市川慎さん、菊地奈緒子さんの娘さんは、現在１歳半。最近よくしゃべる言葉をメールで送ってもらう。「ごはんたべたい」、「ちいろあおあか」などの言葉をローマ字に変換して、それを箏曲に変換していく作業をする。子どもの言葉で何度も反復するパターンなどもあって、面白い音型ができてくる。
「オルガンスープ」の清書スコアを横浜みなとみらいホールに送る。このスコアをホールで簡易印刷して、みなとみらいホールで演奏したオルガニストの手に渡るようにしたり、興味のある人が入手できるような仕組みを作っていこう。
「自閉症者の即興音楽」のスコアをデンマークのカールに送る。
音楽療法士の石村真紀さんと会う。彼女には８月２８日のコンサートに出演してもらうけど、今日はその打ち合わせではなく、彼女がムジカノーバに連載した原稿を読んで、そのことについてコメントをした。原稿の中には、真紀ちゃんの個性が見え隠れするが、隠れている部分も少なくない。もっと踏み込んで、もっともっと真紀ちゃんらしい内容になったら価値ある本が作れるだろうな、と思った。真紀ちゃんの音楽療法の経験の中で培った実感を、もっともっと言語化し、感覚的な面を大事にしていくと、画期的な本ができる。そんな本を書く機会がなくっても、突き詰めて考えていけば、まきちゃんのやってることの本質や大切な面がはっきり浮き彫りになり、音楽療法の進むべき道も見えてくるだろう。
