野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雑音楽を作曲

9月11日に世田谷美術館で行われる「P−ブロッ雑音楽の世界」に向けて、新曲を作曲。雑音楽なので、できるだけ大雑把に作曲してみた。一応、これで完成かな。もう少し書き足すかも。 ちなみに、しばてつ作曲の5chサラウンドハイドン変奏曲は、25ペー…

桃太郎第5場いよいよ全貌が決まる

9月18日に初演する桃太郎の最終場面が、いよいよ明確になった。マルガサリとの通し稽古で細部の手直しをして、全貌が見えてきた。詳しいことは、初演まで内緒です。

ポンコツセッション

音楽療法の雑誌を読んで、ぼくにコンタクトをとって来た人を集めて酔っ払いながら語ったりセッションのビデオを見たりする音楽療法酔っ払いの会が我が家で催された。 今日のキーワードは「ポンコツセッション」。セラピストがうまくいってると思っているセッ…

さるう初演〜音楽ノ未来 野村誠の世界vol.3

碧水ホールでのコンサート。 パパとママ初演 さるう初演 出演の皆さん、お疲れさまでした。書きたいことがいっぱいあるので、以下に、詳しいこと少しずつ書き足します。 + 終演後のポップコーンパーティーに多くの人が残り、色々交流したり、知らない人同士…

さるう

朝、起きて、教育音楽の原稿を大慌てで書いて送ってから碧水ホールへ。いよいよ明日が本番。照明や音響の仕込みも始まる。ガムランの曲を完成させるために、昨日やり残した3つの場面、「スイッチ」、「音になる」、「碧水ホールのうた」を練り上げる作業。…

パパとママ完成

午前中は、碧水ホールで菊地奈緒子さんのリハーサルに立ち会う。28日のコンサートで演奏される箏曲「りす」。この曲は2000年に作曲した曲で、初演はアメリカ(水谷隆子さん)だったし、録音では聴いたことがあるが、生演奏で聴くのは初めて。箏の糸の…

林加奈の誕生日

本日は、林加奈ちゃんの誕生日。お昼頃に生まれたらしい。それを祝って、まずはスイカソフトクリームをご馳走してから、碧水ホールへ。 ホールでは、菊地さんと市川さんが「押亀のエテュード」を練習していた。ぼくが初めて書いた箏曲(1997年)。一面の…

まじめな人

朝、起きると、林加奈ちゃんの熱は下がり平熱に回復していた。一晩で治してしまった。さすが、健康オタク。今日から碧水ホールで連日ワークショップ。その前に、まず、石村真紀さんとのピアノデュオ即興。久しぶりで最初は勘が鈍っていたが、演奏を続けるう…

夏ばて注意

夏の終わり、夏ばて注意。暑くてもたくさん眠れるぼくは、今日も電話で目が覚めたのが12時半でした。 林加奈ちゃんが橘大学の学生と紙芝居を作っていて、一緒に昼ごはん。でも、ぼくにとっては1食目。紙芝居について、いろいろコメントしているうちに加奈…

つみき、桃太郎

菊地奈緒子さんと市川慎さんによる17絃デュオ「つみき」の録音を久しぶりに聴いて、あまりにカッコイイので感激して、28日のコンサートが楽しみになった。ロックのギターのようなエネルギッシュな演奏、優しい表情もいいし、沢井門下らしい音の肌触りも…

碧水ホールのワークショップ2日目

滋賀県甲賀市水口にある碧水ホールでのワークショップ2日目。 30分近く前に到着したが、控え室に行かずに、そのままワークショップ会場に行ったところ、既に7人ほどの人が来ていて楽器を鳴らしていた。市居さん、よしみさん、ナナコさんは、鍵盤ハーモニ…

ワークショップとフェスティバル

今日は、碧水ホールでのワークショップ2:00〜5:00と、その後、若尾裕さんのやってるフェスティバルに顔を出して飛び入り演奏した。そして、色んな意味で懐かしかった。碧水ホールのワークショップ。このワークショップを経て作る曲は、8月28日の…

箏に変換

市川慎さん、菊地奈緒子さんの娘さんは、現在1歳半。最近よくしゃべる言葉をメールで送ってもらう。「ごはんたべたい」、「ちいろあおあか」などの言葉をローマ字に変換して、それを箏曲に変換していく作業をする。子どもの言葉で何度も反復するパターンな…

パパとママ

箏の曲について。アルファベットは26文字、箏の弦は13弦なので、各弦に2文字ずつ対応させると、言葉から箏の曲が作れる。ちなみに、トランプも1〜Kまで13枚単位なので、箏と対応させることができる。調弦を決めれば、音列が決まるし、決めなければ…

京都に戻る

戸隠でそばを食べたりしてから、京都に戻る。車の中では、運転手が眠くならないように、本を朗読したり、音楽を流したり。フィルムアート社の「アートという戦場」をぺらぺらめくって朗読。ニコラス・ペーリー&ジャニス・ジプソン(三宅俊久訳)の「踏み止…

ホリデー二日目

長野県を旅する。ホリデー二日目。そばも食べ、川にも入って、知人宅を訪ねる。 学校の先生たちが、かなり管理され自由がきかない現状があるみたいで、これは、現場で教員をしている人と話すとどうもそうらしい、ヤバイ、危険だ、と感じる。で、この状況はな…

ホリデー

京都があまりにも暑いので、2泊3日の休暇をとって、長野県を旅することにした。昨年の夏も長野を旅したけど、今年も。林加奈ちゃんと二人旅で、知人宅を訪ねる。涼しくってリフレッシュ!箏の曲のフレーズもちょっとだけ作っちゃった。

とうもろこし

知人からとうもろこしが山盛り送られてきたので、朝から山盛り茹でて、とうもろこしにかぶりつく。でも、眠くなって昼寝。信じられないくらい爆睡。よっぽど疲れがたまっているみたい。こんな日記を書いて公表して、何の意味があるのだろう?みんなから、よ…

カフェトーク

2年前に美術家の川俣正さんと行った対談の記録冊子が送られてきた。懐かしく久しぶりに読んでみた。川俣さんの提案で、しょうぎ作曲みたいに、しょうぎトークをしてみようと、会場の人全員(23人)に順番に一言ずつ言ってもらうのを延々と続けた部分を、…

しょうぎ交響曲の誕生

山口情報芸術センターから、完成したCD「しょうぎ交響曲の誕生」が届いた(2500円で購入できます。皆さん、山口情報芸術センターに問い合わせてみましょう)。コジマチハルちゃんのイラストでデザインされた絵本のようなブックレットが大変かわいい。…

ハーモニカと鍵盤ハーモニカ

ハーモニカ奏者の小林史真さんと打ち合わせ。史真さんのパートナーのAndrew Melvinも一緒。10月27日に門仲天井ホールでやる史真さんのコンサートにP−ブロッがゲストで出ることの内容の打ち合わせ。 ハーモニカと鍵ハモのための新しい曲も書きたいし、こ…

横浜トリエンナーレ

横浜トリエンナーレの打ち合わせ 横浜トリエンナーレの事務所に行ったら、高嶺格くんに会った。今日だけ偶々来ていたらしい。野村幸弘さんと3人で日曜日のシンポジウムについて話した。舞台のスタッフの人たち、怒ってたかな?面白がっていたかな?怒るのは…

ワークショップ2日目

中学生との作曲ワークショップ2日目 いすとりゲームの音楽付き。脱落した人が楽器の演奏をしていく。だんだん、音楽隊が増えてゴージャスになるのでお薦め。 指揮者の動きに合わせて演奏。右手だったらトランペットとか楽器を割り当てる。腰を動かすとヴァ…

氷が固まる

中学生との作曲ワークショップ。鈴木潤さん、林加奈ちゃんと30人の中学生。ワークショップ開始直前に、主催者から「昨年はワークショップの最初に子どもが固かったから、解すためのゲームをします」と告げられ、ぼくが凍り付く。そもそも、ぼくは、アイス…

シンポジウムと舞台の解体

午前中はフルボディのワークショップ。知的障害の人が、ワークショップリーダーを務めているのは初めて見た。よかった。午後はシンポジウム。 これについては、近日中に詳しく書きます。 すごいことになった。*********************少…

原爆記念日のエイブルアート

エイブルアート・オンステージ2005も、あと二日。 広島に原爆が投下されて60年たった今日。 かなり驚くべき体験があった。 近日中に詳しく書きます。全公演終了後、交流会。これまた、とんでもない盛り上がりだったが、ここで、実は翌日のシンポジウム…

Full Body初演

Full Body初演、大成功しました+++++++++++++イギリスから招待した「Full Body & The Voice」の日本での初ステージ。5人の知的障害者から成る30分のステージ。リハーサルでは、淡白な演技で、かたさが見られたので、本当に心配だった。しか…

フェスティバル開幕

フェスティバル初日、無事開幕しました。 また、詳しいことはそのうちまとめて書きますが、大成功でした。 皆さん、感想など是非書き込んで下さい。+++++++++++++「Dance & People」の舞台の初演。1作品目は、視覚障害の人と、青眼のダンサー…

エイブルアート・オンステージ

今日から代々木のオリンピック記念青少年センターに宿泊。フェスティバルに備える。視覚障害の人と晴眼のダンサーが作るダンス作品の場当たり、通し稽古に立ちあう。3月の初演時よりもバージョンアップしていて、かなり良い感じです。 イギリスのハダスフィ…

続オルガンスープ

横浜みなとみらいホールの宗方さん、中西さんと打合せ。オルガンスープに続く次のプロジェクトを相談。オルガンの次は何をしようか?せっかくだから、クラシックの古典的な形式がいいのでは、ということで、アイディアとしてあがったのは、弦楽四重奏。以前…