野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《春日の50の物語》ワークショップ2日目/第2回パープルリボン作曲賞

春日市ふれあい文化センターのプロジェクト。昨年度は、ピアノ曲集《春日の50の物語》を作って、50本の動画『野村誠のピアノ教室』をアップした。

 

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今年度は、ピアノ曲集《春日の50の物語》を携えて、春日のあちこちに出かけて行く。本日2日目。今日はキッズハウスルアナに行く。

 

www.orion-kidshouse.com

 

ルアナは一軒家の色々な部屋で子どもたちが宿題やったり、ご飯を食べたり、過ごしていた。音楽の活動をするには狭いので、本日は隣の公民館で活動。

 

小学2年生、3年生、4年生、5年生、6年生、高校1年生、高校3年生が参加。《春日の50の物語》の31曲目《白水大池公園》に合わせて、みんなにトーンチャイムを演奏してもらう。いろんな奏法をする子がいる。白水大池公園は、ここから近い。30曲目の《ほのぼの広場》もここから近いので聞いてもらう。15曲目の《春日公園》に合わせて、いろんなパーカッションを自由に演奏。1年前の《春日公園》の原曲ができたワークショップの雰囲気になるから不思議だ。14曲目の《飛行機がターン》を演奏すると、木琴のグリッサンドがよく合う。いろいろやって後、《鍵盤ハーモニカ・イントロダクション》を聞いてもらって、休憩。

 

休憩時間に床を滑って遊ぶ子がいたので、真似してぼくも滑ってみる。そのうち、みんなが部屋を走り回り、いつの間にか鬼ごっこになっている。鬼ごっこが面白く、後半は楽器で鬼ごっこになる。思う存分、走り回っている姿がいい。ここは学校じゃないし、勉強しなくていいし、自由に遊んでいい。ぼくは音楽家として、一緒に自由に遊ぶ。ドレミパイプを使って指揮しながら、鬼ごっこに参加する子。小さな子のお世話をしながら走らずに鬼ごっこに参加する高校生。いろんな関わりが生まれる。30分以上走り続けて、終わる時間になっても、「まだ疲れてない」と続けたい気持ちがいっぱいの子どもたち。いい出会いだった。

 

アートマネジメント講座の受講生、ふれぶんのスタッフの皆さんと振り返りの時間も充実。

 

台風一過。良い天気。

 

第2回「パープルリボン作曲賞」について、草柳さん、清水さんと打ち合わせ。第1回が、多くの作品が寄せられて大変充実していたので、第2回も大変だけど楽しみでもある。運営上の反省点を第2回に反映できると良いと思い、いろいろ話し合った。

 

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