野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

作文+ペドロ親方の人形芝居

京都新聞のコラム、執筆しなければ、と机に向かい、作文、作文。

鳥取の帰り道に読んだモンポウの本の第1章に出てくる音楽を、色々聞きながら作文。

Padre Antonio Soler(1729-1783)の音楽を、モンポウは知っていたようです。

スペイン国民楽派の父Felipe Pedrell(1841-1922)が、色々なスペインの民謡などを残したのと、アルベニス(1860-1909)、グラナドス(1867-1916)、ファリャ(1876-1946)に影響を与えたこと。モンポウも、おそらくこうした流れの影響を受けたこと。

ファリャの音楽は、それほど知らなかったのですが、本の中で紹介されていた「ペドロ親方の人形芝居」(1923)と「チェンバロ協奏曲」(1924)を聴いて、どちらも名作で驚く。知らなかった。カッコいい。90年前の音楽なのに、随分現代的に響く。モンポウがこれらの作品から影響を受けているのかどうかは、不明ですが。


スペインの音楽を聞きながら、作文をし、原稿送信して、畑に行く。大根は、8月に種蒔きしたおかげで、今年は順調。9月だと、遅いということが、分かった。

今日は、晩ご飯を勇気を持って担当。鶏大根、きんぴら、みそ汁、カボチャの煮物を用意する。ドキドキ。美味しく食べてもらえて、ほっと一安心。食後、勢いにのって、いわしも煮付けました。