーディネーター)、倉田晃光さん…

動物との音楽

晶文社のホームページへの連載エッセイの12回目を書きました。いろいろ文章を書いて整理すると、自分の考えていることが思い返せます。 ちなみに、門限ズの結成は、このエッセイを書きながら思いついたのでした。 文章を書いて発見できることはあります。…

キーコレ本番

ということで、10日間に渡る小学生と舞台を作るワークショップの10日目。今日は本番です。7日目から新しい作品を作り始めた高学年チームは、早めに集まって練習。この人たちは、最初の5日間は、非常にのんびり、ゆったりとワークショップを過ごして、…

キーコレ9日目の高学年

低学年の通しを見た後、まずは「ウインドセプテット」の通し。ペットボトルがとても美しく7人それぞれの上に降りて来て、そして、とても美しく7人の上に飛んで行きました。美しい。その後、特技コラージュ作品(仮タイトル「SPコラボパラダイス」)を一度…

キーコレ9日目の低学年

いよいよ本番前日です。リハーサル室で、2回通しをしました。細かい場面ごとに取り出して練習も。なわとびも上達。その後、ホールで一度、通し。本番に向けて、どんどんよくなっています。

キーコレ8日目の高学年

今日は、別室の会議室で高学年だけで自主会議で、昨日の特技コラージュ作品を構成してもらう。50本のリコーダーを立てた状態で、「ウインド・セプテット」の流れを確認。約12〜15分の作品になりそう。かなり渋く、味わい深い、いい感じになっています…

キーコレ8日目の低学年

今日は、全体の構成を発表し、具体的な流れや段取りを説明し、最終的に2回通し稽古ができました。約15分の作品。みんな、かなりいい感じです。

キーコレ7日目の高学年

昨日、全身で遊んだ高学年。今日は全身での作品づくり。各自が4つ考えてきた動き。ブリッジとか、組体操とか、なわとび、とか。体育の授業で出てくるような動き。子どもたちに構成・演出をしてもらい、ぼくはアドバイザー的な立場で関わることにする。なわ…

キーコレ7日目の低学年

今日は、ワークショップの前に、11:00〜13:00に、低学年の希望者だけ特別練習時間を設けたら、90%近くが出席。昨日グループで作った4つの小品を発展させて、ステージ上のどの位置でやりたいかも考えてもらって、いい感じに。スイッチは4グル…

キーコレ6日目の高学年

今日は音楽から離れて全身を使って何かしたい、ということだったので、ぼくも全身を使ってやれるアイディアを考えていった。でも、子どもたちに尋ねると、今まで渋い表現を培ってきたので、思いっきり走り回りたいということだったので、おにごっこ。ぼくも…

キーコレ6日目の低学年

例によって、「スイッチ」と「しんげんち」。同じゲームを10日間やり続けるのですが、今日は、初めて動き回りながらの「しんげんち」をやってみました。これが、なかなかいい感じ。それから、6日目にして初めてグループに分かれて活動。1〜4班に分かれ…

キーコレ5日目の低学年

いよいよ折り返し地点。低学年チームは、最初の3日が75分、4日目が60分だったのですが、今日、初めて90分やりました。昨日生まれたじゃんけんのやり方も、徐々に定着しつつあります。「しんげんち」は、随分、音が良くなってきた。「スイッチ」も昨…

大井浩明フォルテピアノリサイタル

ワークショップの後、京都まで日帰りで行ってきました。フォルテピアノのための「べルハモまつり」が世界初演になりました。自作がフォルテピアノの音色で鳴る希有な機会でした。この作品は、いずれ現代ピアノで再演されていくと思うのですが、フォルテピア…

キーコレ4日目の高学年チーム

前回のペットボトル+リコーダーを全員でやる。かなり面白い。虫のようだ、との声もあがる。 それから、今日は風船とホース、風船とリコーダーという出会いがあり、これが非常に面白い。 風船ハーモニカもいい。

キーコレ4日目の低学年チーム

今日は、京都に行くので、ワークショップは各1時間に短縮。でも、短縮したので、集中して一気に進んだのも良かった気がする。新しいじゃんけんのやり方を作った。ごしゃんぽんランランルー。それから、スイッチ(というリズムのゲーム)は4日目にして、リ…

フォルテピアノのための「べルハモまつり」

3月25日に京都で大井浩明さんが初演してくれます。ぼくの新作のプログラムノートが大井さんのブログで公開になりました。 こちらで読めます。 http://ooipiano.exblog.jp/

コレオグラフィー3日目

低学年チームは、とにかく毎回「スイッチ」と「しんげんち」をやり続けることにしている。今日は3日目だが、3日目にして、子どもたちからリーダーをやりたいという声があがり、何人もの子どもがリーダー役をやった。しかも、子どもたちがリーダーをやると…

ホースとリコーダーの出会い

「キーボード・コレオグラフィー・コレクション2009春/東京」の2日目。低学年チームは、みんな楽器を持参。リコーダーを持って来た子が5人、鍵ハモを持って来た子が6人、トイピアノが一人、ウクレレ一人、木琴一人、ディジリドゥー一人、ほかにマラカス…

振付を作曲する

池袋の東京芸術劇場で、小学生とワークショップをして舞台作品をする「パフォーマンスキッズ・トーキョー」のワークショップが今日から始まりました。本番は3月31日の18:30〜ですが、入場無料で予約の受付は3月23日までなので、とにかく早めにお…

フォルテピアノのための「べルハモまつり」完成

昨日、さくら苑から戻って、そのまま寝てしまい、深夜1時ごろ目覚めた後、徹夜で曲を書いていました。で、一応譜面を完成した頃(お昼の2時か3時くらい)に寝てしまい、結局、夜10時半に電話で目覚める。で、あらためてスコアを見直して、少し手直しし…

アコーディオン協奏曲のレビュー

これが平井洋さんのウェブ上に公開になりました。まず、平井洋さんによるコメントがあり、 http://yohirai.asablo.jp/blog/ ぼくが書いたレポートがこれです。 http://musicscene.jp/musicscene/feature/大田智美さんによる原稿がこれです。 http://musicsce…

ベルハモまつり間もなく完成

フォルテピアノのための「ベルハモまつり」作曲中。今は完全に、鍵ハモトリオから離れて、勢いで書いています。と言いつつ、今日、さくら苑で「わいわい音頭」のピアノ伴奏を弾いていた時は、ある程度、「ベルハモ」のアレンジを考えながら、弾いていたので…