ホテルをチェックアウトし、熊本に戻る。明日から、また遠征なので、お洗濯。でも、台風も近づいているので、空と睨めっこしながら洗濯物を干す。
サントリーホールサマーフェスティバル2023での野村の新曲《タリック・タンバン》の世界初演まで３週間を切った。最後の最後まで、クリエーションを続けていきたいが、残りの練習時間も限られているので、パフォーマンスの精度を上げていくために、
段取りをシンプルにする
不明点をできるだけ確定する
確定するけど表現の余地を残す
カオスのようで一本筋を通す
といったことを全部成立させるべく、色々整理していく。今日は、マルガサリ（ガムラン）との練習、だじゃ研（ウイスキーボトル／綱引）との練習を踏まえて、変更点を書き込んだ最新版の楽譜をつくった。さらに、ステージ図の最新版もつくった。さらに舞台スタッフのための進行表もつくった。これで、残り数回のリハーサルで本番を成功に導ける足場はかためられたと思う。
昨年の8月26日、サントリーホールサマーフェスティバルに行かず、チーム・リエゾンのコンサートを聴きに行った。あれから１年経って、８月２７日にサントリーホールサマーフェスティバルで、９月８日にチーム・リエゾンのコンサートで野村の新作初演となるとは、思っていなかったなぁ、と一年前を振り返る。
里村さんがお仕事休みの日だったので、台風に備えながら、色々話した。開拓していくの好きなんだけど、開拓者の仕事は先駆的すぎて、すぐには理解されない。ぼくの仕事を理解している人、意外に少なく、誤ったイメージが一人歩きしていることも多い。分かりやすいこと、あんまりしないしなぁ。50代になって人生残りが短いから、このまま人生終わっちゃうか、と焦るけど、135歳まで生きると思えば、まだ80年も生きなければいけないので、のんびり少しずつ一歩一歩着実に活動していこうと思える。長生きしよう、という話になった。
