野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

作曲家徳武史弥/梅田児童館/狂言まいまい倶楽部/香港の高校生

作曲家の徳武史弥さんとランチ。現在22歳でこの4月から国立音大の大学院生になった徳武さんは、Team Liaisonを主宰している注目の作曲家である。

 

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彼が目指している「作曲」はどうも狭義の「作曲」にとどまらず、他者とシェアしていく側面が強い。「作品」だけでなく、人と人のつながりや場を作る作曲家である。作曲科の学生だけでなく、音楽教育や音楽療法リトミック科の学生と共感することも多いタイプ、逸材。今後、長い時間をかけて、どんな交流関係を築いていき、その中でどんな音楽を作っていくのか、とっても楽しみ。

 

午後は、音まちスタッフと、足立区地域包括センターの関さんと、梅田児童館職員の方々と打ち合わせ。重城さんら児童館の方々のクリエイティビティが素晴らしく、身近な素材で行う工作の中に、予想もしない魅力的な音があり感激。色々コラボしたい。

 

その後、西新井のギャラクシティにて、狂言まいまい倶楽部の指導者山下芳子先生と打ち合わせ。狂言、演劇の活動を通して、子どもから高齢者まで様々な方と表現を続けておられる。狂言まいまい倶楽部の活動も見学させていただき、だじゃれ音楽とのコラボも実現しそう。ワクワク。

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音まちスタッフとの打ち合わせを経て、今年度の構想に手応えを感じて後、ホテルに戻り、香港の高校生たちとのオンラインワークショップ。作ってくれた演奏の動画を見せてもらい、CCCDが高齢者と中国音楽をする動画を見せてもらい、どこが面白いかをコメントしたりして後、相撲太鼓のリズムも習得してもらう。次回への宿題は、これらのリズムを元に、楽器を演奏してもらうことに。こちらもワクワク。