野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

やめなければ、始まらないー砂連尾理の新たなダンス作品

やめなければ始まらない。始めるために、やめなければいけない。砂連尾理さんとAIホールの小倉由佳子さんと打ち合わせをしたのですが、砂連尾さんが、過去の自分のスタイルに別れを告げ、次なる道へ大きく踏み出そうとする強い意気込みを感じました。砂連尾…

鍵ハモトリオのリハーサル

日本現代音楽協会関西支部の主催で、来年2月3日に、芦屋の山村サロンにて、鍵盤ハーモニカトリオのコンサートを行います。出演は、野村誠、片岡祐介、鈴木潤です。応募作品は、9月20日〆切ですが、まだ何点の応募があったのか詳細の連絡はありませんの…

青森の畑のその後

青森国際芸術センター(ACAC)での滞在制作も2週間前に終え、小金井の「あいのてさん祭り」も終わって、京都での生活が再開しております。ところが、その後も、青森滞在アーティスト青山悟さん、北川貴好さんが、野村誠の「音楽畑」(五線譜になっている畑)…

こども”はなうた”グランプリ審査会

昨日、小金井の緑センターにて、第2回「あいのてさん ワールド ミュージック フェスティバル in 小金井」の最終日のコンサートを無事終えまして、本日は、こども“はなうた”グランプリの審査会をしました。子どもの鼻歌を録音して応募。既存の曲ではなく、ユ…

あいのてさん祭り2日目

「あいのてさんワールドミュージックフェスティバルin小金井」の2日目の今日は、「あいのてさん音楽教室」と「あいのてさんと立ち話」の2つのイベントを行いました。「あいのてさん音楽教室」は、キュクロプスケッチというお絵描き教室を行っている個人宅…

貫井囃子とのセッション

今年も始まりました「あいのてさんワールドミュージックフェスティバル in 小金井」 誰からも頼まれていないのに、小金井で10年間、フェスティバルをやる、と宣言したのが、昨年。今年は2年目です。10年間かけて、小金井在住のアーティストと交流しなが…

チェンバロも弾きました

山口にて、ピアノソロのコンサートを行いました。そもそも、YCAM(山口情報芸術センター)の開館プレイベントとして、山口アートマネジメント隊という企画に、2001年〜2004年にかけて関わり、「しょうぎ交響曲の誕生」というコンサートを実現させることがで…

廃炉にした原発の活用

脱原発を訴えて、原発に反対することは、この1年半、議論に上がり続けております。そこで、まずは、原発は全部廃炉になって、脱原発が完了した社会が来るだろうと想定します。順当に考えれば、遅かれ早かれ、そうなるでしょう。で、そうなると、原子力発電…

アイリッシュとブルースとサムライ魂ーハモニカクリームズ

日本という島国の人々は、日本の中に世界を作ろうとしているようで、アイリッシュを演奏する日本人もいれば、ガムランを演奏する日本人もいて、西洋音楽を演奏する日本人もいれば、アラブ音楽を演奏する日本人もいて、日本人だけでも多民族共存の状況を作り…

元祖ミニマルミュージックーだんじり祭りにて

岸和田の「だんじり祭り」に行って来ました。あれだけの重さの地車を、人力で息を合わせて高速で曲がり角を曲がることができるのに仰天です。指揮者のタクトにより息がぴったりのオーケストラのようでもあります。地車は、普段から道路を通行止めにして練習…

あいのてさん・ワールド・ミュージック・フェスティバル

いよいよ来週です。小金井アートフェスタ2012 第2回あいのてさんワールドミュージックフェスティバルin小金井9月21日(金)〜23日(日) NHK教育テレビ「あいのて」から飛び出した音の達人、あいのてさん(野村誠、片岡祐介、尾引浩志)が、音楽のお祭りを…

根を張る

根っこを張ることについて。 青森での3ヶ月に渡る滞在制作で、ぼくは何をしていたのでしょうか? 震災と原発事故を経験し、本当に足下がグラグラになった中、足下を見つめ直す作業をしていたように思います。 未来への展望が見えない不安を、まず再確認する…

野菜のピアノ

国際芸術センター青森での滞在も残りわずか。本日は、コンサート「野菜のピアノ」を開催いたしました。ギャラリーBにて、弦楽三重奏による「根楽三重奏」の演奏。チェロを演奏していただいたのは、芸術センターの館長の野坂徹夫さんで、野坂さんは、展示の…

畑の音楽会

6月中旬より、国際芸術センター青森での滞在制作を続けて参りました。根っこで描いた楽譜「根楽」、風が演奏するピアノ「レタスピアノ」、5線の畑「音楽畑」の3作品を展示して参りました。展覧会も残り1週間。集大成として、今日と明日に、コンサートを…

鍵ハモ・ワークショップ

6月より、国際芸術センター青森にて滞在制作中ですが、滞在が残り1週間をきりました。本日は、小学生が芸術センターを訪ねてきました。ぼくも、短い時間ですが、2年生約60人と、鍵ハモのワークショップをしました。だいたい以下のような内容。ほとんど…

根楽三重奏と収穫祭

国際芸術センター青森(ACAC)での滞在制作も大詰めです。ギャラリーBで展示中のインスタレーション「根楽」は、根っこで描いた楽譜で、お客さんがピアノで演奏できるようになっております。この楽譜を、弦楽三重奏(ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ)で演奏…

22年ぶりの再演ープリペアド・ピアノのための「Ragamuffin Dance」

本日、ジョン・ケージ生誕100周年でした。ケージの生誕を祝して、「野村誠×ケージ」というコンサートを行いました。平日の夜、しかも、森の中にあるACAC(国際芸術センター青森)という場所にも関わらず、予想以上に多くの方がご来場下さりました。嬉しい…

何もしない勇気を持つ ジョン・ケージの教え

6月中旬より、国際芸術センター青森にて、滞在制作をしております。40m×8mの5線の畑を作って、野菜が音符になるように、作曲中です。今朝もレタスを大量に収穫し、食卓には自分達が育てた無農薬の野菜がいっぱいで、なんて豊かなのだろうと、感激しており…

音楽畑の大変貌

昨夜から、国際芸術センター青森(ACAC)に3週間ぶりに来ております。3週間で、ぼくのインスタレーション「音楽畑」(40m×8mの5線の畑)はどうなったのか、ドキドキしながら今朝、畑に行ってみると、驚くべきほどの変化に仰天しました。レタスは、想像…