野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

柴洋にて

京都にて、ACAC(国際芸術センター青森)の学芸員の服部くんと、束の間のミーティング。青森は、もう雪が降ったらしい。昨年、ACACで3ヶ月間の滞在制作で、「根楽」、「音楽畑」、「レタスピアノ」と3つの展示作品を作ったのだが、それとは別に、3つのコンサートをした。その時の映像を編集し、近々YouTubeにアップするための映像の確認が、本日のお仕事。展示空間での演奏映像を見ると、「根楽」の根っこが語りかけてくる。貴重な映像が残っていて、嬉しい。感謝。

その後、柴洋にて、小山田徹さんのナヴィゲートで、お話をさせていただく。話していて痛感したことが、ぼくがやっていることは、子どもの頃から変わっていない、ということ。結局、根っこの部分は、ずっと同じで、世の中の流行などに左右されることなく、ただ、自分の興味を黙々と続けてきただけだと思う。偶々、世の中の流行がぼくの仕事とリンクすれば脚光を浴びるし、リンクしなければ流行遅れのようにうつるだろう。でも、そうしたことに惑わされず、マイペースで自分の音楽を、自分の人生を大切に生きる、ということ以上でも以下でもない、と思う。

というわけで、これからも丁寧に生きていこうと、思いました。そして、こうした場を設けていただき感謝。

そして、また足踏みオルガンを演奏し、足が筋肉痛になりそうです。