野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ジークデーク村の記憶

香港の即興三昧の余韻があるまま、本日、「プンドポの夕べ」に出演。ガムランで即興をするライブシリーズの16回目。2014年に始まった頃に比べて、やはり定期的にガムランで即興演奏を続けているので、楽器が自分の身体の延長になってきている体感はある。また、香港で即興三昧してきたこともあり、身体が自然に動いていき音が生み出されていく。

 

今日は、鍵盤ハーモニカでのソロ演奏もすることになった。途中、演奏しているうちに、タイのケーンを連想した。タイの東北地方のジークデーク村に2週間滞在した日々が、いつの間にか身体化されているのも不思議だ。体験の痕跡は体に残っているなぁ。

 

本日のゲストの仙石彬人さんのOHP3台を駆使するプロジェクションの光との共演も、非常に心地よい時間だった。

 

インドネシアの作曲家Gardika Gigih Pradiptaを我が家に泊める。ギギーは、5月26日のスティマーザールで開催の「ピアノの本音」に出演するので、調律師の上野さんのことなど、色々話したり、野村のヴァイオリンとバリガムランのための作品「ルー・ハリソンへのオマージュ」の譜面を見せて音源を聴いてもらったりして、就寝時刻が遅くなる。