野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ホセ・マセダ《Music for Gongs and Bamboo》凄い‼︎!

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本日は、相愛大学打楽器7名の竹楽器とマルガサリ10名(本来は11パートだが一人欠席)と、ホセ・マセダの《Music for Gongs and Bamboo》(1997)のリハーサル。ぼくは、この作品の指揮をする。既に、8月3日に、龍笛の伊崎さん、コントラファゴットの中川さんとリハーサル。東京少年少女合唱隊ともリハーサルを済ませており、今日で演奏者全てとの対面練習ができたことに。

 

譜面を書いて、ずっと譜面を読み込んできていたので、どんな音楽かは理解してきたつもりだったけど、リハーサルで実際に音を耳にすると、マセダの自由な音楽の響きにワクワクする。限られた時間のリハーサルの中で、どんどん解釈を深めて、演奏が伸びやかになり、圧倒的な自由な音楽立ち上がってくる。手応え200%。8月27日のコンサート『Music in the Universe』は、この曲が本当に目玉だなぁ。指揮者として、みんなを学級崩壊の手前くらいまで自由に表現してもらいながらアンサンブルを作るというカオスとスレスレのスリリングな音楽を作っております。野村誠が指揮者だからこそできる音楽を作っています。

 

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