野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

あいち2022のラーニング/あかねさす

朝、国際芸術祭『あいち2022』の見逃していた展示を見る。ラーニングプログラムの展示が見応えがあり、狭い展示会場に情報量が詰まっていた。それぞれのアーティストが行ったリサーチは、おそらく展示を目的にしたリサーチではなかったと思うが、それぞれのリサーチが充実していたことの一端が垣間見える。滋賀県立美術館での展覧会にも参加していた井上唯さんが穂の国リサーチの展示をしていて、豊川でのプロジェクトをしていて、豊橋や田原でもプロジェクトをしたことがあるので、興味深く見る。眞島竜男さんの壁画プロジェクトの背景に、メキシコの壁画運動があるという話も説明にあり、以前小林瑠音さんとお話した時に、20世紀前半のメキシコの壁画運動がイギリスのコミュニティアート運動に影響を与えているという話を思い出す。

 

熊本への帰路、滋賀県のあかね文化ホールに立ち寄り、あかね児童合唱団とのリハーサルと竹田神社の下見をした。新曲《朝日野》と《あかねさす》がいい感じに仕上がってきているので、作曲者として色々アドバイスをすると、どんどんよくなる。見学に来られているボーカルの谷口未知さんに、合唱団と声でセッションもしてもらい、10月23日のライブが本当に楽しみになってきた。指揮の大橋先生、舞台監督の浦川さんと、財団の山元さん、福本さんとも打ち合わせ。竹田神社では、雅楽の仙遊社の方とも打ち合わせでき、本番は7〜8人での演奏ということで、本当に楽しみ。全員でのセッションにも参加していただけることになった。ワクワク。竹田神社には、音響で入っていただくlistudeの鶴林ご夫妻、コーディネーターの永尾さんも来られる。能舞台、拝殿、境内、いろいろな場所が活用される催しになる予定。晴れますように。当日配布のパンフレットは、10ページ近い冊子になりそうとのこと。ワクワク。

 

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