プラネタリウム劇場「音とカラダで銀河鉄道」の公演2日目。11時の公演も、16時の公演も満員御礼。感謝。クロスジャンルバンド「門限ズ」と、プラネタリウム解説員の森山慶一さんによる公演も、これで千秋楽。
こんな構成だった。
1 門限ズの挨拶
2 プラネタリウムならではの音響を楽しむ手拍子
3 プラネタリウムならではの椅子を楽しむ椅子バタバタゲーム
4 プラネタリウムの投影機の説明
5 10数えて星空に
6 春の星空の解説
7 鍵盤ハーモニカの音楽にのせて星空移動し夏の夜空へ
8 「銀河鉄道の夜」より、演劇「午後の授業」
9 鍵盤ハーモニカの音楽にのせて、星空展開し南半球へ
10 「銀河鉄道の夜」の朗読+本の鳥が飛翔+鍵盤ハーモニカの音楽「本の鳥」
11 影絵ダンス+ぶつぶつ朗読女徘徊+「銀河鉄道の夜」より「サソリ」
12 鍵盤ハーモニカの音楽「サソリ」
13 「銀河鉄道の夜」より、「石炭袋」
14 赤い星のダンス+鍵盤ハーモニカの音楽+朗読
15 鍵盤ハーモニカの音楽とともに、星空が北半球に移動し、夜が明ける
16 終演の挨拶
17 外に出て、参加劇。みんなで線路になって銀河鉄道発車
「サソリ」のくだりを聞いたあと、最後の最後に、さそり座が南天に上って夜が明けるところが、印象深かった。これは、たまたま4月28日の夜明け前に、さそり座がその位置にいた、という偶然。
今回、冒頭に、「この公演を見ても、『銀河鉄道の夜』のストーリーは絶対わからないから、ご安心ください。」と説明した。「銀河鉄道の夜」の断片が散りばめられているが、だからと言って、筋はわからない。でも、賢治の世界の手触り、感触、気分、謎、そういったものは、体感できる。この公演に触れることで、「銀河鉄道の夜」を読んでみたくなってもらえれば、幸いだ。
プラネタリウムという空間は、真っ暗闇に近い空間なので、ほとんど見えない演劇、ほとんど見えないダンスをやることができた。そして、出演者自身が微かな灯りで照明をしたりすることができた。
また、いつかプラネタリウム劇場、やってみたい。でも、本当に貴重な経験をさせてもらえて、幸せ。多謝。