野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

なんちゃってYouTuberとして《春日の50の物語》収録/ガチャ・コン音楽祭大詰め

福岡県春日市春日市ふれあい文化センターでの収録。こちらの会館では、3年前には「フルーツバスケット・オーケストラ」のワークショップをして、昨年は、ワークショップの様子を撮影してもらい、動画の公開もした。大人と小学生と幼児では、それぞれ違ったノリのワークショップになっているのが、以下の動画で感じられると思う。どれも、面白い。

 

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今年は、春日市50周年の記念の年ということで、50周年にちなんで何ができるか頭を捻った結果、50曲つくる以外にアイディアが出なくて、50曲つくることになった。7月のワークショップで50曲の原案を作り、あれから3ヶ月の間に、50曲のピアノ曲《春日の50の物語》として完成させて、本日と明日で収録し、YouTubeで配信しようというのだ。

 

そして、不思議なことに、昨年の春日でのワークショップに参加した黒田かやさんから、ワークショップの後にパトリア日田に招聘したいと相談されたのに、黒田さんは、4月から春日市ふれあい文化センターに転勤となり、春日の担当者の樋口美佐子さんは産休となり、本日の収録の担当として黒田さんがいる。1年前には想像もしなかった。

 

撮影には、安武さんは、昨年までは高校の先生で今年で、今年から映像の会社を立ち上げた方。ホールの舞台監督さん、音響さん、照明さんとセッティングの後、午後から、収録開始。

 

50曲のピアノ演奏を収録すると同時に、50曲分のピアノ講座も収録しようという計画。曲を収録するのは、曲を演奏すればいいのだけど、講座は話す内容を考えてきてなかったので、少しやってみたが意外に難しい。

 

そこでテンションをあげて、「なんちゃってYouTuber」になった気分で、番組タイトルも作って「春日市ふれあい文化センター presents 野村誠のピアノ教室」というタイトルコールをしてから一曲ずつ解説することにしたら、ハイテンションでスラスラ言葉が出てきた。

 

こんな具合で、とりあえず、50曲の収録と、28曲分の解説の収録が終わる。明日、残りの22曲分の解説の収録をして、50曲の演奏も時間がある限り、もう少しいい演奏ができるように、取り直ししてみようと思う。

 

それにしても、「野村誠のピアノ教室」って、あまりにも平凡なタイトルなだけに、笑える。ぼくがピアノ教室なんてやるわけないじゃないか、というのを、逆手に取って面白がっているつもりなんだけど、野村誠を知らない人からすると、本当に平凡なタイトルだなぁ。ランチを食べながら思いついたタイトルそのままなんだけど、もう後戻りできない。ドローンのエテュードで冷蔵庫と共演してみようとか、楽譜通り弾かなくてもいいとか、演奏中に掃除をするとか、普通のピアノ教室ではあり得ないことが、いろいろでてくるので、楽しい番組。

 

ホテルにチェックイン後は、今週末の『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』に向けて、猛烈にメールなどのやりとり続く。超大詰め。みんな瀬戸際でお疲れ様ーーー。今も近江鉄道では、駅名ソングが流れているはず。駅名ソング、現地に行けない方は、以下のYouTubeで疑似体験をどうぞ。

 

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