野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

祭りの翌日

昨日の《タリック・タンバン》の余韻を感じながら、佐久間さん、イウィンさん、里村さんと朝食。昨日のコンサートのことを思い返し、いろいろ反省会。どんな意味があったか話し合う。

 

佐久間夫妻と別れて、里村さんと月曜日だけど美術館巡り。21_21で開催中の展覧会『Material, or』を見て、新国立美術館での『テート美術館展』を見る。久しぶりの休日モード。

 

夜は、サントリーホールサマーフェスティバル2023の『オルガ・ノイヴィルト室内楽』コンサートを聴きにいく。昨日までEn-gawaだった場所が、夢から覚めたかのように、もとのコンサートホールになっていた。たまたま隣の席が作曲家の池辺晋一郎さんだったので、だじゃれと相撲の話をする。池辺さんは、「ぼくは、タバコを吸うんで。スモー・キング、相撲のキングは横綱」などと、だじゃれを連発してくださる。だじゃ研と池辺さんのコラボ企画も、何かで実現しないと、、、。

 

インドネシアガムランも全く関係ない西洋音楽の現代音楽のコンサートだったが、熱演、好演続きで、遊戯的な感覚も多い楽曲で楽しく味わう。

 

昨年の芥川作曲賞受賞の波立裕矢さんが声をかけてくださり、「野村さんの曲は、絶対笑わずシリアスに聴いてやろうと臨んだんですが、鶴見さんが歌うくらいから、完全に野村ワールドに引き摺り込まれました。」みたいな嬉しいお言葉も。波立さんが来年サントリーの委嘱で、どんなオーケストラ曲を発表するのかも楽しみ。

 

yuya haryu 波立裕矢

 

だじゃ研の松岡さん、清水さんと会ったので、3人でプチ打ち上げ。中華に入ったけど、みなさんカツカレーさまでした。