野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ガチャ・コン音楽祭通しリハーサル

いよいよ明日が、ガチャ・コン音楽祭Vol.2 ツアーライブ『あかねさす ゴング(鐘)とバカ(場歌)の ひらく音』の本番で、本日はリハーサル。

 

朝は、八日市駅で財団の山元部長にピックアップしてもらい、東近江の梵鐘工場だった金壽堂へ。山本啓さんとのリハーサル。ピアノとヴァイオリンと照明がセッティングされていて、スピーカーからは梵鐘の音が流れてくる。啓さんが滋賀県16ヶ所で録音した梵鐘の音。梵鐘の音にエフェクトをかけて、不思議な響きになっている。ヴァイオリンとピアノと梵鐘の音での共演。これが明日の1曲目になるらしい。もう一つは、梵鐘の音にギターやヴァイオリンの音が重ねてあるトラックで、こちらが2曲目とのこと。この2曲に加えて、残りの時間で即興的に演奏して、これもいい感じ。照明との連動は、今日はスタッフがいないので試せなかったが、音の方はかなりいい感じ。

 

午後から、通しリハーサル。金念寺での第1鐘。ぐるぐる(=プロジェクトメンバー)とコーディネーターの野田さん、永尾さん、財団の福本さんや吉積さんも集合していて、ボーカルの谷口未知さん(バカがミタカッタ世界)もいる。ガイドブックが完成しrていて、メチャクチャかわいく素敵!!じっくり読みたい。ご住職にもご挨拶。鐘を撞いてもいいとの許可もいただく。受付の設置や歌う場所の確認。鐘の前で歌っている姿いい絵になるし、アカペラでマイクを使っていないのに、声が通る。仕事歌の「たたら節」が谷口さんの歌声で現代に違った形で蘇る。前説の仕方、進行の仕方など、いろいろ確認。最後の鐘は、ぼくが撞くことに。

 

貸切バスでの移動。協力、近江鉄道だが、近江鉄道は電車だけでなくバスもあり、今回の移動は、前半がバスで、後半が電車。バスの車窓から見る景色が美しい。大型バスは窓が大きくていいなぁ。

 

第2鐘は、山本啓(ヴァイオリン)+野村誠(ピアノ)デュオ。トークはマイクを使った方がいいとか、外の鐘を鳴らしても意外と演奏中だと聞こえにくいなど、チェック事項がいろいろ。啓さんの演奏が素晴らしいので、ぼくも楽しんでピアノ演奏。

 

バスに乗り、電車に乗る。電車の車内では、『車内放送歌合戦』が放送中で、鶴見幸代や竹澤悦子や岡田健太郎の歌声を聞くことに。楽しい。途中で、電車車内から、昨年の『ガチャ・コン音楽祭』で法螺貝を吹いていただいた佐川さんに手を振ると、佐川さんも応えてくださる。嬉しい。

 

第3鐘は竹田神社。あかね児童合唱団、Gacha Gong Band、山本啓、谷口未知、さらには舞台監督の浦川さんと、メンバーの多くが大集合(雅楽は本日はお休み)。段取りの確認。合唱団とのリハーサル。ゴング楽団のリハーサルや確認。境内をゴング楽団が移動していくのも感動的。明日、合唱団とゴングと雅楽が重なり合ったら、どうなってしまうのか、ドキドキ。

 

八日市にホテルがとれず、昨年の本番の時と同じ水口のホテルをとった。ゴング楽団メンバーの大井卓也さんが偶然同じホテルだったので、色々お話。熊本からKYOTO EXPERIMENT経由で到着の里村真理さんも合流し、大井さんと今日のリハーサルを振り返る。里村さんに説明することで、今日の登場人物の一人ひとりが如何に個性的であったかを再確認。明日は、すごいことになるなぁ。楽しみすぎるなぁ。そして、明日の降水確率は0%!!