国際芸術祭「あいち2022」の常滑会場を里村真理さんとめぐった。久しぶりにグレンダの作品とも再会。展示を巡っているとアーツカウンシル東京の大内くんや札幌在住のアーティスト深澤くんと偶然出会う。二人と出会ったのは2006年の取手アートプロジェクトなので、二人と同時に再会すると、愛知にいるのに自分は取手にいるんじゃないかと錯覚する。
愛知芸術文化センターに戻り、展示を見る。美術館に次々と作品が並ぶ。どの作品も、ぱっと一見して楽しいな、という作品でもなく、一見して美しいな、という作品でもなく、でも、そこには妖しくも不思議な美があり、それぞれの作家の文脈（背景）を頭で理解しても、すぐには身体でつかみとることもできず、結果として、どの作家の作品の前でも何十分も時間を費やしてしまう。結果、いつまで経っても展示を見終わることができずに、10階の作品を見るだけで３時間近くの時間を費やしてしまった。明日の朝、８階の作品も見よう。おそらく、美術館にある展示を見るだけで丸一日あっても時間が足りないくらい、一つひとつの作品を味わい尽くしたい。時間をかければかけるだけ、楽しめる作品が多かったなぁ。
