野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

パトリア音楽工房#2

パトリア日田に。パトリア日田の15周年記念事業に関わっていて、日田が林業の町なので、「木」にこだわってワークショップは全て木曜日に開催することにしている。1月29日に15周年記念の公演を行うので、その準備を進めているが、気がついたら残り3ヶ月半。

 

出演者は、ワークショップ参加者、少年少女合唱団、中学校の吹奏楽部、祇園囃子保存会、地元のプロの音楽家などを予定していて、

 

1)祇園囃子から広がるコンサート

2)伝説の力士「日田どん」の民話に基づく音楽紙芝居

3)日田の木で作る楽器(木琴、カホンなど?)によるウッド・アンサンブル

 

の3本柱で進める予定。今日は、大山中学校吹奏楽部を訪ねた。チューニングが印象的だったので、チューニングを発展させた《音取りミュージック》をやったり、一人ずつ順番に音を出す《音リレー》のリズムの曲をやったり、木管のオスティナートに合わせて金管祇園囃子のメロディーを吹いてもらったりした。45分だったので、ここまで。今日の体験と日田祇園囃子の曲をもとに、野村が譜面を書いて、来月に譜面を渡して年末年始に練習してもらう計画。

 

夜は、パトリア日田のスタジオ1でワークショップ。こちらは、「日田どん」の紙芝居から、印象的なシーンを選んで、曲歌を作った。ゲラゲラ笑ったり、楽しみながら歌が次々に生まれた。前回作った歌を含めると5曲あるので、これを今月末に児童合唱に編曲して、11月〜1月にかけて少年少女合唱団に練習してもらう計画。

 

今日作った歌の間奏などで木の楽器を鳴らすのもいい。祇園囃子は、地元の皆さんは肌に染み付いていて、馴染みがあること、よくわかった。

 

2回目だが、紙芝居音楽劇《日田どん》の大きな枠組みができた。次回以降、ここに、どんどん味付けしていけるなぁ。