野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

プラネタリウム劇場!!

京都から米子に電車で移動。家を7時すぎに出て、午後2時前に着いたので、7時間近くかかっている。意外に遠い。

 

遠いので、移動中に、Peter WiegoldとGhislaine Kenyon編の「Beyond Britten - The Composer and the Community」の第18章のDetta Danford&Natasha Zielanzinskiの共同作曲の体験を綴った記事を面白く読み、さらに、第19章のPeter Wiegoldの個人史を綴ったOnly Connectという30ページに及ぶ原稿を読む。作曲家と演奏家、音楽家と観客、楽譜と即興、生徒と先生、ジャンルとジャンル、などなど、様々な分断がある。なんでもかんでも、分けるけど、ピーターは、分けずにつなげる。作曲家も演奏家で、演奏家も作曲家。音楽家と観客の境目もなくなり、生徒と先生の境目もなくなる。そういうふうにコネクトするのが、彼のライフワークになる。読み応えのある文章だった。

 

というわけで、7時間の移動の間に、眠ったり、読書したり、香港のセッションの動画を見たり、ぼーっとしたり。ついに、米子につく。

 

27日、28日に、プラネタリウム劇場「音とカラダで銀河鉄道」を上演する。ということで、本日、プラネタリウムで集中リハーサル。解説員の森山さんと、門限ズのメンバーでのコラボ。音楽は、ぼくが担当。演劇は、ジョホンコ(倉品淳子)が、ダンスはエンちゃん(遠田誠)が、そして、繋ぎ手のメイ(吉野さつき)のパフォーマンスもある。本が鳥になったり、光が星座になったり、星がダンスしたり、プラネタリウム宮沢賢治になったりする。門限ズの4人4様の関わりで、こんな不思議なパフォーマンスがプラネタリウムで立ち上がるのは、本当に面白い。

 

明日も、集中稽古。

 

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