サントリーホールで8月27日に世界初演のガムラン新作《タリック・タンバン》の進行表を作成する。照明、舞台、音響などがシーンごとにどう変わっていくかを書いていく。
今日は、香港人の友人夫婦がマレーシアで家を賃貸しようとしているのだが、その家主が日本人でなかなか細かいニュアンスまで伝わらず、交渉に困っているので、その家主さんに会いに行った。一度、交渉のために電話でお話したことはあるが、初対面の方。初対面の方といきなりマレーシアレストランでお食事をしてお話するのは、不思議な体験だった。美味しいご飯をご馳走になり、その後、家主さんが経営する会社のオフィスに行く。これまた不思議な体験。その後、友人夫婦にオンラインで繋ぎ、ぼくが通訳に入りながら交渉を続けた。通訳としては、ぼくは英語がそんなに上手なわけでもないが、それぞれの気持ちに寄り添って、それぞれの主張を聞き、お互いの接合点を見つけるのには、それなりに力になれてよかった。
旅は道連れ、世は情け、というが、ささやかな国際交流を成立させることができそうで、よかった。