野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成最後の打ち合わせ

東京にやってきた。ピアニストの中川賢一さんのお誘いで、豊島区の夏休みの子どもの音楽ワークショップの打ち合わせ。中川さん、ソプラノ歌手の鵜木絵里さん、打楽器奏者の野尻小矢佳さんと野村の4人の音楽家で、それぞれがワークショップをしたり、4人で…

藤浩志を驚かせるようなことをしたい

米子での公演が終わり、門限ズ(野村誠+遠田誠+倉品淳子+吉野さつき)と美術家の藤浩志さんと、鳥取銀河鉄道祭事務局とで、11月のゲキジョウ実験!!!「銀河鉄道の夜→」の打ち合わせ。藤さんは、「無茶振り大歓迎」と堂々と仰る横綱の風格。さらには、「…

プラネタリウム劇場ありがとう

プラネタリウム劇場「音とカラダで銀河鉄道」の公演2日目。11時の公演も、16時の公演も満員御礼。感謝。クロスジャンルバンド「門限ズ」と、プラネタリウム解説員の森山慶一さんによる公演も、これで千秋楽。 こんな構成だった。 1 門限ズの挨拶 2 プラネ…

プラネタリウム劇場、初演!!

プラネタリウム劇場「音とカラダで銀河鉄道」、ついに公演を迎えた。ゴールデンウィーク中とあって、16時からの公演は、親子連れなども含めて、定員70名のところ、定員を超える満員御礼で、子どもたちのツッコミも面白く、熱い熱い40分。プラネタリウムで、…

プラネタリウムは劇場だ

鳥取県の「とりアート」という事業で、昨年より頻繁に鳥取県を訪れている。 鳥取大学のダンス教員であり宮沢賢治をこよなく愛する木野彩子さんが、舞台芸術と地域活性化の関わりについての大いなる実験の企画を発案し、それが「鳥取銀河鉄道祭」という企画に…

プラネタリウム劇場!!

京都から米子に電車で移動。家を7時すぎに出て、午後2時前に着いたので、7時間近くかかっている。意外に遠い。 遠いので、移動中に、Peter WiegoldとGhislaine Kenyon編の「Beyond Britten - The Composer and the Community」の第18章のDetta Danford&…

ジークデーク村の記憶

香港の即興三昧の余韻があるまま、本日、「プンドポの夕べ」に出演。ガムランで即興をするライブシリーズの16回目。2014年に始まった頃に比べて、やはり定期的にガムランで即興演奏を続けているので、楽器が自分の身体の延長になってきている体感はある。ま…

尼崎バグース

5月5日に尼崎城完成記念、瓦の音楽コンサートが行われる。野村誠と打楽器奏者のやぶくみこさん、そして、淡路島アートセンターで、2013年より、「瓦の音楽」というプロジェクトを行なっている。屋根の瓦を楽器として演奏するプロジェクトで、インドネシア…

The Composer and the Audience

今日は、作曲家と聴衆について、Peter WiegoldとGhislaine Kenyon編の「Beyond Britten -The Composer and the Community」という本の第15章John SlobodaとPeter Wiegoldの対談「The Composer and the Audience」を読んだ。 作曲家がコミュニティの文脈で作…

久しぶりの自宅

久しぶりの自宅。 久しぶりの自炊。 久しぶりの家事。 久しぶりののんびり。 ということで、一日、家で過ごす。 今日、イギリスから香港に着いたPete Moserが話したい、と言って、香港から連絡してくる。東華三院の別の施設でのレジデンスで、高齢者とのセッ…

香港から帰ってきました

香港での最終日。佐久間新さんと語り合う。香港の2週間を振り返りつつ、6月29日に、佐久間さんと砂連尾さんと生み出す公演のイメージを語る。 「問題行動ショー」というタイトルをつけたので、佐久間さん、砂連尾さんと野村で、思いっきり遊ぶこと。思う…

問題行動ショー香港滞在制作最終日

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」(6月29日@アクア文化ホール)に向けての香港滞在制作の最終日。例によって、香港最大の知的障害者施設JCRCにて。 例によって午前中に2時間リハーサル。13人のメンバーは、それぞれ非常にユニークなのだが…

問題行動ショーの集中クリエーション4日目!

香港のi-dArtでの滞在制作の日々がつづく。「ノムラとジャレオとサクマの問題行動ショー」という6月29日の豊中(大阪)での公演の準備。 i-dArtのマコトバンド選抜メンバー13人との集中リハーサル。本日は、午前中2時間、午後2時間半の4時間半。 JCRC…

ジャワ舞踊もやってみる

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」の香港滞在制作中。本日帰国の砂連尾さんとの最後のセッション。 本日は、初めて佐久間さんによるジャワ舞踊ワークショップがあり、1週間前にはハイテンションで制御不能かのように思われたi-dArtのマコトバン…

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」創作2日目

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」のクリエーション。香港のi-dArtでの滞在制作。本日も、6月の公演で出演する13人のi-dArtのマコトバンドのメンバーとのリハーサル。手品の達人と砂連尾さんの合気道デュオも素晴らしい。昨日生まれたシーンも…

ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」創作開始!!

いよいよ「とノムラとジャレオとサクマの問題行動ショー」に向けてのクリエーションが開始。二人のダンサー(砂連尾理、佐久間新)と野村と、i-dArtのマコトバンド精鋭メンバーの13人でのリハーサル。本日は、なんと午前2時間、午後3時間半の合計5時間半…

今日もパレード 杜躍とディック

i-dArtの国際シンポジウムとカーニバルが終了し、今日は、オフ。 ディックの紹介で、Art Parade Education Projectに参加。 かつての海岸線を歩く。 小学生や中学生など。 ワークショップで海岸線をテーマに作ったものなどをつけての仮装行列。 到着地は、牛…

i-dArtカーニバル

昨日まで二日間、室内での国際シンポジウム。今日は、ずっと野外。高架下にお洒落な店があったり、フリースペースがあったりして、すぐ海辺の芝生が隣接する新しい憩いスポットvesselにて、午前中ワークショップ。野村のワークショップは、1時間半が2回で…

i-dArt国際シンポジウム閉幕

香港i-dArtの国際会議二日目。 ロンドンのHeart n Soulの発表で、この知的障がい者のバンドとロンドン交響楽団のコラボのことを知る。さっそく、日本センチュリー交響楽団のマネージャーの柿塚さんと繋げる。日本センチュリー交響楽団の楽団員も、6月29日…

国際会議始まる

香港でi-dArtによる国際シンポジウム「知的障がい者のアート活動の展開&カーニバル」が、いよいよ開催に。観客は300名ほど。会場内は、i-dArtのアート作品などで装飾されまくっていて、昨日トラック何台もで引越しのようにしていた意味が、よくわかる。無味…

i-dArtの国際会議は明日からです

香港の3日目。i-dArt主催の知的障害の人とアートに関する国際会議もいよいよ明日から。朝ロビーで、明日に基調講演をするNational Arts and Disabilities Centerのデイレクターのオリヴィア(アメリカ)、明後日の分科会でぼくと一緒になるブライトン大学の…

JCRCの選抜メンバーとのセッション

時差ボケで朝寝坊。香港にて。昨年3ヶ月滞在した巨大福祉施設JCRCに向かう。ホテルの前の市バスを調べていたら、ちょうど黄竹坑に行くバスがあったので、バスで向かう。行くと次々に懐かしい顔と出会う。i-dArtのスタッフたちは、明後日からの国際会議を準…

香港につきました

1年ぶりの香港!! 26度!暑い! 高層ビルと山と海! 4月13日のカーニバルの会場を下見した。 会場は、VASSELという高架下の野外のエリア。 海沿いで、芝生やカフェや遊具や舞台があるエリア。 夕方には、散歩する人も多い。 4月13日は、ここにステ…

青少年のためのバリバリ管弦楽入門の動画が公開になりました

2月に世界のしょうない音楽祭で演奏した野村誠作曲「青少年のためのバリバリ管弦楽入門」の動画が公開になりました。こちらの動画、冒頭の5分くらい楽器の説明ですが、これも曲の一部です。日本センチュリー交響楽団のメンバー、大阪音大の先生方、ワークシ…

帰国しました

朝、関西空港に飛行機が到着。日本はイギリスよりはかなり暖かく、桜も満開。昼頃には京都の自宅に到着。 洗濯してのち、この旅の間に作曲していた「十和田十景」の10曲をピアノで弾いてみて、それぞれの曲を若干手直しして、校正完了で、作曲も完了。 時…

イギリスを出国

ロンドンのエンリコ宅を出発し、イギリスを出国し、アムステルダム経由で、日本へ向かう。イギリスーオランダ間は1時間のフライトなので、一瞬。オランダー日本間は、11時間のフライト。飛行機の中で2時間ほど寝て、映画を3本見ることができた。20世…

図形楽譜と即興演奏

イギリスのペンザンスでの巨人プロジェクトが終わり、電車で5時間かけてロンドンに移動。 7月にロンドンのFive Years Galleryで行われる図形楽譜の展覧会The Archway Sound SymposiumをキュレーションするPhill Wilson-perkinと打ち合わせ。彼は、これまで…

山本麻紀子と巨人とミナックシアター

美術家の山本麻紀子は、写真も撮らないし、映像も撮らない。近年の現代美術は、映像を使うことが非常に多いが、山本は、潔いほど、映像記録に興味を示さない。ミナックシアターは絶景で、どうやっても絵になるのに、彼女は、そんなことをする気がない。山本…

ねってい相撲が大受け

イギリスのコーンウォールのペンザンスにて、美術家の山本麻紀子さんの巨人プロジェクトに参加。本日は、Alberton Schoolにて、year5(9歳)の子どもたち22人とのワークショップ。 山本麻紀子は、東日本大震災から間もない頃、水戸の公園で、巨人の気配を感…

ペンザンスへ

ヒューとの濃密な週末が終わり、イギリスをさらに西に移動し、西の果てのペンザンスに着く。 美術家のまっこい(山本麻紀子さん)の巨人プロジェクトで、音楽家のやぶくみこさんと野村で、子どもたちと巨人に向かって音楽を披露する。巨人は現れるだろうか?…