野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ポスト《春日の50の物語》day3/古賀弥生先生とお喋り/とよおか音楽めぐり

春日市ふれあい文化センターでの5daysの3日目。今日で折り返し地点。本日は社会福祉法人はるかぜ福祉会にお出かけしてのワークショップ。

 

会場セッティングの後、《春日の50の物語》を1曲目から25曲目まで次々に弾く。弾いているうちに、参加者の方々が集まるが、そのまま弾いていると、曲調が変わると反応も変化して面白い。

 

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そうしているうちに、少しずつ即興セッションになっていく。声が出る人、少し体が動く人。そのうち、立ち上がって楽器を手に取る人。気がつくとカホンを叩く人が現れ、ひたすら叩いているので、彼女がリーダーのダンスミュージックのバンドに参加しているつもりで、ぼくはひたすらキーボードを弾き続ける。30分以上、ぶっ通しで弾いたと思う。また、トーンチャイムを卓球のような武道のような動きで演奏する人が現れ、それがすごくカッコいいので、真似してみた。その後も、また30分以上のロング即興セッションやった。サンバカーニバルのようであったり、ファンキーであったり、色々ノリも変わっていくが、演奏していて全く退屈することない濃厚なセッションだった。また、微妙な違いで全体がグルーヴしたり、ぼんやりしたカオスになったりするので、こちらの演奏の技量を問われているような感じで、全く気が抜けない1時間半だった。

 

ふれあい文化センターに戻って、アートマネジメント講座の受講生の方々との振り返りの時間。受講生のそれぞれの興味や視点も面白く刺激的。会館の宮田さん、黒田さん、村上さんも、それぞれの立ち位置からコメントくださり、これまた面白い。

 

その後は、古賀弥生先生の「アートマネジメント講座お喋り会」に参加。現在は、豊岡の芸術文化観光専門職大学の教授をされておられるが、福岡でずっと活動されてきた方。今日は、豊岡から駆けつけてくださった。一人一人が投げかけるボールを古賀先生が打ち返す。それにしても弥生時代の古墳がある春日。やよいバスが走る春日。講師の先生も弥生先生なんだなぁ。

 

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豊岡の古賀弥生先生と会った後に、豊岡の城崎国際アートセンターの橋本麻希さんとJACSHAの鶴見幸代さん、樅山智子さんとオンライン会議。10月7日の「とよおか音楽めぐり」コンサートに向けて。