香港の3日目。i-dArt主催の知的障害の人とアートに関する国際会議もいよいよ明日から。朝ロビーで、明日に基調講演をするNational Arts and Disabilities Centerのデイレクターのオリヴィア(アメリカ)、明後日の分科会でぼくと一緒になるブライトン大学のアリシア(イギリス)、明日の分科会に出るデザインスタジオLa Casa de Carlotaのホセ(スペイン)らに紹介されて、一緒にJCRCに向かう。
彼らはJCRCの施設見学。ぼくは、13人のメンバーとのリハーサル。今日は、10時−12時までが午前のリハーサルで、ここだけでも、全員でのセッションをした後、一人ずつと野村との13通りセッションもして、最後にまた全員でのセッションをする。のりのりちゃんがきっかけでペットボトルを投げる遊びが生まれたり、仕切り女王がタンバリンを凄い勢いで演奏したり、いろいろ、発見が多い。
ランチ後に、ハッピーハンサムさんとハッピーハンサムロックンロールを歌って後、15時半より18時半まで、午前と同じメンバーと、さらに3時間リハーサル。1日5時間も即興ばかりやっていると、さすがに疲れてくるが、彼ら/彼女らは休憩時間にも楽器をやって楽しんでいる。午後は、13人を3グループに分けた。全員でのセッション、一人ずつとのデュオ、そして3グループでのセッション。これを何セットもやった。続けてくると、ただ自由に楽器を鳴らしているようで、あきらかに音楽能力が高まっていて、昨日よりも、今朝よりも、うまくなっている。5時間もやったら、長くてだれるのでは、という懸念は吹き飛ぶ。
そして、到着するはずの佐久間新さんと新倉壮朗くんが到着したのは、18時ごろ。それから、3グループが、佐久間さんの踊り、タケオくんの音楽と出会った。香港のメンバーたちは、日本からのゲストがいるというだけで、本番モードになり、演奏のテンションが全然違った。土曜日のカーニバルでの演奏が本当に楽しみ。そして、この13人全員が、6月29日の豊中での公演に出演する。来週は、佐久間さん、砂連尾さんと一緒に濃密なリハーサルが繰り広げられることになる。
たんぽぽの家の岡部さん、坂本さん、愛知大学の吉野さん、日本センチュリー交響楽団の柿塚さんなども到着。夕食後に語り合って交流。